TO BAN OR NOT TO BAN?

TO BAN OR NOT TO BAN?
(6.16.P40.1997)

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今回は SCIENCE から 当然と言えば当然のごとく クローン技術が問題となりました。禁止すべきか否や?しかし、アメリカが禁止しても 他の国でやるだろうことは目に見えておりますね〜。関連記事は、以前の THE AGE OF CLONING(3.10.1997.P30) です。

禁止すべきや否や?


語彙は主にFENG5辞書から抜粋

 

大意

語彙

P40 大統領直属の委員会の報告により、国をあげての人間クローンに関する 議論の場が整った。 commission :委員会、 set the stage for :お膳立てする、 cloning: クローニング
1 それをドリーのジレンマと名づけてみよう。2月、成体の羊からクローン羊が 作られたというニュースは、同じ技術でクローン人間も作れるのではないか という疑問を引き起こした。科学の研究には画期的であるが、昔からの タブーを犯しそうでもある。この問題を分類し、議会の先手を打つため、 クリントン大統領は次の2つの手を打った:クローン人間への研究に対する 連邦基金の使用を一時停止、90日以内に、この新技術に関する報告を出すよう 生命倫理諮問機関に要請。 Dolly: クローンに成功した羊の名前、 ewe: 雌ヒツジ、 taboo: タブー,禁忌、 sort out :整理する,分類する、 get the jump on :に対して先手をとる、 swift: 迅速な、 moratorium :一時停止、 bioethics: 生命倫理
2 先週、漸く報告がなされた。如何に利益があろうとも、如何なる理由が あろうとも、クローン人間を作ることは犯罪であると勧告。その勧告を 立法化するようにホワイトハウスは期待されている。 deadline: 期限、 criminal offense :犯罪,犯罪行為、 codify: 法典に編む,成文化する
3 それは結論を出しやすい部分。誰も政府が人間クローンの許可を与えるとは思って いないから。はるかに厄介なのは、クローンの研究のどこに線を引くか、と いうこと。 biotech: 生物工学、 green light :許可,ゴーサイン、 xerography :電子写真、 preoccupy :心を奪う
4 実際、羊のクローンというのは人間の胎生学の勝利なのだ。ドリーが作られる までは、成体の哺乳動物の細胞のDNAは、体全体を作る遺伝情報を持って いるのだが、皮膚なら皮膚、骨なら骨のままの状態に細胞を固定していると 信じられてきた。既に分化した細胞のDNAが、胎芽のように振る舞うという のは画期的な発見だ。科学者はその過程を詳細に調べたがっている。様々な 病気の原因についての手がかりを得るかもしれないのだ。 ewe :雌ヒツジ、 at heart :実際は,内心は、 embryology: 発生学,胎生学、 mammalian :哺乳類の、 organism: 有機体、 differentiate: 差別化する、 coax: なだめすかす、 embryo: 胎芽,胎児、 breakthrough: 大発見、 tease out :(情報を)何とか引き出す、 hereditary disease :遺伝病、 cystic fibrosis :嚢胞性線維症、 muscular dystrophy :筋ジストロフィー
5 しかし今日の政治情勢では、このような研究は議論の多いところである。 国の予算を使った、人間の胎児の研究は既に禁止されている。ただし、個人 基金による研究は禁止されていない。そのため、連邦の規制がなく、1980年代 には、個人病院での体外受精が流行した。同様の事が人間のクローンでも 起こるのではないかと心配されている。 hot-button issue :激論を引き起こすおそれのある問題、 lab: =laboratory、 in vitro fertilization :体外受精、 flourish: 繁栄する
6 だが、研究に対する議論には賛否両論があることが分かっていたので、 委員会は議論をかわすことに決めた。「人間クローン」という107ページ に及ぶ最終報告では、人間の胎児研究での予算は今まで通り一時停止を 大統領に強く主張、個人の研究ではこの決定を尊重するように要請( 命令ではない)。 divisive: 不平を生じる、 duck: かわす
7 この報告は、問題を沈静化させるというより、激しい議論の幕開けとなり そうだ。委員会のメンバーに分かったことを説明させようと計画している 議員もいる。この公聴会は激しい議論の場となるだろう。「中絶反対派がどこ に線を引くかという問題だ。今までのように、妊娠の時点で生命が始まる と信じるなら、論争は凄まじいものになるだろう」と共和党のクリストファー・ シャイズは言う。 hearing :公聴会、 pro-life :中絶に反対の、 conception :妊娠,受胎、 contentious: 論争的な
8 事実、中絶反対派は、委員会の結論が公表される前から攻撃し始めていた。 クローンの胎芽が子宮に着床されなければ人間クローンの研究は許可される かもしれないといううわさが漏れた時、委員会はすぐさま非難された。 委員会は「2つの重大な悪」を認めている:人間の胎芽のクローンを 作ることとその破壊だ、とジョン・カヴァナフは言う。つまり、 「殺すことができればクローンはOKということだ。」 as long as :する限り、 implant: 深く埋め込む、 womb: 子宮、 grave: 重大な
9 委員会の勧告は、体外受精支持者達を落胆させた。不妊のカップルが自分達の 本当の子供を持つのにクローンは唯一のチャンスだ、と委員会に説明した 専門家もいるが、説得はできなかった。「この技術の使用を正当化するには 不十分」という結論だった。 infertile :不妊の、 commissioner: コミッショナー,委員、 insufficient: 不適当な、 proceeding: 処置
10 だけども、委員会は完全に門戸を閉ざしたわけではない。クローン技術が もっと安全になり馴染みのあるものになれば、世間は受け入れることが できるかもしれないということはわかっていた。だから、どんな法律も 3年から5年で再評価するように勧告している。それを議会が受け入れれば、 クローンに関する論争は次世紀まで続くだろう。  


 日本ではクローンの議論がほとんどされてませんが、どういうことなのでしょうか? アメリカの意見に倣えってことかな?

間違ってるところがあるかもしれません。見つけたらメール下さい!

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