<代表作>
1959年、ある有名私立学校が舞台。 ハーバードを含むIvy Leagueへの進学率を誇る、寄宿舎制 の学校。新年度が始まり、当然転入生も新任の教師もいる。 転入生はTodd。新任の英語教師はKeating。 1959年当時は、親の権威、学校の権威というものは絶対だっ たのでしょうか。親に言われるままに転校してきたTodd。 彼の兄はこの学校の卒業生代表となったほど優秀、逆に言え ば、両親はできの悪いToddに何ら関心を持ってなかったとも 言えます。 優秀な生徒Neilの父親は、自分のできなかったことを息子に 託そうとし、彼には勉強以外のことをするのを許しません。 たとえ学業がA+であっても、勉強以外は無駄、ハーバード に行き医者になるべきだ、と考えております。 そんな彼らのもとに、心を解き放て、人生を謳歌せよと叱咤 する教師Keatingが現れます。 この作品は映画を小説化したもの。本来小説ではなかったの で仕方がないのでしょうか。人物の描写が平面的です。Neil はまずまずですが、KnoxとChrisの関係などは、必然性もなに もない。Charlieの行動も不自然。 当時の権威に逆らう教師と生徒たち、という面白さはあるも のの、Keatingの指導法も賛成しがたいところが多い。唯一 成功したのはToddに対してだけか?CharlieとKnoxの場合は、 単に自分のやりたいことを相手にかまわずやってしまえ、と いう風になっているし、Neilの場合は、父親の強烈な圧迫を 考慮せずに無責任に対応してしまい、最後は悲劇に終る。 登場人物 Neil Perry : Todd Anderson: Knox Overstreet: Charlie Dalton: Richard Cameron: Steven Meeks: Pitts: John Keating: new English teacher Gale Nolan: headmaster George McAllister: Latin teacher Chris Noel: 気になる表現 難易度 ★★☆ お勧め度★★★ 2004.01.14〜2004.01.16: 1回目