Unmarried, No Children
(9.1.P21.1997)

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今回は ASIA から 
日本の憂うべき?状況でしょうか。それともなるべくしてなってきているのかな? もう既に日本は子供を育てる環境ではなくなってきているのかも(^^;
尚、日本人の名前と本の名前は適当につけてます。

未婚、子供無し


語彙は主にFENG5辞書から抜粋

 

大意

語彙

P21 かつては結婚を考えろと言われてきた若い日本人は、今独身生活を謳歌 している。 heed :注意を払う,心に留める、 relish : を楽しむ,を好む
1 雲井真理子は、現代日本女性には可能な生活を楽しんでいる:張り合いのある 仕事、海外旅行、東京の夜の歓楽街。31歳の彼女にないものは夫だけ。以前は それが心配だったけど、今では親戚に薦められても、家事は報われないとか 夫はいない方がいいとかいう友人の話を思い出してしまう。「結婚した友達 の多くは寝室は別々、夫は疲れてセックスもできない。結婚は契約のような もの。私はその代わりに他のものを手に入れたの」と彼女は言っている。 retailer : 小売業者、 entertainment district : 歓楽街,遊び場、 get hitched :結婚する、 thankless : 報いられない、 housework : 家事,家事労働
2 そんな態度は、日本では最近まで許されてなかった。家庭を持つのが社会が 認める唯一の価値だ:未婚の女性は可哀相、独身男性は欠陥品と思われていた。 今や、女性は社会に進出し経済的な自由を勝ち取り、ますます、独身がいいわ、 と考え出している。1970年の政府調査によると、日本人女性の93%が30代前半 までに結婚していたが、1996年にはその数字は80%に下落。東京に住む男性 では、30代前半までの半数以上が未婚である。東京のシンクタンクの経済 専門家、森永哲郎に言わせると、「家族制度は崩壊し始めている。始めて、 日本人は自由になる権利を与えられたのです。」 no-no : やってはいけないこと,禁じられたもの、 maladjusted : 調節の悪い、 all things considered :あれこれ考えてみると,,万事を考慮して、 unwed : 未婚の、 economist : 経済専門家
3 自由はまさに、近代日本の家族制度が阻止しようとしたもの。今年初めに 出版された「未婚への誘い(?)」の中で、森永は次のように言っている。 早くに結婚しそれに耐えること−−離婚率が上昇しているとは言えど、 アメリカの40%に比べてまだ25%である−−は、日本の戦後の経済 成長を牽引してきた社会機構の重要な要素であった。男性は休暇を取ら ず、残業するので、家庭を切り盛りする妻が必要であった。無事結婚する ことが昇進への暗黙の条件であり、20代後半になっても結婚してなければ、 相手を見つけるのは上司の仕事でもあった。妻は夫の会社の半従業員だった。 大企業は、男性の給料の10%以上の結婚手当てを払い、結婚すれば社宅も 提供する。いずれにしろ、女性の仕事は雑事に限られていた。賢明な 生活設計は、社会習慣に従い伴侶を見つけることだったである。 forgo : なしで済ませる、 domestic life :家庭生活、 unwritten : 不文律の、 promotion : 昇進、 in turn :同様に、 allowance :手当、 clerical : 書記、 drudgery :つまらぬ仕事
4 それはもはや、さして説得力をもたない。差別はまだあるものの、仕事に 打ち込もうという女性に対して、新しい会社とか外資系の会社は女性に 門戸を開いている。家事に代わって仕事と遊びと自由、あるいは夫の帰りを 夜遅くまで待つこと、どちらか選択することができれば、結婚がいいと考える女性は 少ない。相応しい相手がいれば結婚する、となってきたのである。「両親 の時代には、結婚しなくちゃいけないし、たいていは仲人を通じてした ものね」と39歳になる写真家佐藤順子は言う。「心の通じ合う相手を 探しているの。そうじゃなければ意味ないもの。」 compelling : 切実な、 career-minded person :モーレツ型人間、 swap :を交換する、 tie the knot :結婚する、 matchmaker : 仲人
5 男性も、ロマンチックとは言い難いが、結婚の必要性は感じなくなって いる。物価の高い東京で家族を養うのは至難の技だ。教育や家賃、それに 家事や保育を考えると、日本で子供一人育てるのに662,000ドルかかる。 終身雇用制が崩れてくると、家族というのは受け入れ難いものとなる。 さらに、男性も女性同様自由への欲求がある。「自分の自由時間が必要 です。一人のほうがリラックスします」と出版社に務める29歳の山本卓二 は言う。「朝10時に起きて真夜中過ぎまで家には帰りません。(結婚して いたら)こんなことはできなかったし、人並みな結婚生活はおくれなかった でしょう。」 diminished : 減少した、 settle down :身を固める、 high-rent : しゃれていて高級な、 financial : 財政上の、 child care :育児,小児保育、 autonomy : 自主(性)
6 独身生活の広まりは、日本が大きく変化することを意味している。厚生省 はこれまで、この傾向を晩婚として捉えていた。だが今年1月、多くの 日本人が結婚しないこと認め、1980年以降に生れた女性の14%は一生独身 を通すと予測した。既に一人の女性が生む子供の数は1.4人なのだが、 これによりさらに日本の出生率は下がるだろう。その結果、多くの年金 需給者を養うべき労働者の数は減少する。老人の多くは独身を通す生き方 に反対している。家庭以外の生活というのは、自分達が育ててきた、 安定してきちんと構成されている社会をだめにすると心配しているの である。 Ministry of Health and Welfare :厚生省、 birth rate :出産率,出生率、 legions of : 多数の、 pensioner : 年金受給者、 disapprove :不可とする、 undermine : 密かに傷つける、 stable : 安定した、 tightly : きちんと、 nurture : 育てる
7 だが森永−14年間、幸せな結婚生活を送っている−は、独身生活は日本が 必要としているものだと考えている。生活様式が国中均一というのは、 日本が大量生産をして成功できているときは役に立っていた。今日本は、 より革新的な製品を考え出さなくてはならない。それは、会社への忠誠より もむしろ創造性を要する仕事である。「日本は将来に向かってもっと多様性が 必要だ。ビデオゲームやアニメーションソフトのような新らしいビジネス には『ただのサラリーマン』とは違う生活様式をもつ人々が必要なのだ」 と彼は言う。確かに−そういったものを楽しむ子供がいる限りだけどね。 lifestyle : 生活様式、 boon :恩恵,恵み,賜物、 mass-produce :大量生産する、 come up with :見つけ出す,考え出す、 innovative : 革新的な,漸進的な、 dogged : がんこな,根気強い


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