これも映画になった作品だけど、そのタイトルははて、なんだっけ? 男の生い立ち、女の生い立ち。この時点で読者は既に惹き込まれていきますね。 そして出会い。極めて静かな流れ、時間も緩やかに、静かに流れていきます。 お互いの思い、互いに惹かれてゆく気持ちが、ほんのちょっとした言葉、 しぐさ、眼の色で分るのですね。恋愛物語なのに、アメリカでの話なのに なぜか山本周五郎の作品を思い浮かべるのはなぜでしょう?これってまさに 日本人向きじゃないの? それにしても最後の方の手紙は思いがあまりにも凝縮されており、一息 に読むにはもったいないような。久々に私好みのラブロマンスでした これを読み終わった後すぐにテレビで「マジソン郡の橋」をやっていました。 見てがっかり。本と映画はかなり違うようです。 99.1.26〜99.1.30 : 1回目