訳書タイトルは「影との戦い」ゲド戦記シリーズの第一巻。真の名前をゲドと いう若者が成長していく過程を描く。魔法の学校ともいうべきところで、他を 圧倒する勢いで成長していくゲド。だがただ一人、燗にさわる男がいた。彼に挑んだ結果は?
ファンタジー特有の、とでも言うのでしょうか、独特の雰囲気ですね。 かなり硬質の情景、一種の精神世界を描いていると言えるのかな99.5.6〜99.5.13: 1回目
ゲド戦記シリーズ2巻目「こわれた指輪」 the Priestess of the Tombs の生まれ変わりとされ、生みの親から引き離され 教育を受けていくアーハ。神聖なるラビリンスとされていたものが、実は。。。 ゲド戦記と名がついているはずなのだが、ゲドが出てくるのが遅すぎるような気 がするけど(^^; 前作と同様に、このファンタジーの世界は灰色ですね。モノトーンの世界。 指輪までもがシルバーなのよね。・Ursula K. Le Guin "The Farthest Shore"(BANTAM BOOKS 1972 P197) ISBN:0-553-26847-399.5.17〜99.5.26: 1回目
ゲド戦記シリーズ、第3巻。 この巻では、ゲドはArchmageになっています。sorcererの中では最高位ぐら いでしょうか?Rokeで静かに暮らしていたゲドのもとに、はるか彼方の国 から使者がやってくる、しかも使者と言うのはその国の王子Arren。どうやら 周辺部の島々では魔法が効かなくなっているらしい。ゲドとその王子Arrenは 事情を調査にでかける。 このシリーズ、難しい(^^;これまでの巻と同様に、世界はモノクロのイメージ が続きますね。今回は生と死を取り上げてるので、重いテーマです 99.9.17〜99.10.4: 1回目
ゲド戦記シリーズ4巻、最後の巻です。 高名な魔法使いのオギオンの生徒であったテナーは、彼のもとを去り、農 夫の妻として、平凡な女性の暮らしをしていた。夫も亡くなり、静かに暮 らしていたのだが、オギオンからの使いが現れ、彼の寿命が尽きると知ら せてきた。彼女を待っていたのか、テナーがやってきたまもなく彼は静か に息を引取る。そこにゲドがドラゴンにのってやってきた。 ゲドは彼の弟子であり、またゲドはテナーをAtuanから連れ出したという 関係でもある。 それにしてもゲドに一体何が起きたのだろうか?テナーの養女はどういう 役割なのか? ストーリーの進展というのはほとんどなく、相変わらず分かり難い状況 である。ゲド戦記全体を通じて、時が静かに流れており、つい人生とい うものを考えてしまう本である。 2000.1.30〜2000.2.15: 1回目