自伝。大恐慌の頃から話は始まる。アイルランドからの移民である、フランク 一家はなかなか職にあつりけない。また父親は酒好きときており生活は赤貧を 通り越した状態。そういうなか、子供はフランクを含めて5人もいるのだから、 母親アンジェラの苦労は並大抵ではない。 その赤貧のなか、生まれたばかりの女児マーガレットが死亡し父親は荒れ、 母親は精神に異常をきたす。 随所にフランクの資質のようなものがみられ、興味深い。思わず笑ったり、 感心したりさせられる本である。 99.8.29〜99.9.: 1回目