Down-Covered Dinosaur

Down-Covered Dinosaur
(5.7.HP.2001)

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今回は SCIENCEから  原文はここ
  96年11月、98年7月など、似たような記事がTIMEに載ってます。少しずつ明らかになって きたってことでしょうか。

羽のある恐竜


語彙は主に『英辞郎』Ver.400から抜粋

By Michael D. Lemonick
 

大意

語彙

HP 中国で出土した素晴らしい保存状態の化石から、恐竜と鳥はもっとも近い種 ということがほぼ証明された fabulously : 信じられないほど fossil : 化石 kin : 一族
1 鳥は恐竜の子孫──あるいは恐竜そのもので、はるか昔地球を謳歌していた 家系の中で唯一生き残っている種──だというかつては過激だった考えは、 20年前に古生物学者が真剣に取り上げてからというものますます力を得てき た。恐竜と鳥との骨格が非常に似ているのがまず最初であった。そして証拠 も出てきた。過去5年間、中国遼寧省で次々と驚くべき発見がなされてきた お陰で、羽の生えた恐竜がいたかもしれないという証拠が出てきたのである。 しかし2つの種をつなぐリンクは弱いと考える科学者もまだいる:骨格の類 似性は偶然かもしれないと言うのである。また化石にみられるそうした原始 的な構造は羽かもしれない──が、そうでないかもしれない。羽とみるには 想像力が必要だ。 radical : 過激な notion : 考え dinosaur : 恐竜 eon : 計り知れない長年月 paleontologist : 古生物学者 bone structure : 骨格 clue : 道標,みちしるべ series of : 一連の,重ね重ねの Liaoning : 遼寧(りようねい)(リヤオニン)《中国北東部の省》 province : 省 coincidence : 偶然の一致 structure : 構造,骨組み fossil : 化石
2 もはや想像力はいらない。中国地質学協会とニューヨークのアメリカ自然史 博物館の古生物学者からなるチームが最新のネイチャーに発表したのだが、 それによると、素晴らしい保存状態で発見された恐竜の子供の化石は、これ 以上ないミッシングリンクになるという。「間違いなくそれは羽をもってい る」と喜んでいるのはリチャード・プラム、カンサス大学自然史博物館の羽 の進化の専門家だ。「だがそれは明らかに小さく狂暴な獣脚竜で、ジュラシッ ク・パークでは台所で子供たちを追いかけたヴェロキラプトルに似ている」 preserve : 保存する juvenile : 幼い paleontologist : 古生物学者 geological : 地質学の American Museum of Natural History :アメリカ自然史博物館、 missing link : ミッシングリンク,まだ化石が発見されていない動物 exult : 小躍りして喜ぶ evolution : 進化 vicious : 凶暴な theropod : 獣脚竜《肉食性で後肢歩行》 velociraptor :ヴェロキラプトル
3 事実、1億2400万年前から1億4700万年前に遡るこのアヒル大の大きさのティ ラノサウルス・レックスの親族は3種類もの異なるタイプの羽を持っている。 頭には短くて中が空洞になっている縮れた太い羽(《坊主がりのようだ》と プラムは言っている)がびっしりとあり、肩と胴には5cm足らずの極端に細 い繊維が羽飾りのように広がっている。一方、腕と脚の裏側には、羽軸の周 りに昔ながらのヘリンボン模様のように何重もの繊維が覆っている。尻尾で さえも羽で覆われており、その先のほうは扇状とか房状になっている。「ほ とんどの人が思っているような恐竜とは似ていない」と、チームの指導者の 1人であるアメリカ博物館のマーク・ノレルは説明する。「これが生きていた ときは、羽の生えたペルシャ猫のように見えたでしょう」 Tyrannosaurus rex : ティラノサウルス・レックス no fewer than : 〜だけ sport : これみよがしに着る fuzzy : 縮れた,けばだった hollow fiber : 中空糸 butch cut : 坊主がり torso : 胴 plume :羽毛,羽飾り drape : 覆う filament : 単繊維,糸状のもの,花糸 herringbone : ヘリンボン,杉綾模様 tuft : 小さな房
4 この発見によって恐竜と鳥との関係はさらに強固なものとなるが、それはま た、そもそもなぜ自然は羽を創ったかという新たな疑問を投げかける。ほぼ この1世紀の間、こうした特殊な構造は飛ぶために進化したのだと生物学者た ちは考えたのだが、明らかに正しいというわけではない。「恐竜の羽には飛 ぶ機能はなかったし、飛ぶことはできなかった」とバークレーのカリフォル ニア大学の古生物学者ケビン・パディアン。「恐竜は大きすぎるし翼をもっ てません」とするとそもそも羽の用途は何だったのだろう。確かなことは誰 にも分からない;体を乾燥させておくのに役だったのかもしれないし、肉食 動物の気をそらしたり、現在のクジャクのように異性の気を引いたのかもし れない。 cement : セメントでつなぐ cast new light on :〜について改めて考えさせられる in the first place :そもそも biologist : 生物学者 structure : 構造 paleontologist : 古生物学者 distract :の気を散らす predator : 捕食者
5 しかし多くの生物学者が、羽はもともとは体温を維持するために生じたのだ と考えている。現代の爬虫類とは異なり、恐竜の骨格は鳥や哺乳類と同じほ ど速く成長する──これは、ますます増えてくる証拠、すなわち恐竜は実際 温血であったという証拠と符号する。パディアンは次のように言っている: 「それほど速く成長するとは、恐竜は基礎代謝率が高かったに違いない。幼 いときには熱の放出を抑えるためにある種の外皮をもっていたとしても驚き はしません」ノレルはこう言う:「ティラノザウルスの赤ちゃんでもこんな 風に見えたことでしょう」 bone structure : 骨格 structure of : 〜の構造 reptile : 爬虫類 dovetail with : 〜と符号する body of evidence : 一連の証拠 warm-blooded : 温血の basal metabolic rate : 基礎代謝率 insulation : 断熱材,防熱材 tyrannosaur : ティラノザウルス
6 このペースで羽の生えた恐竜が見つかると、まずどうやって、なぜ羽が生じ たのか、鳥形生物が、最初に羽が飛行に便利だと気づいたのはいつかという こに関して、科学者が確実にかつ詳細に理解する日も近いだろう。当面、子 供たちは、T.レックスは生まれたときはトウィーティーにひどく似ていると いった考え方に慣れておいた方がいいだろう。 feathered : 〜の羽のある solidify : 固める start life : この世に生を受ける awful lot : 非常にたくさん Tweety Bird :トウィーティー;米アニメのキャラ(黄色い小鳥)


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