・Carol O'Connell "Mallory's Oracle"(Jove Books 1994 P310)
ISBN:0-515-11647-5
連続殺人事件が起きているが、第一、第二の殺人は真昼のそれも人が
いる場所で決行されている。犯人は鋭い頭脳の持ち主だろうと推測さ
れている。犯人の目星をつけたLouis Markowitzは逆に殺されてしまう。
養女であるMalloryは父の敵を討つべく捜査に乗りだす。
主人公Kathleen Malloryが冷徹で美人というのも魅力的だが、それより
もCahrlesとかEdithといった人物が魅力的である。また、Henryも変わっ
てて面白いキャラクターだ。
さて、ミステリーとしてはマジックがらみでこれまた変わっている。
人間の心理をついた部分で他人を操るとは(^^; これで読者は惑わさ
れます。
登場人物
Kathleen Mallory: Sergeant
Louis Markowitz: murdered, Malloryの養父
Charles Butler: MarkowitzからKathleenのことを依頼される
David Kaplan: Rabbi
Robin Duffy: lawyer
Edward Slope: Doctor
Jack Coffey: Lieut
Riker: Sergeant
Anne Cathery: murdered
Estelle Gaynor: murdered
Pearl Whitman: murdered(75), Henry Catheryのアリバイ証明
Samantha Siddon
Henry Cathery: grandson of Anne, suspect of the first kill
Jonathan Gaynor: nephew of Estelle, suspect of Gaynor, professor
Margot Siddon: dancer
Edith Candle: psychic financial adviser
難易度★★★☆
2001.7.30〜2001.8.10: 1回目
・Carol O'Connell "The Man Who Cast Two Shadows"(Jove Books 1995 P308)
ISBN:0-515-11890-7 The Man Who Cast Two Shadows(アマゾン)
Malloryシリーズ、多分第２巻。
Mallory殺害される、というニュースが流れるがもちろん
これは誤報。そこからこの殺人にMalloryが関わることと
なる。被害者の身元が割れ、容疑者と思われる者が住む
ビルにMalloryが住み、犯人をあぶりだそうとする。
何しろ怪しい人間が多い。それにまた謎の事件、鉛筆が
飛ぶ、という事件が関わってくるからややこしい。
それにしてもこれは果してミステリーか？と思いつつ読ん
でました。一見無関係とも思われる人間の深層心理が描か
れているのですが、捜査は進んでいるように思われないか
らです。聞き込みとか、現場に行くといった捜査の鉄則は
ここでは無用みたいです。Malloryの武器はコンピュータと
冷徹な論理でしょうか。それだけで事件を解決していくよ
うです。
感情を持たないような彼女ですが、なぜか周囲の人間は彼女
のことを心配しているのがおかしい。今後も期待できるシリ
ーズとなりそうです。
登場人物
Kathleen Mallory: Sergeant
Louis Markowitz: murdered, Malloryの養父
Helen Markowitz: Malloryの養母
Jack Coffey: Lieut
Riker: Sergeant of Special Crimes Section
Palanski: detective
Charles Butler:
Effrim Wilde:
Edward Slope: chief medical examiner
Amanda Bosch: murdered
Betty Hyde: gossip columnist
Robert Ricard:
Emery Heart; Judge
Pansy Heart: wife of Emery
Harry Kipling:
Angel Kipling: heiress to Kipling Electronics
Eric Franz: blind
Justin Riccalo:
難易度 ★★★☆
お勧め度★★★★
2003.10.20〜2003.10.29: 1回目