21世紀の後半だったか、人類は超光速旅行を可能にした。 それだけではない、銀河の至る所にshortcutなるものを 発見した。それは人工のもので、誰が作ったかは不明だ が、そこを通ることで一瞬にして何千光年も離れたとこ ろへ行くことができる。現在そのshortcutが活動してい るのはわずかだが、それと使って、地球以外の知的生命 体と接触し、惑星連合を形成する。 主人公Keithは、惑星連合の調査船の艦長。shortcutの 調査をしているときに、なんとそのshortcutから恒星が 出現する。 規模の大きい話です。宇宙の始まりから終わりまで。ま た、銀河の端から端まで。膨張宇宙という宇宙の終わり を阻止する手段とは?けっこう面白かったです。 登場人物 Keith Lansing: Director Rissa Cervantes: Life Sciences, wife of Keith Jag Kandaro em-Pelsh: Physical Sciences Lianne Karendaughter: Internal Operations Thorald Magnor: Helm Rhombus: External Operations Longbottle: dolphine 気になる表現 難易度 ★★★☆ お薦め度★★★☆ 2004.04.25〜2004.05.02: 1回目
博物館に宇宙人がやってきた。目的は古生物学者に会うこと。 その宇宙人の名前はHollus、彼に会った古生物学者はJericho。 その宇宙人の惑星と地球、それにもうひとつの惑星がなぜか似た ような経験をしているというのである。過去に5度、ほぼ同時期 に大災害にあっているのである。彼はそれを調べに地球にやって きた。 あちこちで最新の科学知識に基づいた議論がなされているものの、 とくに目新しいわけではない。ああ、こういう話があったな、と 思いつつ読めばいいわけね。なんとなくSFという名を借りた啓蒙 書のようにも思えます。今はこれぐらいまで科学が進んでいるん だよという具合です。 ただし、全体としては話にあちこち無理があるのが残念なところ で、SFならばそこら辺は論理矛盾がないように設定して欲しかっ た。本筋にまったく関係ないストーリーもあったし。 この作品のオリジナリティは幾つかの惑星が同時期に災害を経験 しているということと、癌の位置付けぐらいでしょうか。 楽しめる啓蒙書が考えればそれなりに面白い。純粋のSFと考えれ ば物足りない。 登場人物 難易度 ★★★ お薦め度★★★ 2002.1.10〜2002.1.20: 1回目