No Place For Girls

No Place For Girls
(12.17.P34.2001)

TIMEのホームページへ     NHKニュース戻る


今回は ASIAから  原文はここ
  相変わらずインドには信じられないことが起きているようです。

女性に場はなく


語彙は主に『英辞郎』Ver.468から抜粋

BY MEENAKSHI GANGULY Deoli
 

大意

語彙

P34 新生児の女児を殺害することは違法だが、インドの一部の地域ではごく普通 illegal : 違法の way of life : 生き様,日常当たり前のこと
1 幼い少女たちはどこに行ったのか?70歳になる産婆Akhilaが教えてくれる。 彼女は、インドのラージャスターン州の人口5,000人以上の村デオリ──少 女はほとんどいない──で過去50年間、ほとんどの出産の介助をしてきた。 彼女が介助した赤ちゃんの多くが女の子だった。その子たちはどうなったの か?「死んだのよ、殺されたの」とぶっきらぼうに彼女は言う。「女の子が 生まれたらすぐに、『産婆さん、出ていって』と言われるの。そして私が出 ていくと、母親が赤ちゃんの首を締めるのよ」 midwife : 産婆,助産婦 virtually : ほとんど,事実上 Deoli : 《地名》デオリ Rajasthan : 《州名》ラージャスターン,インド bluntly : ぶっきらぼうに twist : ひねる
2 発展途上の世界では、大きくなったら両親を養える男の子が女の子よりも好 まれる。インドでは未だに続いている結婚持参金制度のために状況はさらに 悪い:貧しい家庭は、娘を結婚させるのに必要な現金や品物を調達しようと して破産することもある。男の子は将来への投資である:インド中の妊産婦 診療所は、羊水穿刺や超音波検査などを使って女児の流産を専門としている (堕胎は違法であるけれど)女の子は男の子よりも栄養不足になりがちであ り、病気になっても医者に連れていかれることは少ない。このひどい差別は、 今年調査が終わったインドの国勢調査にはっきりと現れている。それによる と、0歳から6歳児では男子1,000人に対し女子は927人しかいない。(人間で は男子が女子よりも多く生まれるので、世界の平均は952である)パンジャブ 州ではこの数値は悲惨なことに793にまで低くなっている──また、皮肉なこ とには、パンジャブはインドでも裕福な地域である。首都ニューデリーでは 先月、両親が生まれたばかりの女児をビニール袋に詰めドブに放置したが、 野良犬にかじられていたものの辛うじて生きて発見された。 developing world : 発展途上世界 dowry : 結婚持参金 go bankrupt : 破産する maternity clinic : 妊産婦用診療所 specialize in : 〜を専門にする abort : 胎児を流産する,妊娠を中絶する fetus : (妊娠3カ月以後の)胎児 amniocentesis : 羊水穿刺 ultrasound : 超音波 malnourished : 栄養失調の,栄養不良の brutal : ひどい discrimination : 差別 come through :はっきりと表に現れる census : 国勢調査 woeful : 惨めな ironically : 皮肉にも stuffed : 詰まった plastic bag : ビニール袋 ditch : 溝,どぶ gnaw : 〜をかじる stray dog : 野良犬
3 デオリは貧しく見捨てられた農村であり、戦士Bhati社会──女児を殺す 傾向が一番強い──では過去10年間でわずかに7人の女の子しか生まれてい ない。「水の中です」と、派手な黄色のターバンを巻いた長老ラム・シング・ バチは冗談を言う。「私たちBhatiの男は娘を産まないのです」もちろん生物 学的にこんなことはあり得ない。村の女性の多くは肩をすくめ、少女がいな いことを語ろうとはしないが、本音を語る女家長もいる。5歳の孫がいる50 代のNayan Kanwarは、騒ぎ立てるのがわからないと言う。「4人娘を産んだ がすべて始末した」なぜかって?「お荷物だからだよ、早めに殺すのが一番 いいんだ」と彼女は言う。どうやって殺したのか?「ああ、食事を与えなかっ たんだ。隅に寝かしておいた。しばらくは泣いていたがやがて静かになり最 後には死んでいった。丸2日生きていたのが一人だけいた」妊娠中の義理の 妹が側に立っている。「男の子ならうれしい。女の子ならどうしようもあり ません」と彼女は言う。 Deoli : 《地名》デオリ warrior : 軍人 Bhati: one of major clans of the warrior caste prone to : 〜する傾向がある kill off : 皆殺しにする bright yellow : 山吹色,派手な黄色の turban : ターバン biologically :生物学的に matriarch : 女家長 fuss : 大騒ぎ burden : 重荷 sister-in-law : 義理の姉
4 結婚持参金制度での経済的意味合いはむごいものだ:花嫁のいる平均的なデ オリの家庭はかなりの財産を花婿の家庭に渡す。「ここにやってきて私たち を非難するのは止めろ」と最近結婚した村の男は不満を述べる。「もしそれ ほど心配するのなら、娘の持参金用に定期預金をくれ。それから私たちが何 人産むかを見ていろ」新しい法律も効果はなさそうだ:古い法律は無視され るだけ。デオリの新生児を殺す習慣がなくなるには歴史の流れが必要かもし れない。そのときまでは、一般市民が自分たちの手にこの状況──そして彼 らの女の赤ちゃんの運命──を握り続けていくだろう。 economics : 経済学 dowry : 結婚持参金 brutal : むごい,むちゃな carp : 口やかましくとがめだてをする fixed deposit : 定期預金 make a difference :効果を生じる tide of history : 歴史の流れ wash away : 洗い流す


間違ってるところがあるかもしれません。見つけたらメール下さい!