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大意
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語彙
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2009年3月以来、米大統領バラク・オバマとインドのマンモハン・シン首相は数回会見しており、お互い打ちとけあっているようだ。日曜日、ムンバイの地元の学校で行われたディワーリでは、オバマはフォークダンスに参加した。一方、いつもは真面目で決まりきったことしか言わないシンは、月曜日の共同記者会見で快活に質問をさばいていた。「私たちはKという言葉を恐れてはいません」カシミールに関する質問に対してシンはこう答えた。また非難の的になっている自国のアウトソーシング産業をきっぱりと擁護した:「インドはアメリカから職を奪うつもりはありません」
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Manmohan Singh : マンモハン・シン
get comfortable : くつろぐ
Mumbai : ムンバイ(以前の名称はボンベイ)
folk dancing : 郷土舞踊を踊ること
Diwali : 灯明の祭,ディワーリ(ヒンドゥー教, Feast of Lanterns、10 月または 11 月に 5 日間行なう富の女神にささげる祭)
local school : 地元の学校
sober : まじめな
script : お膳立てする
meanwhile : その間に
jauntily : 快活に,さっそうと
field : 当意即妙に答える
joint news conference : 共同記者会見
in response to : 〜に対して
Kashmir : カシミール(インド西北部,パキスタン東北部の地方)
bluntly : ずばりと,単刀直入に
defend : 擁護する,弁護する
malign : 〜を中傷する
outsource : アウトソース,外注すること
in the business of : 〜に従事して,のつもりで
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シンが米国流にずばりと発言したその数時間後、オバマは米国の偉大な政治家に相応しく巧妙な政治的手腕をもって、インド議会で演説をした。オバマは1893年にシカゴを訪れたスワミ・ヴィヴェーカーナンダを取り上げインド自慢の歴史を褒め称える。そしてガンジーの謙虚さをもってしてこう発言した。モハンダス・カラムチャンド・ガンジーが米国の市民権運動に影響を与えていなければ「今日私はあなた方の前に立ってはいないでしょう」さらに、米国とインドとの違いを率直に述べ、インドがその理想に沿うことに失敗し人権を自由に語る事ができないことを指摘した。
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Yankee : ヤンキーの,米国人の
plainspoken : はっきり物を言う
deliver a speech : 演説をする
parliament : 国会,議会
subtlety : 巧妙さ
political skill : 政治的手腕
worthy : 値する
flatter : 自尊心を満足させる
pride : 誇り,自尊心
recall : 〜を思い起こす,回想する
Swami Vivekananda : スワミ・ヴィヴェ−カ−ナンダ(シカゴで開催された第1回世界宗教会議に出席)
Gandhian : ガンジーの
humility : 謙虚,謙遜
Mohandas Karamchand Gandhi : モハンダス・カラムチャンド・ガンジー
influence : 影響
civil right : 公民権,市民権
movement : 運動
candidly : 率直に
address : 扱う,〜に注意を向ける
point out : 指摘する
failure to : 〜できなかったこと
live up to : (期待)に沿う
speak out : 意見を自由に言う
human rights : 人権
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今回の訪問で、オバマはインド政府の期待を上回り、期待している中でも最も重要な2つの項目について意見を述べた。インドの国連安全保障理事会の常任理事国入りの支持と、パキスタンへの強い非難である。パキスタンについては、「テロリストの安全な避難場所を国境の内に設けることは容認できないとパキスタン政府に主張」した。米国が見返りに期待するのは以下のことである。
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exceed : 上回る
expectation : 期待
deliver : 見解を述べる
important item : 重要案件
wish list : 希望リスト
endorse : 支持する
bid for : 立候補する
permanent seat : 常任理事国
Security Council : (国連)安全保障理事会
strong language : 激しい言葉
safe haven : 安全な避難所
border : 国境(地帯)
unacceptable : 容認できない
look for : 期待して待つ
in return : お返しに,代償として
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人権に関する新しい対話
オバマの演説の中には驚くべき内容があるが、その1つが、ビルマの軍事独裁をインドが支持することに関して力を入れて演説したことである。扱いに注意しないといけないテーマに踏み込んだのだ。これまでインドは、人権の問題を国連の場でも二国間協議の場でも国家主権の侵害として片付けてきた。しかしオバマは、インドが辿ってきた民主主義の伝統という流れの中で発言をした。ビルマ政府は自由選挙を抑圧しているので、「民主主義の世界は黙視していることはできない」と述べたのだ。この言い方は、「インドの政治家が耳を傾けるのを拒んでいる類の説教ではありませんでした」と、ヒューマン・ライツ・ウォッチの南アジア長官ミーナクシ・ガングリィは説明し、そうした説教よりも効果的であると期待している。「インド政府が本当に耳を傾けるべき事柄なのです」
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dialogue : 対話
address : 演説
speak forcefully : 力を入れて話す
support : 支持
Burma : ビルマ(ミャンマーの以前の名前)
military dictatorship : 軍事独裁
wade into : 〜に決然と取り掛かる
potentially : 〜することになりかねない
tricky : 扱いにくい
subject : テーマ
in the past : 従来
chafe at : 〜に苛立つ,〜にじれる
bilateral discussion : 二国間協議
infringement : 侵害
national sovereignty : 国家主権
comment : 意見
context : 文脈
democratic : 民主主義の
tradition : 伝統
Burmese : ビルマの
suppress : 抑圧する
free election : 自由選挙
remain silent : 黙っている
rhetoric : 言葉遣い,説明
lecture : 説教
diplomat : 外交家
South Asia : 南アジア
director : 長官
Human Rights Watch : ヒューマン・ライツ・ウォッチ,人権ウオッチ
effective : 効果的な
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パキスタンへの猶予
オバマのインド訪問の最終日の朝、ニューヨーク・タイムズ紙は次の記事を載せた。2008年11月のムンバイにおけるテロ攻撃計画で重要な役割を果たしたとして告発されているデヴィッド・ヘドリィが、米麻薬取締局のためにパキスタンで活動しており、またジハドのトレーニングキャンプにも参加していると。しかしインド政府は、インドの外交政策専門家の間ではよく知られた非難を恥ずかしくも確認したもの、つまり米国はテロを弾圧するようパキスタンに十分な圧力をかけていない−−ヘドリィが米国の二重スパイであると信じている陰謀理論かをいつも煽っている−−としてこれを軽視した。月曜日に行われたTIMEとのインタビューで、あるインド政府高官はムンバイの攻撃以来の、米国との「素晴しい情報共有」であると賞賛し、ヘドリィに関する報告を、「すべては推測の域」であるとして退けた。このことから、パキスタンに対する厳しいオバマの口調は、インドが勘ぐって面倒な事態を引き起こすことなく今の国策−−非公式にパキスタンに圧力をかけつつ公には同盟国として支持する−−を継続する時間的余裕を与えているのかもしれない。
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breathing room : 少し考える時間
New York Times : ニューヨーク・タイムズ紙
David Headley : デービッド・ヘッドリー(パキスタン系米国人)
accused : 告発された,責任を問われる
key role : 重要な役割
Mumbai : ムンバイ
Drug Enforcement Administration : 麻薬取締局
attend : 参加する
jihadi : ジハド(jihad)の戦士
training camp : トレーニング・キャンプ,訓練所
New Delhi : ニュー・デリー(インドの首都)
downplay : 軽視する,ないがしろにする
embarrass : 当惑させる,〜の顔をつぶす
confirmation : 確認
common : よくある
criticism : 非難,批判
foreign policy : 外交政策
expert in : 〜における専門家
pressure : 圧力をかける
crack down on : 〜を厳しく取り締まる,〜を弾圧する
terrorism : テロ行為
fodder : 〜に飼い葉を与える
conspiracy theorist : 陰謀理論家
double agent : 二重スパイ
senior : 上級の
government official : 政府高官
praise : 称賛する
excellent : 素晴らしい
intelligence sharing : 情報共有
dismiss : 退ける,片付けてしまう
realm : 範囲
speculation : 推測,憶測
tough : 情け容赦のない
breathing room : 少し考える時間
stated : 公認の
state policy : 国策
privately : 非公式に
publicly : 公的に
affirm : 肯定する
ally : 同盟国
complication : 面倒な事態
second-guess : 勘ぐる
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より平等な競争条件
今回のオバマ政権の声明と歩調を合わせて、米国から総勢200人の経済代表団が、10億人の消費市場を持つインドへの輸出の大いなる機会を宣伝していた。「人口の規模とその成長率だけでも、インドは素晴しい投資のチャンスとなります」とペプシコのインドラ・ノーイCEOは記者たちに語った。しかし非公式には、未だに残っている投資への制限、特に金融サービスと小売に対する制限を撤廃するようインドに求めている。ニューデリーでのオバマの政治的な成功が役立つかもしれない。「やらないだろうと思っていたことを、彼はすべて巧みにやった」と、マーケティングの専門家であり長くインド大企業のアドバイザーを務めているスヘル・セスは言う。これによってオバマは市場をもっと開放するよう要求する立場を取ることができ、輸出を増やして職を提供するという公約を遂行することができるかもしれない、とセスは語る。しかし、インドでの気難しい人々の支持を勝ち取った後、彼は本国に戻ってさらに難しい人たちに立ち向かうことになる。
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level playing field : 平等な競争条件,公平な土俵
consistent with : 〜と呼応した
message : 声明文
delegation : 代表団
trumpet : 喧伝する
for export : 輸出向きの
consumer market : 消費市場
-strong : 総勢〜人の
growth rate : 成長速度,成長率
population : 住民数
terrific : 素晴らしい
investment opportunity : 投資機会
PepsiCo : ペプシコ
CEO : =chief executive officer(最高経営責任者)
Indra Nooyi : インドラ・ノーイ(米飲料・食品大手ペプシコ(PepsiCo)のCEO)
privately : 個人として,非公式に
clamor for : 〜を強く要求する
lift : 撤廃する
remaining : 残存する
restrictions : 制限事項
investment : 投資
financial service : 金融サービス
retail : 小売り
diplomatically : 外交的に,巧みに
marketing expert : マーケティング専門家
longtime : 長年の
adviser : アドバイザー
big business : 財閥,大企業
push for : 〜を強く要求する,推進する
open market : 自由市場
make good on : 〜を遂行する
deliver : 供給する
raise : 膨らませる
export : 輸出
win over : 説得する,納得させる
tough : 難しい
audience : 聞き手
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