<代表作>
Lucernは既に600年生きている吸血鬼。家族や親類の話を 本にしているが、その中にロマンス小説もあった。当然 ヴァンパイアー・ロマンス。それが絶大な人気を博し、 編集者は彼にサイン会を開くよう要請するが、彼は頑なに それを拒んできた。業を煮やした編集者Kateは彼の家に押 しかけてくる。なんと編集者は美人だったのです。 そこから彼の静かな生活に変調が起きる。。。 これまでの吸血鬼とはちょっと変わった設定。異形とか化 け物といった恐ろしさはないです。本の後半に書かれてい ますが、なるほど面白い設定です。スタートレックが好き な人は、Seven of Nineを思い浮かべればいいかもしれませ ん。 シリーズものらしいが、続編も読んでみたい気がする。 登場人物 Kate C. Leever: editor Lucern Argeneau: writer Marguerite Argeneau: mother Bastien: younger brother Etienne: 難易度 ★★ お勧め度★★★☆ 2003.12.31〜2004.1.3 : 1回目・Lynsay Sands "Love Bites"(Dorchester 2004 P373)
ヴァンパイアハンターに狙われているEtienneは、二度も 死にかけて、その度に検死医Rachelに助けられる。二度目は 彼女が瀕死の状態だったため、彼女をヴァンパイアにして 助けることになる。 前作同様ヴァンパイアの話ですが、今回は一般人でヴァンパイア の存在に気づいた人物がいます。それがPudgeなんですが、 このヴァンパイアハンターの存在が、もっと面白いというか 事態を深刻なものにすればよかったのですけど、残念ながら ロマンスの付けたしにしかなってません。 登場人物 Rachel Garrett: Etienne Argeneau: coroner Bastien: brother Lucern: brother Marguerite: mother Lissianna: sister Gregory Hewitt: Lissianna's fiance Norman Pudge Renberger: 難易度 ★★ お勧め度★★★ 2005.07.17〜2005.07.22 : 1回目
・Lynsay Sands "Love is Blind"(Leisure Books 2006 P342)
ISDN: 0-8439-5500-7
Love is Blind(アマゾン)
強度の近視であるClarissa。義母に眼鏡をかけると醜く見えて、縁談が なくなると言われ、眼鏡を取り上げられた上に、壊されてしまう。 眼鏡がないとClarissaは、すべてがぼやけて見えるのだ。歩くことさえ おぼつかない。数々の失敗をしでかして、だれもが敬遠しているのだが、 そんなとき、Adrianが現れる。彼も自分の顔にひけめを感じていた。戦 地で怪我をして、顔にひどい傷跡が残ったのだ。女性は彼の顔を見ると 失神するしまつ。嫌気をさした彼はしばらく自分の田舎に引っ込んでい たのだが、母親に言われてようやく社交界に戻ってきた。そしてClarissa に興味を抱くのだった。 まず、人の顔の区別もつかない近視なら、眼鏡をかけたぐらいで見える とは思えないのだが。また、顔に傷がついている程度でなぜそれほど劣 等感を抱くのか、という疑問はあります。設定がちと不自然なのが気に なりますが、それを別とすれば、なかなか面白い作品です。恋する二人 が、欠点とも思えない欠点を、人生の一大事のように思うところなど、 なかなかいいですね。 登場人物 Clarissa Crambray: Adrian Montfort: Earl of Mowbray Reginald Grevile: cousin of Adran 難易度 ★★ お勧め度★★★ 2006.12.01〜2006.12.10 : 1回目