はるかな未来の話。 人類は遺伝子操作によって、本来の人類とは異なる 種、Lerと呼ばれる種を生み出していた。人類の進化 した存在なのかもしれない。 しかし、そのLerと人類との折り合いは悪く、Lerは 密かに地球を脱して自らの世界を求めるようになった。 そして人類とLerはそれぞれが宇宙に進出し、植民地 を築いていったのだが、人類とLerは逆方向に進出し ていったため、ぶつかり合うこともなかった。 おまけに、これまで他の宇宙人と接触することもな かったのだ。 そういう時代に、ある惑星が攻撃を受ける。襲ってき たのはLerではないかということだが、詳細は不明だ。 そこで、地球人HanとLerであるLiszendirが調査のた めにその惑星に派遣される。 前半1/3はまずまずでしょうか。中ほどの1/3がど うもね。SFにありがちな、独特の世界観を描こうとし ているのですが、かなり退屈です。Lerの生活がどう のこうのといっても、それは作者が作り出したもので あって、読者としてはストーリーに関係なければ、興 味を維持することは難しいです。 しかし無理をして読み続けると最後の1/3はなかなか 面白いです。中ほど1/3をなんとかすれば相当面白い SFになったのではないでしょうか? 登場人物 Han Keeling: apprentice Trader Yekeb Hetrus: regional coordinator Liszendir Srith-Karen: ler 難易度 ★★☆ お薦め度★★☆ 2010.09.30〜2010.10.18: 1回目