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N.H.Kleinbaum(N・H・クラインバウム)

<代表作>

  1. Dead Poets Society P166 1989 アマゾンへ


・N.H.Kleinbaum "Dead Poets Society"(Bantam Books 1989 P166)
ISDN: 0-553-28298-0Dead Poets Society(アマゾン)
1959年、ある有名私立学校が舞台。
ハーバードを含むIvy Leagueへの進学率を誇る、寄宿舎制
の学校。新年度が始まり、当然転入生も新任の教師もいる。
転入生はTodd。新任の英語教師はKeating。

1959年当時は、親の権威、学校の権威というものは絶対だっ
たのでしょうか。親に言われるままに転校してきたTodd。
彼の兄はこの学校の卒業生代表となったほど優秀、逆に言え
ば、両親はできの悪いToddに何ら関心を持ってなかったとも
言えます。

優秀な生徒Neilの父親は、自分のできなかったことを息子に
託そうとし、彼には勉強以外のことをするのを許しません。
たとえ学業がA+であっても、勉強以外は無駄、ハーバード
に行き医者になるべきだ、と考えております。

そんな彼らのもとに、心を解き放て、人生を謳歌せよと叱咤
する教師Keatingが現れます。

この作品は映画を小説化したもの。本来小説ではなかったの
で仕方がないのでしょうか。人物の描写が平面的です。Neil
はまずまずですが、KnoxとChrisの関係などは、必然性もなに
もない。Charlieの行動も不自然。

当時の権威に逆らう教師と生徒たち、という面白さはあるも
のの、Keatingの指導法も賛成しがたいところが多い。唯一
成功したのはToddに対してだけか?CharlieとKnoxの場合は、
単に自分のやりたいことを相手にかまわずやってしまえ、と
いう風になっているし、Neilの場合は、父親の強烈な圧迫を
考慮せずに無責任に対応してしまい、最後は悲劇に終る。

登場人物
Neil Perry : 
Todd Anderson: 
Knox Overstreet: 
Charlie Dalton: 
Richard Cameron: 
Steven Meeks: 
Pitts: 
John Keating: new English teacher
Gale Nolan: headmaster
George McAllister: Latin teacher
Chris Noel: 

気になる表現

難易度 ★★☆
お勧め度★★★

2004.01.14〜2004.01.16: 1回目