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Anne McCaffrey(アン・マキャフリー)

  1. The Rowan 1990『銀の髪のローワン』 P328
  2. Damia 1992 『青い瞳のダミア』 P341
  3. Damia's Children P325 1993『ダミアの子供たち』 アマゾンへ
  4. Lyon's Pride P327 1994 アマゾンへ
  5. The Tower And The Hive P315 1999 アマゾンへ
  6. To Ride Pegasus(邦題:『ペガサスに乗る』)
  7. Pegasus in Flight(邦題:『ペガサスで翔ぶ』)


・Anne McCaffrey "The Rowan"(Ace Books 1990 P328)
ISBN:0-441-73576-2
3歳の時、家族の住む地域を大災害が襲い、彼女は偶然貨車に乗って
何百キロも流される。恐怖におののく彼女の叫びは惑星中で聞かれる
こととなるのだが、その叫びは実はテレパシーで送られたものだった。
彼女は稀なる超能力者。将来Primeになる可能性があることがこれに
より分かる。

SFの中でも一種の超能力ものといっていい。この能力は全員にある
わけではなく、人それぞれ強さと種類が異なるらしい。中でも一番
能力のあるものがPrimeと呼ばれ、惑星に一人配置されている。

なんということもない話だが退屈はしない。超能力の扱いが面白いね。
それにしてもラスカルだったかな、出てきたと思ったら、それっきり
とうのはちょっと残念。

難易度 ★★☆

2001.1.4〜2001.1.12: 1回目

・Anne McCaffrey "Damia"(Ace Books 1992 P341)
ISBN:0-441-13556-0
ローワンシリーズの2作目。

ローワンとJeffが結婚し、子供が産まれる。その一人がDamiaで、本作品の
タイトルになっている。

この作品は前作をAfraの目からみて書かれたものが約3分の1を占めてい
る。ある意味では面白い趣向だが、作者の手抜きではないかともいえる。
また、前作においては、テレパシー及び、テレキネシスの扱いが新奇で興
味深いものがあったのだが、その続きの作品が同じ事の繰り返しでは読者
も飽きてしまうのではなかろうか?もっとも新しいタイプの超能力は出て
きているけどね。

とはいえ、最後の最後にちょっと興味をそそる話しが出てくる。次回作は
期待できるかもしれない。

難易度 ★★★

登場人物
Siglen:AltairのPrime(テレパス&テレキネシス)
Rowan:Damiaの母
Jeff Raven:Rowanの夫
Jeran Raven:Ravenの息子
Cera:Rowanの娘
Damia:Rowanの娘
Larak:Ravenの息子
	
Isthia Raven:Ravenの母
Afra Lyon:
Goswina:Afraのsister
Gos Lyon:Afraの父
Cheswina:Afraの母

Brian Ackerman:Stationmaster
Peter Reidinger:Earth Prime


2001.2.18〜2001.3.3: 1回目

・Anne McCaffrey "Damia's Children"(Ace Books 1993 P325)
ISBN:0-441-00007-X
ローワンシリーズの3作目。
Hiveの攻撃を退けて25年以上。同様にHiveからの攻撃の不安を
抱えるMrdiniとの同盟関係を結び、Hiveの本拠地を探し出し、
倒してしまおうと計画する。

超能力の世代もついに第4世代にまでなったので、一級の能力
を持つ子供たちの数も随分と増えてきました。それにより、Hive
との対決も恐らく可能になってきたのでしょうか。
Mrdiniとの同盟関係、Hiveの探索と話しは色々ありそうですが、
それほどの進展もなく、この作品は終ってます。Hiveとの直接
対決あるいは融和は次作となるのかな?

難易度 ★★★
お薦め度★★

登場人物
Laria:
Thian: 
Rojer: 

2002.7.18〜2002.7.23: 1回目

・Anne McCaffrey "Lyon's Pride"(Ace Books 1994 P327)
ISBN:0-441-00141-6Lyon's Pride(アマゾン)
ローワンシリーズの4作目。
Hiverの女王らしき卵からは、かまきりのような生物が産ま
れてきた。実はこの生物を生かしておくかどうかは議論が
分かれていたのだが、Hiverの戦いにおいて、敵を知って
いることが最終的に勝利を収めることになるだろうという
意見が辛うじて通ったのだった。

そのHiver、母星がノヴァに巻き込まれて消滅。新たな母星
を探しているように思われた。彼らを同盟の宇宙船が追跡
していく。無論Primeも同乗。

まあ、不思議な本ですわ。なにしろHiverという謎の生命体
との戦いのようなものですが、謎なものですから、さっぱり
相手の本性がわからない。意志の疎通が全くできないという
状況です。捕獲した女王は、人間の存在にすら気づかないら
しいという設定は、ある意味で凄い話です。一体どういう生
命体なんでしょう。

5巻は恐らくシリーズ最終で、Hiverの習性がいよいよ明らか
になのるか?

登場人物
Laria:
Thian: 
Rojer: 

難易度 ★★★
お薦め度★★

2003.10.15〜2003.10.25: 1回目

・Anne McCaffrey "The Tower And The Hive"(Ace Books 1994 P327)
ISBN:0-441-00141-6The Tower And The Hive(アマゾン)
ローワンシリーズの5作目。恐らくはシリーズ最後の作品。
前作でHiversの処理をどうすべきかが問題となっていたので
当然それが主体。だが、裏表紙には超能力と異生命体を嫌悪
するグループがいると書いてある。さては権力闘争か?

こういった超能力はある種の縁故主義と、産まれながらの能
力であるためそこに階級制度のようなものもできてしまうか
ら、能力を持たない人の嫌悪感は想像に難くない。そこに裏
表紙の説明とくれば、それがテーマと思うのだが、妬みによ
る争いは起きたと思った瞬間に終わってしまうのですね。

結局はHiversの処理になってしまうのだが、このHivers、人
類とMrdiniを脅かすほどの勢力のはずなのにね〜。なんのこ
とはない、単なる虫?いくら異種生命体とはいっても、その
技術、生活様式、文化などの説明がないのはうなづけないと
ころです。かなりがっかりさせられた作品。このシリーズ、
徐々に内容が落ちてきました。

登場人物
Laria:
Thian: 
Rojer: 

難易度 ★★★
お薦め度★


2003.10.25〜2003.11.2: 1回目