|
| |
| P31 | 地球温暖化で何を決めようとも、クリントンとゴアは多くの人々の反感を 買うだろう | global warming :地球温暖化、 |
| 1 | 聴衆向けの演説はクリントンに任せよう。先週、地球温暖化の説明会にラジオと テレビの気象学者を招いた。彼が心配なのは、誰も喜ばない爆弾発言をしようと していること。あと数週間で、地球温暖化の原因となる二酸化炭素排出削減の 国際協約における米国の立場を決定しなければならないのである。経済にも 環境にもその影響は大きく、どう転んでも敵を作りそうだ。 | overcast : 曇った,どんよりした、 meteorologist : 気象学者、 briefing : 事情説明,説明会、 qualified : 権能を与えられた,資格のある、 unleash : 解放する,放つ、 tornado : 竜巻,旋風、 carbon dioxide :二酸化炭素、 stake : 利害(関係) |
| 2 | 政策決定は難しいが、基本概念は単純である。石炭などの炭素燃料を燃やすと、 二酸化炭素が生成され、これは太陽からの熱を閉じ込める。産業の発展で エネルギーの使用はうなぎ上り、それにつれて二酸化炭素の排出も増加して いる。次世紀には華氏2−6°温度が上昇すると科学者は信じている。このペース で地球の温度が上昇すれば結果は悲惨である。海が広がり沿岸地帯は水浸し、 気候の変動で洪水や干ばつ、それに農業に多大の被害を与えるだろう、また、 熱帯の病気がかつては温帯だった地域に移動するだろう。こうした危険を、 クリントンははっきりと想像できる。「こうした事実に真剣に取り組まなけ れば、無責任と言われるだろう」と先週彼は述べた。 | greenhouse : 温室、 dire : 物凄い、 coastal : 海岸の、 inundated : 水浸しになった、 disrupt : 崩壊させる,混乱させる、 migrate : 移動する、 temperate zone :温帯、 ecological : 生態学の[的な],生態学的な、 wonkery :めちゃくちゃな(by IKUE BABA),語源は wonk: (slang)astudent who studies excessively(from Terry)、 envision : 心に描く,想像する、 irresponsible : 無責任な、 come to grips with :真剣に取り組む |
| 3 | 政治的にはそれは爆弾発言である。1992年のリオの環境会議で、米国は2000年 までに温室効果ガスを1990年のレベルに削減することに同意した。だが好景気 のため事態は逆に進んだ。今年は1990年より10%も多く炭素が排出しているのだ。 去年、ティモシィ・ワースが将来の削減には法的規制をもってのぞむと発言し て驚かせたが、今年の12月の京都会議でこれは決定される予定だ。現在、 政府は受け入れ可能な規制目標を模索している。 | voluntarily : 自発的に、 smokestack : (工場・汽船の)(大)煙突,重工業の、 tailpipe :《自動車などの》排気管、 Secretary of State :国務長官、 reduction : 削減、 legally : 法律的に,合法的に、 binding : 拘束力のある、 figure out :見積る,理解する、 interagency : 中間的(仲介)(政府)機関,(政府)諸機関間の(で構成する)委員会、 task force :対策委員会、 Council on Environmental Quality :環境問題委員会、 boil down :煮詰める、 sticky :厄介な,むずかしい |
| 4 | クリントン等の問題は、どのような効果的な策を取ろうとも、それは直接 米国の有権者の財布に影響するということだ。すなわち、温暖化を減速 すべく大胆な手段は、燃料使用を抑えるか環境にやさしい技術を奨励する かのいずれかである。前者はエネルギー税が上がることになるし、後者は 機械の値段が上がることになる。もっとも機械の値段はそれほどは高く ならないという専門家もいる。先月のエネルギー省の発表によれば、 排出を20%カットして1990年レベルにするのに、新技術や税の優遇措置など によりさほどコストをかけずに達成可能という。 | staunch : 頑強な、 pocketbook :財布、 Department of Energy :《米》エネルギー省、 cutback : 削減、 finely : 見事に,細かく、 incentive : 激励,奨励金,誘因、 tax break :税優遇,優遇税制措置、 coal-fired : 石炭で動く、 power plant :発電所、 |
| 5 | だが石油及び自動車業界はエネルギー需要の規制を好まない。また、財務省 関係者は、エネルギーのコストを上げる税金などは経済を圧迫し、ドライバー の反感を買うことを恐れている。ガソリンが50セント上がることを予期した 産業界は、1300万ドルをかけてテレビで広告を始めた。「たばこ産業の 悪あがきに匹敵する」と内務省のブルース・バビットは非難している。 | restraint : 自制,制限、 Treasury Department :財務省、 broadly : 露骨に、 stifle : 窒息させる、 surly : 険悪な、 coalition : 連合体、 Interior Ministry :内務省、 denounce : 糾弾する、 |
| 6 | クリントンの選択する排出量は、経済界と共和党の支持を得るべく穏やかな ものになるだろうと予想される。京都サミットでは、他国も受け入れられる ような提案を作ろうとはするが、交渉には数年かかることも認めている。 つまり、クリントンには長期戦略に取り組む時間があるということ: 未来の危険を緩和するために、少し我慢をするよう国民を説得すること。 この次、気象番組をつけたとき、クリントンが100年の予想をしていても 驚かないように。 | aide : (大統領などの)補佐官,側近、 G.O.P. :Grand Old Party,共和党、 craft : 巧妙に作る、 work on :に取り組む、 long-term : 長期の,長期にわたる、 for the sake of :のために |
第4段落
Last month the Department of Energy released a report saying a 20% cutback
to 1990 emission levels would be possible by 2010 without raising energy
costs, through the spread of new technologies and finely targeted
incentives like tax breaks for old coal-fired power plants.
新技術はわかるけど、なぜ石炭火力発電にたいして税の優遇措置を
するのでしょう?石炭も温暖化ガスのひとつじゃなかろうか?
それとも、石油よりはましだとでも言うのかな?
Crochさんから情報をいただきました。
2010年までに実用段階の石炭火力発電のエネルギー効率を60%に高める(現
在の新しいプラントでは約35%)。二酸化炭素の排出量を現在の45%にする。
このような火力発電のエネルギー効率の向上と排出量の削減を促すための減
税処置
感想などがありましたら、メールを下さいね!!