The Children's War

The Children's War
(6.11.P27.2001)

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今回は NATIONから  原文はここ
 

子供たちの戦い


語彙は主に『英辞郎』Ver.400から抜粋

BY PAT DAWSON/SANDPOINT
 

大意

語彙

P27 母親が拘留されると、アイダホ州のマクガキン家の子供たちは戦闘配置に ついた custody : 身柄の確保,留置 battle station : 戦闘配置につけ!の号令
1 「家族の問題だったんだ」とデール・コフェルトは、年代もののシボレーワ ゴンに乗り45歳になるジョアン・マクガキンが自分に会いにきた土曜日のこと を思い出す。「子供たちをつれてちょっとやってきたんだ」だが子供たち全 員ではない。8人の子供のうち6人がSUBにギュウギュウ詰めになっていた。 だが彼女の61歳になる夫マイケルの遺体も車の中にあった。およそ10年に及 ぶ多発性硬化症により、その最終段階である栄養失調のためその日亡くなっ たのだ。 family affair : 内輪のこと pull up : (車を)止める pack in : を詰め込む malnourished :栄養失調の,栄養不良の、 multiple sclerosis :多発性硬化(症)
2 マクガキン家は、隠遁者の州として知られるアイダホ州のサンドポイント郊 外で完全に世を捨てて生活していた。家族はできる限り人と会わないように し、会うのはもっぱら慈善団体で働く人で、1998年以来月に2度その人たち から食料の詰め合わせを受け取っていた。マイケルは病気になってからは働 いていない;生計を立てる人は他に誰もいなかった;パンドレイ湖近くにあ る崩れかかった家の送水ポンプは壊れてしまった。子供たちは湖の水と「ス イレンの葉が浮かんでいるようなスープ」を飲んでいたのだろう、と群保安 官のフィル・ジャービスは考えている。しかしそのジョアンですら、その5 月12日の日、コフェルトを探し出すことを知っていた。なにしろ彼は群の検 屍官であり葬儀屋だったのだから。彼女がしたことといえば遺体を下ろすこ とだけ。さらに2週間経ってようやくコフェルトは、未亡人になんらかの埋 葬の手続きをさせることができた。彼は相談のために家に立ち寄ろうとして もできなかった「犬がいるため」だ──20匹以上のみすぼらしいお腹をすか せた犬(この犬たちは残り物を見つけてそれで生きている)──その犬が所 有地をうろつき、訪問者という望まれていない人間が近寄らないようにして いた。コフェルトはこういう:「あの女性はまったく話さないのです」 dedicated : ひたむきな recluse : 隠遁した,世捨て人 outskirts : 郊外 noted for : 〜で有名な clan : 一族 charity : 慈善,施し物 food basket : 食品詰め合わせバスケット,食料かご unemployed : 失業している fall ill : 病気になる water pump :ウォーター・ポンプ,送水ポンプ、 decrepit : 老朽化した subsist on : 〜を食べている lily pad :スイレンの浮いている葉、 coroner : 検死官 funeral director : 葬儀屋 widow : 未亡人 leftover : 残り物 prowl : うろつく
3 しかし彼女は世間が近寄らないようにと6人の子供たちには伝えていた。群 当局が先週の火曜日、つまりコフェルトが彼女の夫を埋葬させてから4日後 彼女を逮捕すると、子供たちは戦闘体制に入った。副保安官が保護拘置のた めに子供たちを迎えに車でいったときのことだった。「お母さんはどこ」と 14歳のベンジャミン・マクガキン。保安官は、お母さんは胸が痛くて病院に いるので、君たちをお母さんに会いに連れていくのだよと言った。ジャービ ス保安官によると、その男の子は信じようとはせず、「銃を取れ」と叫びな がら家に駆け込んだ。子供たちは犬を放したので、副保安官は対決を避ける ために撤退した。その週の残りを、マクガキン家のほとんどの子供たちが犬 を身近に連れ、ショットガン、ライフルそれに銃を手元において家に留まっ ていた。手持ちの食料は200ポンド──少し前に食料銀行から受け取ったもの。 太平洋前線によって雨が降り強風が吹き雷がなり、木々から枝が引き千切ら れ、湖からヨットがいなくなっても家に留まっていた。警察は距離を置いて いたが、それは近郊ルビィ・リッジにおける1992年の事件での不手際を覚え ていたからだ。そのときは、FBI捜査官が白人分離主義者ランディ・ウィーバ ーの妻と息子を射殺した。 keep at bay :寄せつけない authorities : 当局 deputy : 副官 protective custody : 保護検束,保護拘置 in hospital : 入院して,入院中で chest pain : 胸痛 yell : 大声を上げる confrontation : 対決 shotgun : ショットガン,散弾銃 food bank :食料銀行,食糧貯蔵配給所 mindful : 心に留める,忘れない mishandle : の取り扱いを誤る separatist :分離(独立)主義者
4 ジョアン・マクガキンに歯向かい、パンドレイ湖近くでのにらみ合いにまで なった一連の出来事を始めたのは娘であった。過去数週間母親といさかいを 起こしたあと、19歳になるエリナは家を出て家庭内の状況を警察当局に話し たのである。(それ以前に息子の一人は家を出てカリフォルニアに行ってい る)警察はエリナの供述に基づき母親を逮捕し、「不法かつ故意に子供たち を栄養失調にさせ、非衛生的な生活状況に追いやり、暖房、清潔、食べもの を子供たちから奪った」かどで彼女を告訴した。彼女は拘留中であり保釈金 は10万ドル。聞くところによれば、政府により知らないうちに道路に散布さ れた化学物資によって夫が病気になったと信じ、家族を孤立という物陰に率 いていったという。群検察官フィリップ・ロビンソンはマクガキン家を長年 知っている。家族は、「バラバラになっています」と言う;ますますひどく なっています。しかし、「完全に自分たちの意志なのです」と付け加える。 turn on :に反抗する series of events : 連続する出来事 standoff : 行き詰まり,にらみ合い falling-out : 喧嘩,仲違い conditions at home : 家庭の事情 pick up :捕らえる,(犯人を)逮捕する felony : 重罪 crime : 犯罪 willfully : 故意に malnutrition : 栄養失調(症),栄養不良 unsanitary : 非衛生的な deprive : 奪う pend : 係争中である bail : 保釈金 isolation : 隔離 chemical : 化学薬品 insidiously : 知らない間に prosecutor : 検察官 volitional : 意志に基づく,意志の
5 しかし時が経つにつれ、意志の力も消えていく。夜になり雨が振り始める前、 ベンジャミンも兄弟姉妹──キャスリン(16)、メアリー(13);ジェームズ(11)、 フレデリック(9);そしてジェイン(8)──を捨てていた。日曜日、家族と近し い2人の女性が子供たちの確認に車で来ることが許された。午後6時までに は、それまで誰もできないと思われていたことをこの女性たちはやり遂げた。 子供たちはシボレーワゴンに乗せられ、警察の護送のもとでスタンドポイン トの病院に行った。事件は終わった──母親の幻想にどれほど子供たちが忠 実かという、恐るべきたとえ話となった。 with time : やがて give way : 崩れる check on : 確認する,調べる under police escort : 警官の護送のもとに parable : たとえ話,寓話 loyal : 忠実な


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