イントロが30ページほどあり、そこでは馬への虐待の歴史が書かれています。 ま、虐待だけではないのだけど、古来より馬の調教は「ムチ」に依存してき たようですね。信じられないこともしてきたようです(^^; さて内容はどうでしょう。馬というのは(多分どの動物も)それなりの種族 間の合図のようなものを持っているということ。それをこの作者モンティは 自らの体験、観察をもとにして発見したわけです。しかし、父親も馬の調教 を長年してきた、しかもそれなりに成功したきたので、息子のやり方を認め ようとはしません。動物の調教は、誰が主人であるかをムチをもって教える という立場をとっているのです。それを実は息子にも当てはめているのが、 モンティの苦しいところです。父親の影響から如何に脱するか、というのも ひとつの読みどころとなりそう。 2000.7.3〜2000.7.11: 1回目