ニューヨークに生まれ、U.S. Maritime Serviceに入隊。その後ブルックリン 大学で心理学の学位を取得。また大学で文学及び、creative writingを教え る傍ら、初めての受賞作品がFlowers For Algernonである。 Daniel Keyesのサイト
IQ68の32歳になるCharlieが、脳手術により頭がよくなる話。急激 な知能の変化によって起こるCharlieと周囲の彼に対する変化が、 過去の記憶と絡めて描かれている。 この本が書かれたのは1959年かな。40年以上も前に書かれているの でやむを得ないといっていいかもしれないが、脳、あるいは知能に 対する偏見のようなものを感じる。 また周囲のCharlieに対する態度が極端すぎる。そのために不自然さ が先にたってしまい、つい批判したくなる本となっている。 フランケンシュタインの知能版といってもいいかもしれない。 いずれにせよ、当時における知能とは何かという問題に対する思考実 験と思えばよいのだが、読者を惹きつけようという意図が随所にみら れて、少し嫌味である。 登場人物 Charlie Gordon: 32 retarded, IQ68 Harold Nemur: professor Dr. Straus Alice Kinnian: teacher for retarded adults Burt Selden: tester Donner: baker Gimpy: head baker Joe Carp: Frank Reilly: Fannie Birden: Algernon: mouse Rose Gordon: mother Matt Gordon: father Norma: sister 難易度 ★☆ お薦め度★★ 2001.11.26〜2001.12.1: 1回目