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Stephen King(スティーヴン・キング)

  1. Carrie P253 1974「キャリー」 Stephen King アマゾンへ
  2. Salems Lot 1975 「呪われた町」
  3. The Shining 1977 「シャイニング」
  4. Rage 1977 「ハイスクール・パニック」
  5. Night Shift 1978
  6. The Dead Zone 1979「デッド・ゾーン」
  7. The Long Walk 1979 「死のロングウォーク」
  8. Firestarter 1980
  9. Cujo 1981
  10. Danse Macabre 1981
  11. Roadwork 1981
  12. Creepshow 1982
  13. Different Seasons 1982 「スタンド・バイ・ミー」
  14. The Gunslinger 1982
  15. The Running Man 1982 「バトルランナー」
  16. The Shawshank Redemption P551 1982 アマゾンへ
  17. Christine 1983
  18. Pet Sematary 1983
  19. The Talisman 1984「タリスマン」
  20. Thinner 1984「痩せゆく男」
  21. Cycle of the Werewolf 1985「マーティ」
  22. Skeleton Crew「骸骨乗組員<スティーヴン・キング短編傑作全集1> 」
  23. It 1986「IT」
  24. The Eyes of the DragonMisery 1987「ミザリー」
  25. The Tommyknockers 1987「トミーノッカーズ」
  26. The Drawing of Three 1987「ザ・スリー<暗黒の塔2>」
  27. The Dark Half 1989「ダーク・ハーフ」
  28. Four Past Midnight 1990 「ランゴリアーズ」
  29. The Stand P1135 1990 アマゾンへ
  30. Needful Things 1991「ニードフル・シングス」
  31. Delores Claiborne 1992「ドロレス・クレイボーン」
  32. The Waste Lands 1992「荒地<暗黒の塔3>」
  33. Gerald's Game 1993「ジェラルドのゲーム」
  34. Nightmares And Dreamscapes 1993
  35. Insomnia 1994
  36. Rose Madder 1995 「ローズ・マダー」
  37. Desperation By Stephen King P529 1996「デスペレーション」
  38. Wizards And Glass 1996
  39. Two Dead Girls 1996「グリーン・マイル 1 ふたりの少女の死」
  40. The Mouse On the Mile 1996「グリーン・マイル 2 死刑囚と鼠」
  41. Coffey's Hands 1996 「グリーン・マイル 3 コーフィの手」
  42. The Bad Death of Eduard Delacroix 1996「グリーン・マイル 4 ドラクロアの悲惨な死」
  43. Night Journey 1996「グリーン・マイル 5 夜の果てへの旅」
  44. Coffey On the Mile 1996「グリーン・マイル 6 闇の彼方へ」
  45. The Green Mile P536 1999 Stephen King アマゾンへ
  46. The Regulators 1996「レギュレイターズ」
  47. Bag of Bones 1998
  48. Nightmares In the Sky 1998
  49. The Girl Who Loved Tom Gordon 1999 P262 借 アマゾンへ
  50. The Green Mile 1999 アマゾンへ


・Stephen King "Carrie"(Pocket Books 1974 P253)
ISBN:0-671-03972-5 Carrie(アマゾン)
宗教に異様なほど傾倒し、自分勝手に宗教を解釈して実行する
という母親のもとで育ったCarrie。母親の宗教とは、華美なも
のはおろか、恋愛などもってのほか、美しい服など着ようもの
なら男を誘う悪魔の所業として娘を押入れに閉じ込め、罪を悔
い改めるよう懺悔させる。そんなCarrieは学校では典型的ない
じめられッ子。その彼女にテレキネシスの超能力が芽生える。

全体的にはつまらない作品。誰に焦点を当てているのかはっき
りしないのが原因のひとつ。もうひとつは、読者の関心を引こ
うとするのか、設定があまりに不自然。Carrieの通う学校では
まともな生徒はいないのか、と疑いたくなる設定である。例え
ば、PromでCarrieの頭に豚の血が上から流されたとき、ほとん
ど全員が笑ったのはなぜでしょう?生徒はヒステリー状態でも
あったとはいうものの、ちょっと考えられないことです。

いくら超能力がテーマといっても、それなりの納得できる設定
をすべきだと思う。

登場人物
Carrie White: 
Margaret White: mother

難易度 ★★☆
お勧め度★

2003.08.12〜2003.08.23 : 1回目


・Stephen King "The Shawshank Redemption"(Warner Books 1982 P551)
ISBN:0-7515-1462-4 Different Seasons(アマゾン)
Different Seasonsのタイトルのもとで、4つの話からなる。

Hope Springs Eternal
 Riat Hayworth and Shawshank Redemption
無実の罪で刑に服している元銀行家。口数が少ないが、決して周囲の
状況に屈することなくひとつひとつやり遂げて(?)いき、最後には。。。
これは映画で見ましたが、映画の印象が余りに強かった気がします。

登場人物
Andy Dufresne: 

難易度 ★★☆
お勧め度★★★

Summer of Corruption
 Apt Pupil
将来私立探偵になりたいと思っている少年Toddは、友人の家でナチス
の記事を目にする。ナチスに興味を持った彼は徹底的にその残虐行為
を調べるが、偶然にも自分の近くにイスラエルから指名手配されてい
る元ナチス親衛隊の一人をみかける。
彼に会う少年の目的は何か?

誰しも持っていそうな心の闇の部分。ナチスの行為と言えばなんとな
く納得できても、もしそれが身近な現実の世界の、それも子供が行な
えば一体どうなるのか?そんなことがあり得るのか?アメリカの大量
殺人事件などをみるとあり得るのですね、それが怖い。

登場人物
Todd Bowden: 13
Kurt Dussander: 76

難易度 ★★☆
お勧め度★★★☆

Fall from Innocence
 The Body
家庭環境も周囲の環境も恵まれていない少年が4人。ある日、
捜索中の遺体を見つけたという話を盗み聞きした少年たちは、
その死体を見にいこうと決める。場所は数十マイル離れた線
路わき。途中野宿をしながら何日間かかけて歩いていく。

少年の冒険物語か?それとも少年時代への郷愁か?そうとも
言えるし、そうでないとも言える。
ただ、この遠出には何の準備もなされていない。またその途
中では死体を見にいくという以外ははっきりとした目的が無
くだらだらと過ごしている。

冒険物語に期待される計画とか協力、あるいは他人への思い
やりとか、他の子供たちの考えを理解しようという行動は一
切見られない。それぞれの子供たちが自分自身の現在の境遇
から逃れ、各自が他の子供たちとは無関係に声をあげて訴え
ているという様子が伺える。

古き良き時代の郷愁を描くのではなく、少年時代という自分の
力ではどうしようもできない理不尽な世界にいたときの、4人
の子供たちの叫びを書いているように思われる。

映画のタイトルは「スタンドバイミー」。どちらかというと、
不条理の世界、というタイトルをつけたくなる。

登場人物
Teddy Duchamp: 
Chris Chambers:
Gordie: 
Vern Tessio: 

難易度 ★★
お勧め度★★☆

A Winter's Tale
 The Breathing Method

会員制倶楽部を中心とした話であるが、物語が入れ子形式になっ
ている。そのためか、短編なのに2つの話を読んだ気分にさせら
れる。
この会員制倶楽部、実は謎の倶楽部らしい。会員になるための規
約があるわけでもなく、招待状がくるわけでもない。ある日誘わ
れて行ってみると、実はいつのまにか会員になっていた、という
具合だ。そこの執事は年齢不詳。どうも年をとらないらしい。と
言う風な不思議な倶楽部の話。

読み終わってみて、さて面白いかと言われれば、ちょっと考えて
しまう。

登場人物
David Adley: 
Emlyn McCarron: 

難易度 ★★
お勧め度★★

2002.7.26〜2002.8.9 : 1回目


・Stephen King "The Stand"(A Signet Book 1990 P1135)
ISBN:0-451-16953-0 The Stand(アマゾン)
 ちょっとしたミスから軍の施設から細菌兵器用のスーパー
インフルエンザウイルスが施設外に出て行き、あっという間に
米国全土、恐らくは全世界に蔓延する。致死率は99%以上。
一つの町、あるいは一つの市で生き残った人は数人もいない。
そういうとき、生存者の夢に2人の人物が現れる。悪の象徴と
善の象徴。各自自分の資質によりそれぞれ悪かまたは善の象徴
に惹かれるように集まっていく。

 かなり壮大な物語。テーマは悪と善との戦いといってもいい
かな。実はそれほど明確ってわけでもないけれどね。ごく普通
の人間が生き延びていき、なんとか集まって社会を構成し始め
る。が、そこには敵対するもうひとつの社会がある。それにし
ても悪の象徴が意外と情けないし、善の象徴もそれほど素晴ら
しいってわけでもないのですね。キリスト教を信じてなければ
別にどうってこともない話かな。

 とにかく導入部が長すぎる。400ページ以上が導入部っての
はちょっと変じゃないでしょうか。

登場人物
Mother Abagail Freemantle:
Randall Fragg: dark man

難易度 ★★☆
お勧め度★★★

2002.12.26〜2003.2.26 : 1回目


・Stephen King "The Girl Who Loved Tom Gordon"(Pocket Books 1999 P262)
ISBN:0-671-04285-8 The Girl Who Loved Tom Gordon(アマゾン)
母親と兄とハイキングにやってきたTrisha。母親と兄が口げんかを
している間に、ふとしたことから道にはぐれてしまう。

パニック小説か、好みの分野ではないなと思いつつ読んでいくものの、
徐々に主人公に感情移入してしまう。なにしろTrishaは9歳の少女。
パニックに陥るのも無理はない。しかし、それでもTom Gordonに助け
られながら頑張る姿は感動ものです。

作者も野球がそうとう好きなのでしょうね。この本は、セーブ投手か
ら、というよりもセーブ投手のことを書きたくて、書いたのではない
かとさえ思われる。あとがきにもそれらしきことは書いています。
キングはそれほど好きではないが、やはり才能はあるってことでしょう
か。惹きこまれてしまった。

登場人物
Trisha McFarland: 9
Quilla Andersen: devorced mother
Pete:almost 14 
Larry McFarland: father


難易度 ★★☆
お勧め度★★★★

2004.10.14〜2004.10.21 : 1回目

・Stephen King "The Green Mile"(Pocket Books 1999 P536)
ISBN:0-671-04178-9 The Green Mile(アマゾン)
Cold Mountainにある死刑囚のための刑務所。この刑務所にも弱い
ものをいじめ権力をかさにきる看守がいる。また、死刑囚の中に
も、死を前にして大人しくしているものが多いが、中には手にお
えないものもいた。そこにCoffeyという少女2人を惨殺した死刑
囚がやってきた。

死刑囚の監獄と治癒能力を持つ囚人という、日常からかけ離れた
世界が舞台となっている。この非日常的な世界で行なわれる卑劣
な行為、人間的な行為、信じがたい悪行、無実の人間と知りなが
らの刑の執行などが語られていく。人間とは何か、悪とは、また
生きるとは、神は存在するのかなど、考えさせられる作品。

Part 1、Part 2はかなり退屈であるが3,4、5はかなり面白く、
最後Part 6は感動的。

登場人物
Paul Edgecombe: 
Dean Stanton: 
Harry Terwilliger: 
Brutus Howell: 
Percy Wetmore: 
Hal Moores: 
Melinda: Moores' wife
John Coffey: 
Delacroix: 
William Wharton: 

難易度 ★★☆
お勧め度★★★★☆

2002.8.10〜2002.8.17 : 1回目