1927年ニューヨーク生まれ。
傷つき漂流していたところを助けられた男。傷は回復するも記憶を ほとんど失っていた。自分は何者なのか、なぜ殺されそうになった のか。唯一過去と関連していたのは身につけていたスイス銀行と思 われる番号。過去に関連した何かを見るたびに一瞬フラッシュバッ クのように記憶が遠くで蘇る。さらには絶えず繰り返し頭にこだま する言葉、Cain。それを頼りに自分の過去、そしてCainを求めて戦 う。 映画になってたようです。全体の構成といい、主人公のキャラクター といい、申し分ないできではないかと思います。 登場人物 Carlos: terrorist Jason Charles Bourne: New York Mary St.Jacques: Dr. 難易度 ★★★ お薦め度★★★★ 2003.07.11〜2003.07.25: 1回目・Robert Ludlum "Prometheus Deception"(St.Martin's Paperbacks 2000 P546)
Directorateという政府の秘密組織の一員であるBrysonは、任務で 負傷し引退を余儀なくされた。そして大学で教鞭をとっていたの だが、CIAによりスパイの世界に呼び戻される。Direcorateという 自分が所属していた組織は実はロシアが作った組織であり、アメ リカで優秀な人材をピックアップしアメリカのために働いている と思わせていたというのである。 発想はかなりよい。また細かい点、殺し屋の動きとかは実に納得 のいく形で攻撃を防いだり反撃している。しかし、大きな行動で は、準備もなく場当たり的な行動が目立ち、優れたスパイとはと ても思えないのが残念だ。 さらには、世界的な組織が時代錯誤的なものに陥っている感があ るのもちょっと情けない。 登場人物 Nicholas Bryson: Ted Waller: Gennady Rosovsky Elena Petrescu: Harry Dunne: CIA Layla: 難易度 ★★☆ お薦め度★★★ 2002.5.26〜2002.5.30: 1回目