<代表作>
薩摩の名門の出である主人公Moriの父が、太平洋戦争の敗北の責任を 取り自決する場面から始まる。 時代は下って1987年。Moriは警視庁公安に勤めている。 日本の大手電気会社で研究している米女性Kathyにアメリカの スパイだという嫌疑がかかる。その彼女の尾行を命じられた Moriは銀座のど真ん中で彼女が殺害されるのを目撃する。犯 人はKGBか? 産業スパイ絡みの話なので、きわめて複雑な構成です。まず、 日本は警視庁と防衛庁、アメリカのCIAはCIAでOprerationsと Science and Technologyとの勢力争い、さらにKGBも内部の 昇格をにらんでややこしい話になっております。つまり日米 ソの3勢力がそれぞれ内部に2つの勢力をもち、それらが実 は情報を渡したりと、厄介です。一体誰が敵か味方か。 複雑な情報戦(暴力あり)の世界の面白さですね。 登場人物 Tetsuo Mori: Public Security Bureau Mitsuko: Mori's wife working for ICOT Erika Hosaka: ICOT Yuki: colonel, DIA Robert Ludlow: freelancer Graves: superior of Ludlow Kathy Johnson: JEC Roger Harrington: Science Techonology Oleg Pachinkov: KGB Yuri Konstantin: Sergei Ivanovich: Valeri Kovalenko: First Deputy of Directorate T Marik: Leader of Directorate T 気になる表現 難易度 ★★★☆ お勧め度★★★★ 2004.12.16〜2004.12.26 : 1回目