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| P51 | 今まで患者からエイズウイルスを一掃することを期待していたのだが、そうも いきそうにない | odds : 可能性,確率,見込み、 AIDS : エイズ(後天性免疫不全症候群) |
| 1 | デビッド・ホー博士は去年、抗ウイルス剤を組み合わせて早期に徹底的に エイズウイルスを叩けば体内から一掃できると発表した。彼の予想には 「もしも」という文字があったのだが、以前には分かっていなかった ウイルスの隠れ場所がもしもあることが判明すれば、すべてがだめになる のだった。 | antiviral : 抗ウイルス性の、 drugs : 医薬品、 startling : 驚くべき、 couch : 考えなどを表現する、 viral : ウイルスの |
| 2 | 悪い目が出た。journal ScienceにJohns Hopkins Medical Schoolのチーム とカリフォルニア大学のチームからの報告が先週載せられた。病気を再活性化 できるHIVの隠れ場所を見つけたというもの。同様の記事が来週の National Academy of Sciencesの会報に載る予定だ。いずれの研究も、 HIVはたとえ血流から一掃されたとしても、免疫系の記憶T細胞に潜んでいる と結論づけている。「まあ、このことは予想はしてました。こうならなければ よかったんだけど、それがそこにいるのならなんとかしなくてはいけない」 とホーは言う。 | reservoir : 貯蔵所、 HIV : human immunodeficiency virus,ヒト免疫不全ウィルス、 reactivate : 再活性化する、 infection : 伝染病、 proceeding :会報、 lurk :潜伏する、 T cell :Tリンパ球,T細胞、 immune : 免疫の、 bloodstream : 血流 |
| 3 | 記憶細胞はHIVにとって理想的な隠れ場所であることが判明した。極めて詳細な コンピュータのデータベースと同じく、記憶細胞は体内で出会うあらゆる 未知の粒子や細菌を覚えている。後で同じ侵入者に出会うと直ちに免疫 反応を引き起こすことができるのだ。(小児麻痺や天然痘のような病気 のワクチンは一度すれば十分だというのはこれが理由である) | keep track of :憶えている,記録を取っておく、 keep track of :の跡をつける、 microbe : 細菌、 intruder : 侵略者,侵入者、 vaccinate : 予防接種をする、 polio : 小児麻痺、 smallpox :天然痘 |
| 4 | 記憶細胞は呼び出されるまで何年も何十年も休止状態でおり、自己複製も 病気を引き起こすウイルスの複製も作らない。残念なことに、コンビネーション 療法は活発に再生するウイルスにしか効果がない。だから記憶細胞内で 静かにしていればHIVは薬物治療を免れるのである。 | resting phase :休止期,静止期、 therapy : 治療,療法、 pharmacological : 薬理的な、 onslaught : 突撃 |
| 5 | AIDS研究者は、最新の結果に落胆はしているがまだ敗北を認めてはいない。 記憶細胞内のHIVは突然変異はしていないのだ:つまり隠れ場所から出てきた ときは同じ抗ウイルス剤が効くということ。「ウイルスをまだ一掃できない というのは悪いニュースだ。いいニュースとしては、カクテル療法を続ける 限り、エイズ患者の生存のチャンスは多くなるということ」とロバート・ シリシアノは言う。 | concede : 真実と認める、 mutate : 変化する,突然変異する、 work on :に取り組む、 get rid of :を取り除く |
| 6 | 当分、研究者はウイルスをどうやって隠れ場所から誘い出すかを考えるるだろう。 一つの方法として:軽い毒物ショック症状を引き起こし、免疫系をきりきり舞 させて隠れたウイルスを活性化させようというもの。HIVが隠れている記憶 細胞が活性化すれば、混合剤でそこに隠れていたウイルスを破壊できるだろう ということだ。ここでも「もしも」だが。 | figure out :見つけ出す理解する、 lure : 誘い出す、 toxic shock syndrome :毒物ショック症候群、 frenzied :逆上した |
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