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| 1 | クリントン政権はNATO拡大をアメリカ国民に説得すべく、国内遊説に出かける だろう。そこで忘れてはならないのが、このクリントンの提案は、最初は側近達が 反対したものだ、ということ。 | administration :政府 fan out :展開する、 sales pitch :(強引な)売込み口上、 fight over :張り合う、 in the beginning :初めに |
| 2 | 初めにクリントンにこの考えを植え付けたのは、1993年4月、ホロコースト博物館 開催セレモニーでのこと。チェコとポーランドの大統領ハベルとワレサが、 東ヨーロッパ諸国をNATOに加盟させるようクリントンに迫ったのである。 ジョージ・ブッシュでは、これはどうにもならなかったが、就任3ヶ月の クリントンは興味をそそられた。 | Holocaust Museum :ホロコースト博物館、 have time on one's hands :暇がある,自由な時間がある、 corner :窮地に追い込む、 NATO : 北大西洋条約機構,North Atlantic Treaty Organization、 intrigue :興味をそそる |
| 3 | その時、国家安全保陣担当大統領補佐官アンソニィ・レイクと国務長官ワレン・ クリストファーは拡大に賛成。だが国防総省は費用のかかる拡大に反対。ロシア の専門家で現副国務長官のストロブ・タルボットは、新加盟を急いで認めれば ロシアの機嫌を損なうと恐れていた。何ヶ月にも渡る口論の末に、側近達は 注意深く推進することで同意。1994年1月のプラハでの演説で、クリントンは、 NATOが拡大するかどうかはもはや問題ではなく、いつ拡大するかが 問題だと発表した。 | at that point :あの時、 National Security Adviser :国家安全保陣担当大統領補佐官、 Secretary of State :国務長官、 favor :賛成する、 Pentagon :米国国防総省,米国軍当局、 alliance : 同盟、 deputy :副、 wrangle :口論する、 |
| 4 | 国防総省は代わりに平和協力と呼ばれる案を後押し。それは、東ヨーロッパ諸国 がNATOの軍事演習に参加することは認めるが、正規のメンバーとなることは 認めないというもの。1994年9月、国防上級職員が集まり激しく口論。「大統領は 決定を下した。だがあなた方は従おうとしない!」とホルブルックが彼らを 非難した。国防総省は遂に行動を共にすることになる。 | instead : その代わりに、 military exercises :軍事演習、 Assistant Secretary of State :国務次官補(?)、 shouting match :どなり合い,激しい口論、 insubordinate :反抗的な、 fall into line :行動を共にする、 |
| 5 | 人種的なグループは既にNATOの拡大を求めて、ホワイトハウスや議会に 電報をどっと送り始めていた。ボブ・ドールとthe House Republican Contract with Americaは拡大を支持。だが、1996年の選挙運動での世論調査では、 NATO拡大は2千百万の東ヨーロッパからの子孫の支持には影響がない ことがわかった。クリントンが注目したのは、外交政策の成功が再選の チャンスを広げるというもの。「レーガンがベルリンの壁を壊し、ブッシュ がドイツを統一、クリントンがヨーロッパを統一する、という考えは ホワイトハウスでは素敵な響きがあった」と側近は述べる。 | ethnic :民族の,人種の、 poll :世論調査、 campaign : 政治運動、 Contract with America :アメリカとの契約(共和党のニュート・ギングリッチが大統領選挙でクリントンに対抗して出した構想) 、 litmus test :リトマス試験、 descent : 家系、 pay attention to :に注意を払う aide :(大統領などの)補佐官,側近 1600 Pennsylvania Avenue :ホワイトハウスの地番 |
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