・Nicholas Sparks "A Walk to Remember"(Warner Books 1999 P240)
ISBN:0-446-60895-5
57歳の主人公が17歳の自分を振り返る。そのときすべてが変わったのだと。
出だしはあまりにも期待を抱かせる。だが、17歳の主人公はどこにでも
ありがちな金持ちのスポイルされた息子だ。その彼がどう変わったのか、
何が原因で変わったのか。
期待を抱きながら読む読者はがっかりするかもしれない。非のうちどころ
のない少女Jamie Sullivanと、ちょっと悪ぶったところのあるLandon。
ごくごく普通の事が、普通に繰り返されていくのに読者は裏切られた思い
を感じる。だが、いつのまにか話しに引き込まれているのに気づき2重
の意味で驚いてしまう。
期待、幻滅、そして知らないうちにのめり込んでいる自分。心のどこかで
予想していたことが実際にそうだとわかったときの驚き。軽いロマンスか
な、と思っていたものが実は永遠の愛をテーマにしていたことがわかる。
Nicholas Sparks、覚えておくべき作家。
登場人物
Landon:主人公
Eric Hunter:best friend
Hegbert Sullivan:Baptistのminister,The Christmas Angelを書く
Jamie Sullivan:Hegbertの娘
Miss Garber:Drama teacher
難易度 ★★
2001.2.27〜2001.3.2: 1回目
・Nicholas Sparks "Nights in Rodanthe"(Warner Books 2002 P222)
ISBN:0-446-61270-7Nights in Rodanthe(アマゾン)
若い愛人のもとに走った夫と別れたAdrienneは友人に頼まれて
2,3日Rodantheで宿を手伝うことになる。
一方、成功した医師であるはずのPaulは、家族をないがしろに
したためか、こちらも離婚。自分の生き方に疑問を感じたPaul
は、手術によって亡くなった家族の要望に応えるためにRodanthe
の宿に泊まることになる。
英文は易しくしかも美しい。最後は予想通りになって行くものの、
それでも心を締め付けられることには変わりがないです。
お薦めの作品ですね。
登場人物
Adrienne Willis:
Matt: 32, accountant
Amanda: 31
Dan: 29, sportcaster
Paul Flanner: doctor
Jack: ex-husband of Adrienne
難易度 ★★
お薦め度★★★★☆
2005.12.01〜2005.12.06: 1回目