ハインラインの本は訳書ではかなり読んでいるのだが、この本はまだ読んで なかった。PBで読むのはかなり苦しいといってもいいね。ストーリーの 進行が極めて緩やかなせいかもしれない。 発明家のダンと経営担当のマイルズ。そこに美人秘書ベルがやってくる。 ダンとベルは婚約し、なんでも任すようになるのだが、いつのまにか 経営権も奪われてしまった。ベルとマイルズが手を組んでいたって わけだ。冷凍冬眠で30年間眠った、というより眠らされたダンは、自分の 財産も何もかもがなくなっていることに気づく。しかし、また、2000年の 時代のロボット製作者として自分の名前が?? 書かれたのが古いということと、対象の時代が実に今現在となっている ことから、当時の技術の発展に対する考え方がわかって面白い。これを みると、科学技術というのは方向性からしてかなり予想とは違ってたよ な気がしますね。 99.5.15〜99.5.30: 1回目