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Ursula K. Le Guin(アーシュラ・K.ル・グィン)

  1. A Wizard of Earthsea P183 ゲド戦記1巻
  2. The Tombs Of Atuan P146 ゲド戦記2巻
  3. The Farthest Shore P197 ゲド戦記3巻
  4. Tehanu P252 ゲド戦記4巻


・Ursula K. Le Guin "A Wizard of Earthsea"(Bantam 1975 P183)ISBN:0-553-26250-5
訳書タイトルは「影との戦い」ゲド戦記シリーズの第一巻。真の名前をゲドと
いう若者が成長していく過程を描く。魔法の学校ともいうべきところで、他を
圧倒する勢いで成長していくゲド。だがただ一人、燗にさわる男がいた。彼に挑んだ結果は?
ファンタジー特有の、とでも言うのでしょうか、独特の雰囲気ですね。 かなり硬質の情景、一種の精神世界を描いていると言えるのかな

99.5.6〜99.5.13: 1回目


・Ursula K. Le Guin "The Tombs Of Atuan"(Bantam Books 1971 P146)ISBN:0-553-27331-0
ゲド戦記シリーズ2巻目「こわれた指輪」
the Priestess of the Tombs の生まれ変わりとされ、生みの親から引き離され
教育を受けていくアーハ。神聖なるラビリンスとされていたものが、実は。。。
ゲド戦記と名がついているはずなのだが、ゲドが出てくるのが遅すぎるような気
がするけど(^^;
前作と同様に、このファンタジーの世界は灰色ですね。モノトーンの世界。
指輪までもがシルバーなのよね。

99.5.17〜99.5.26: 1回目


・Ursula K. Le Guin "The Farthest Shore"(BANTAM BOOKS 1972 P197) ISBN:0-553-26847-3
ゲド戦記シリーズ、第3巻。

この巻では、ゲドはArchmageになっています。sorcererの中では最高位ぐら
いでしょうか?Rokeで静かに暮らしていたゲドのもとに、はるか彼方の国
から使者がやってくる、しかも使者と言うのはその国の王子Arren。どうやら
周辺部の島々では魔法が効かなくなっているらしい。ゲドとその王子Arrenは
事情を調査にでかける。

このシリーズ、難しい(^^;これまでの巻と同様に、世界はモノクロのイメージ
が続きますね。今回は生と死を取り上げてるので、重いテーマです

99.9.17〜99.10.4: 1回目


・Ursula K. Le Guin "Tehanu"(Ace Books 1991 P252) ISBN:0-553-28873-3
ゲド戦記シリーズ4巻、最後の巻です。
高名な魔法使いのオギオンの生徒であったテナーは、彼のもとを去り、農
夫の妻として、平凡な女性の暮らしをしていた。夫も亡くなり、静かに暮
らしていたのだが、オギオンからの使いが現れ、彼の寿命が尽きると知ら
せてきた。彼女を待っていたのか、テナーがやってきたまもなく彼は静か
に息を引取る。そこにゲドがドラゴンにのってやってきた。
ゲドは彼の弟子であり、またゲドはテナーをAtuanから連れ出したという
関係でもある。
それにしてもゲドに一体何が起きたのだろうか?テナーの養女はどういう
役割なのか?

ストーリーの進展というのはほとんどなく、相変わらず分かり難い状況
である。ゲド戦記全体を通じて、時が静かに流れており、つい人生とい
うものを考えてしまう本である。

2000.1.30〜2000.2.15: 1回目