・Warren Murphy "Created the Destroyer"(Pinnacle Books 1971 P189)
ISBN:0-523-41216-9 Created, The Destroyer (The Destroyer #1)キンドル版
デストロイヤーシリーズ第１巻。デストロイヤー誕生。 世の中は悪がはびこり、もうどうしようもない状況にある。そんな中生まれ たのがこの機関CURE。大統領直属の機関で、その存在を知るのは大統領のみ だったかな？専属職員は２人。ただし、情報提供者、情報職員などはアメリ カ国内いたるところにいる。彼らは自分がCUREのために働いているというの を知らないだけである。 これまでCUREは殺人を避けてきた。しかしそれも終わりを告げる。それほど までに状況は悪化してきたと言えるだろう。そこで殺人マシーンの登場とな るのだが、CUREの殺人マシーンとして認可されるのはわずかに１人。そして 生まれながら殺人の才能があると認められたのが、このRemo Williamsである。 指導者はChiun。超人といっていい。東洋武術の達人。それがまた凄い！ このシリーズ100を超えているはずなのですが、そのためか最初の方は既に 絶版状態です。これもアマゾンで中古本を注文してから入手までに１年ぐら いかかったと思う。とにかく面白い。 キンドルを買ってから、以前探していた本を検索。 紙なら絶版だったのだが、キンドルなら絶版本も入手可能。 そして、絶版だったからか安い！ 2000.8.23〜2000.8.27: 1回目 2014.1.26〜2014.1:31 2回目
・Warren Murphy "Death Check"(kindle 2014 P183)
ASIN: B00AJWEYYW アマゾンへ
デストロイヤーシリーズ第2巻。 レモがリクルートされ、訓練を受け始めてから すでに8年か？ かなりのレベルになっているのだろうけど、そ れでもまだまだなのだろうか？ 今回の任務ではその一旦が明らかにはなってい るが、すごいというレベルではまだない。 次作に期待するべきか。 登場人物 Harold W. Smith: Remo Williams: Chiun: 2014.2.3〜2014.2.12: 1回目
・Warren Murphy "Chinese Puzzle"(kindle 2014 P210)
ASIN: B00AJCNYE8 アマゾンへ
デストロイヤーシリーズ第3巻。 今回のレモの仕事はいつもとは異なる。 本来暗殺が業務のはずなのだが、なぜかボディガード をやるはめになった。 むろん、スミスは反対したし、レモも不安を抱きはした。 が、仕事は遂行されなくてはならない。 将軍の妻を保護し、将軍を探し出すこと。 だが、ボディガードともなれば、顔を表に出さざるを得ない。 身元がばれてしまうのですね。どうするの？ スミスはもちろんそのことを考えて手を打ってはいたのだが。 登場人物 Harold W. Smith: Remo Williams: Chiun: 難易度★★ 2014.2.16〜2014.2.25: 1回目
・Warren Murphy and Richard Sapipr "Failing Marks"
(A Gold Eagle Book 1999 P348) ISBN:0-373-63229-0
デストロイヤーシリーズ第１１４巻。 ドイツ第４帝国の存在が明らかになった。その存在を知ったCUREはレモ とチウンを派遣し、次々と各支部の長を抹殺していく。そして本部を突 きとめようとするのだが、空港で本部から派遣されたヒットマンに狙わ れる。無論彼らにやられるレモとチウンではないが、そのヒットマン４ 人はまったく同じ顔なのであった。 第１巻がなんとか古本で見つかった。その後の114巻。これより前の巻は すべて絶版。 シリーズものが長く続くと、始めの方は次々に絶版になっていくのです ね。ちょっと辛いです。 2000.9.11〜2000.9.16: 1回目
・Warren Murphy and Richard Sapipr "Misfortune Teller"
(A Gold Eagle Book 1999 P348) ISBN:0-373-63230-4
デストロイヤーシリーズ第１１５巻。 前作のニールベルンゲンの宝物をなんとか持ちかえったチウンとレモ。 かなりの騒動をドイツで引き起こしてしまい、スミスはやきもき。さて 無事にアメリカに帰りついた矢先、チウンが情報コマーシャルをみて、 なにやらのめり込んでいく。朝鮮系人種の優越をうたう、胡散臭い人物 Man Hyung Sunがスポンサーのコマーシャルである。チウンは彼を真の 聖者と考えているらしい。チウンとレモはとうとう袂を分かつのか？ デストロイヤーシリーズといえば、一種の超人物語なのだが、今回の作品 ではその超人ぶりがやや少ない。そこのところがちと不満だね。 難易度★★☆ 2000.11.4〜2000.11.8: 1回目
・Warren Murphy and Richard Sapipr "The Final Reel"
(A Gold Eagle Book 1999 P348) ISBN:0-373-63231-2
デストロイヤーシリーズ第１１６巻。 中東の小国の王、Sultan Omay sin-Khalamは癌にかかり、その治療のため 西洋の医学を受け入れ一旦は回復した。そのため、彼は他のアラブ諸国と は一線を画し、イスラエルと国交をもつなど、中東における平和外交の役 割を果していた。しかし、Omayの癌が再発、余命幾ばくもないことが分か ると、彼は自分の生き方に疑問を抱く。そして一転アラブの大儀のために アメリカへのテロ攻撃をもくろむ。まず手始めに、親善にやってきたアメ リカの国務長官等を人質にとる。 一方、このシナリオに一役買っているのが、サウジの富豪の息子Assola al Khobar。これまでの数々のテロ行為の背後にいたとされる男だ。彼はハリ ウッドの映画スタジオを買い取り、映画撮影という名目で密かに戦車・武 器・兵士を送り込んでいた。 この２面作戦にレモはどう対処するのか？ 難易度★★ 2000.11.8〜2000.11.11: 1回目
・Warren Murphy and Richard Sapipr "Deadly Genes"
(A Gold Eagle Book 1999 P348) ISBN:0-373-63232-0
デストロイヤーシリーズ第１１７巻。 遺伝子組換えにより生み出された生物BBQ。目的は世界から飢えをなくす こと。しかしそのBBQが何者かに盗まれた。 本来暗殺を目的とするQUREだが、今回は善意ある行いをしようとスミスが ふと思い、レモもそれに賛同する。そこで、彼はBBQ窃盗を解決しようと 働く。 しかし、事態はおかしな方向に。動物に食われたとしか思われない死体が 発見される。BBQの受け渡し場所に出向いたレモもそうした死体を発見。 果して犯人はBBQなのか？ さてさて、今回もチウンには困りますね。BBQがどうしても欲しいらしい。 それにしても最後が怖い！ 難易度★★★ 2000.12.28〜2001.1.4: 1回目
・Warren Murphy and Richard Sapipr "Killer Watts"
(A Gold Eagle Book 2000 P348) ISBN:0-373-63233-9
デストロイヤーシリーズ第１１８巻。 軍の実験により体内に電気を蓄えかつ放電できる男がいた。この男は 本来が殺人癖があり、この実験で彼は武器を得たようなもの。ある日 この男が軍から逃げ出し殺人を重ねていく。 例のごとく世界中から情報を集めているスミスは、被害者の異常な殺 され方に気づき、レモを派遣するが、事情を知らないレモはこの殺人 鬼に逆にやられてしまう。 Sinanjuを得とくしていても、この電気ショックは厳しいようです。 神経細胞というか神経連接部というか、そのあたりががたがたになった わけですね。呼吸法もおかしくなっているし。師匠と弟子の憎まれ口を 叩きながらの掛け合いが、なんとも楽しい(^o^; 登場人物 Remo Williams: Master of Sinanju Chiun: Master of Sinanju Harold W.Smith: Cureのボス Private Elizu Roote: Electric man Delbert Xavier Chesterfield: General Arthur Ford: UFO狂信者 難易度 ★★☆ 2001.2.22〜2001.2.26: 1回目
・Warren Murphy and Richard Sapipr "Fade to Black"
(A Gold Eagle Book 2000 P348) ISBN:0-373-63234-7
デストロイヤーシリーズ第１１９巻。 殺人事件が起きた後、全く同じといってよい映画が公開される。しかも 続けて４作が事件を予期していたかのように公開された。その映画は 独立プロダクション作成であり非常な人気を博す。 不審を抱いたスミスはレモを派遣する。 一方、チウンは以前から試みていた脚本により映画作成にますます意欲 をそそぎ、ハリウッドに居続ける。 今回はやたら難しい割に（難しいからかも）は面白みがあまりなかった です。このシリーズ特有のスカっとした殺人てのが少なかったからかも しれません。あるいはチウンがちょっと映画にはまりすぎたのがいけな かったのかも 登場人物 Remo Williams: Master of Sinanju Chiun: Master of Sinanju Harold W.Smith: Cureのボス 難易度 ★★★☆ 2001.3.4〜2001.3.17: 1回目
・Warren Murphy and Richard Sapipr "The Last Monarch"
(A Gold Eagle Book 2000 P348) ISBN:0-373-63235-5
デストロイヤーシリーズ第１２０巻。 アルツハイマーにかかっていた元大統領が娘の思惑から馬に乗せられ 転落する。その拍子に記憶が戻りスミスに連絡してきた。Cureの組織 は4人、すなわち現大統領、スミス、レモそれにチウンの4人しか知る ことは許されていない。組織の存在が外部に知られたときがこの組織 の終わりなのである。 馬から転落したため元大統領は入院していたのだが、何者かが彼を誘 拐してしまった。記憶の戻った大統領を放置してはおけないCure。 彼がCureのことを外部に漏らす前に果して奪回できるであろうか？ ストーリーそのものは単純。読みどころは大統領をボロクソに言うと ころだろうか。これだけ悪口雑言がそろえば読んでて愉快になる。 現実の世界が舞台ではあるものの、さすがは娯楽小説、やることが 凄い。 登場人物 Remo Williams: Master of Sinanju Chiun: Master of Sinanju Harold W.Smith: Cureのボス 難易度 ★★★☆ 2001.5.23〜2001.6.1: 1回目
・Warren Murphy and Richard Sapipr "A Pound of Prevention"
(A Gold Eagle Book 2000 P346) ISBN:0-373-63236-3
デストロイヤーシリーズ第１２１巻。 East Africaで不穏な動きがある。元大統領で国民からも信頼の厚い人 物が、既に引退しているにも関わらずどうやら陰で大規模な犯罪を計画 しているらしい。Remoはこの問題の処理に派遣される。 Master of Sinajuの15世代ごとにかかると言われる、なんでしょう、 一種のうつ病とでもいうのか、そういった症状にRemoはかかっているよ うだ。 わずかに1ヶ月にしかならない我が子を父親が無情に殺した事件を知った ときからRemoは沈んでいた。葬儀場でその祖母がRemoに父親の居場所と、 Remoの名前、それに今後数年間彼が苦しむだろうという予言をする。 なぜ彼の名前を知っていたのか？その祖母の側にいた子供は誰なのか？ 今回は悪人退治というよりも、Master of Sinajuにまつわる話とみた方 がいいかもしれません。最後はどうやらRemoも元に戻ったみたいです。 登場人物 Remo Williams: Master of Sinanju Chiun: Master of Sinanju Harold W.Smith: Cureのボス Willie Mandobar: retired president of East Africa 難易度 ★★★ お薦め度★★ 2001.9.28〜2001.10.5: 1回目
・Warren Murphy and Richard Sapipr "Syndication Rites"
(A Gold Eagle Book 2001 P347) ISBN:0-373-63237-1 Syndication Rites(アマゾン)
デストロイヤーシリーズ第１２２巻。 大統領からRaffairの調査を依頼されたCUREだが、行く先々でレモ の命が狙われる。さらにチウンとレモの住居が何物かに放火され て２人は怒り狂う。一方、Markは彼独特の能力によりCUREの存在、 そしてRaffairのやっていることに気づくのだが、果して彼は今後 どうなるのでしょう？ Smithの年齢と引退を仄めかしていることからして、後継者が必要 なわけです。CUREを解散させるとは思えないのですけどね。 登場人物 Remo Williams: Master of Sinanju Chiun: Master of Sinanju Harold W.Smith: Cureのボス Mark Howard: CIA Don Asnelmo Scubisci: Manhattan Mafia Don 難易度 ★★★ お薦め度★★ 2001.12.22〜2001.12.26: 1回目
・Warren Murphy and Richard Sapipr "Disloyal Opposition"
(A Gold Eagle Book 2001 P347) ISBN:0-373-63238-X Disloyal Opposition(アマゾン)
デストロイヤーシリーズ第１２３巻。 カリフォルニア州バークレーは反体制のメッカであったし、 これからもそうであることは疑いないところ。 そのBarkley Historical Societyで密かに世界を破滅させる 陰謀が進行中であった。1986年にスペースシャトルチャレンジャー を破壊したparticle-beam weaponがこの地に何者かによって 運び込まれたらしい。 今回はHowardがようやくCUREの一員として認められることになり ました。Smithの後継ぎができたわけです。まだ活躍自体はたいした ことはないですが、その片鱗はところどころに垣間見られています。 登場人物 Remo Williams: Master of Sinanju Chiun: Master of Sinanju Harold W.Smith: Cureのボス Mark Howard: 元CIA Boris Feyodov: Russian general Gary Jnefeld: 元Vermont-based ice cream company Zenの半所有者 Zen Bower: Gary's partner Anna Chutesov: 難易度 ★★★☆ お薦め度★★ 2002.1.5〜2002.1.10: 1回目
・Warren Murphy and Richard Sapipr "By Eminent Domain"
(A Gold Eagle Book 2001 P346) ISBN:0-373-63239-8 By Eminent Domain(アマゾン)
デストロイヤーシリーズ第１２４巻。 アラスカ油田のパイプラインが損傷し、復旧に向った作業員が行 方不明となる。近くにいて連絡を受けたアメリカ軍が状況を調べ に行くが全員殺害される。実は作業員もすべて殺されていたのだっ た。 軍ヘリコプターによって上空から様子をみると、ghostとも思われ る集団が現れて、消えていったという。 シナンジュの技術が盗まれていたことに対するChiunの怒りには凄 まじいものがあります。そして盗んだ犯人がわかったときのRemo の気持ちは辛いね。 それにしてもエピローグが意味するものは一体何なのでしょうか？ 登場人物 Remo Williams: Master of Sinanju Chiun: Master of Sinanju Harold W.Smith: Cureのボス Mark Howard: 元CIA Anna Chutesov: Vladimir Zhirinsky: 難易度 ★★☆ お薦め度★★★☆ 2002.1.20〜2002.1.24: 1回目