Will We Travel to the Stars?

Will We Travel to the Stars?
(4.10.P34.2000)

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今回は VISION 21 SPACE から
  SFではごく普通に語られていることが、技術的に現実のものとなってきた、ということで しょうか(^o^; 生きているうちには無理のようですが、考えるだけでも楽しい話題です

他の星に行けるだろうか?


語彙は主に『英辞郎』Ver.28から抜粋

 

大意

語彙

P34 惑星間旅行は星間旅行に比べたら子供だまし。とはいえできるかも──今す ぐってわけではないけど。 interplanetary travel : 宇宙旅行,惑星間旅行、 compared with : 比較して、 interstellar travel : 恒星間旅行
1 星間旅行ができるかどうかと尋ねられれば答えはイエスだ。時間はかかるだ ろうが。500年ぐらいかかるかな。21世紀のうちに人類が星間旅行を成 し遂げるかどうかと尋ねられれば答えはノーとなるだろう。最寄の星に到達 するのと太陽系の惑星を巡る違いは、大西洋を泳いで横断するのとポトマック 川を横断するぐらいの違いがある。大西洋を横断するには船とか飛行機が必 要。最寄の星に行くのには宇宙船が必要なのだが、それを作るには100年 以上かかる。 human being : 人,人間、 Potomac : ポトマク川、 aircraft : 航空機、 spacecraft : 宇宙船
2 太陽系を巡り数年で帰ってくるには、毎秒100マイルの速さの宇宙船が必 要。その速度だと、火星には10日で着くし、冥王星までは16ヶ月だ。想 像だが、この宇宙船は太陽エネルギーを集める巨大な薄膜を搭載し、推進力 にはイオンジェットエンジンを使い宇宙船の速度を毎秒100マイルにまで あげる。同じことは原子力ジェットでもできるのだが、それは原子力宇宙船 への反対がなくなったときだろう。太陽及び原子炉から利用できるエネルギ ー量は、太陽系を巡る旅行には十分なほどである。その気になってお金を出 しさえすればだが。100年以内に、秒速100マイルの宇宙船を建造する かもしれないし、しないかもしれない。だが技術的に可能なことは分かって いる。秒速100マイルの宇宙船建造費用は莫大であるが、途方もないこと というわけではない。 scoot : 駈け出す,走り去る、 cruise : 周遊観光船、 Pluto : 冥王星、 thin film : 薄膜、 produce thrust : 推力を出す、 boost : 高める、 nuclear-powered : 原子力を利用した、 objection : 反対、 nuclear reactor : 原子炉、 technically : 技術的に、 absurd : 不合理な,不条理な,さたの限りの
3 他方、最寄の星は冥王星までの距離の1万倍。人が生きている間にそうした 星にたどり着くには毎秒1万マイルの速度の宇宙船が必要でありさらに、10 年以内にその速度に達しなければならない。宇宙船のエンジンは、重さ1ポ ンド当たり100万ワットのエネルギーを必要とする。それほど小さく、また 強力なエンジンを加熱させないですむ方法はない。例え燃料が反物質といった 太陽光やウランよりもはるかに多くのエネルギーとなる魅力的なものを使った としても、エンジン冷却の問題は未解決のままである。21世紀中に他の星 に行くのは、現在知られているどのエンジンを使ってもあり得ない。 on the other : 他方では、 accelerate : 加速する、 megawatt : メガワット,100万ワット、 fuel : 燃料、 exotic : 魅惑的な、 antimatter : 反物質、 uranium : ウラニウム、 cooling : 冷却、 insuperable : 克服できない
4 無人探査機で他の星へ行くのはどうだろうか? 無人探査機は有人宇宙船よ りはるかに小さく軽量にできる。言いかえれば、星に行くのに探査機が必要 とするエネルギーははるかに小さいということ。とはいうものの、無人探査 機でも1ポンド当たりの重量に対して100万ワットを生み出すエンジンが 必要である。エンジン冷却の問題は、有人であろうが無人であろうが同じで あり、結論も同様。無人探査機も21世紀中に星に行くことはない。 unmanned : 無人の、 space probe : 宇宙探査機、 conclusion : 結論
5 ロバート・フォワードは技師であり以前はヒューズ航空会社に勤めていたが、 今は独立して宇宙探査機を設計している。その探査機は21世紀中というわ けではないが、それよりももう少し後に、星に到達できるかもしれない。エ ンジン冷却の問題は、エンジンを搭載しないことで解決している。帆船であ り蒸気船ではないのだ。彼はそれをスターウイスプと呼んでいる。細い針金 でできた魚網であり重さは1オンスに満たない。網が帆の役目を果たし、巨 大な無線送信機から生み出される電波の圧力によって推進する。送信機は固 定されており、電波は探査したい方向に向けられている。帆船は電波に沿っ て走り電波から推進力を得るのだ。理論としてこれは素晴らしいが、現実問 題としてはまだ克服すべき難問がある。送信機は巨大でなくてはならないし、 帆船が加速するときにはエネルギービームの焦点を魚網に合わせなくてはな らない。魚網の吸収するエネルギーは電波のほんの一部でなくてはならない、 蒸発してしまうのを避けるためだ。探査機は情報を収集し地球に信号を送り 帰す装置を搭載する必要がある。またこの装置の重さは1オンス以下でない といけない。ここには数世紀の間技師がかかりっきりになるに十分な問題が ある。しかし、いつの日かこのような船が飛ぶ日がくるだろう。 Hughes :{人名}《地名》ヒューズ《米国のヘリコプター・航空電子機器・ミサイ ル・機関砲・自動車用エレクトロニクスなどのメーカー Hughes Aircraft Co. の 略・通称; 億万長者 Howard Hughes が前身の会社を買い取り, 1950 年代からヘ リコプターの開発に力を注ぎ, Hughes 300, Hughes 500 (OH-6 Cayuse) 小型ヘ リコプター, AH-64 Apache 最新鋭攻撃ヘリコプターなどを設計・製造; 80 年代 前半にヘリコプター部門は McDonnell Douglas 社に売却され, 社自体は 1985 年に GM が買収し, GM Hughes Electronics Corp. となった》、 independently : 【独立して、 sailing ship : 帆船、 steamship : 蒸気船、 wisp :小束、 fishnet : 漁網、 fine wire :細い針金、 radio wave : 電磁波,電波、 radio transmitter : 無線送信機、 stay put : じっとしている、 radio beam : 電波ビーム,誘導無線、 momentum : 推進力、 in theory : 原理的には,理論上、 vaporize : 蒸発する、 instrument : 器具,機器
6 最終的には、スターウイスプを100万倍拡大することも想像でき、そうす れば、魚網は乗客を乗せて星にいけるほど大きくなる。その推進力となる無 線送信機のパワーは、現在地球上で使われているすべての発電所で使用して いるものよりはるかに大きくなる。いつの日か、こうした莫大なパワーを探 査の旅にまわすことができるようになるかもしれない。しかし当分は無理。 第三千年紀の頃には可能かも。 scale up : 拡大する、 factor :係数,率、 radio transmitter : 無線送信機、 power station : 発電所、 voyage of exploration : 探検航海


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