100年以上前に、ある研究が行われていた。研究者の名前は Charles Babbage。歴史を解読しかつ未来を予言する研究だ。 その機械はBabbageマシーンと呼ばれ、未来を予言し、不都 合な未来を改ざんすることさえしてきた。 そんなこととは露知らず、デベロッパーでもあるSarahは、 地域の開発に相応しい名前を調べ、その人物の経歴を開発 に利用しようとしたのだが、その人物こそが、Babbageマ シーンに絡んだ人物だった。 その組織は100年以上前から存在し、当然のことながら組織 も、そして組織の意図するものも秘密にしておきたいと考え ており、Sarahの調査に組織は敏感に反応してしまった。 Sarah本人がまず命を狙われる。辛うじて逃れたものの、そ の後、周囲の人間が次々と命を落としていく事態となった。 なにやら、Foundationのハリーセルダンを思わせる話しで す。一方は銀河帝国の興亡を予言するものでしたが、今回 は極めて身近、1800年代から現代までの話しです。 ストーリーは3部に分かれています。第1部がSarahが特定の 人物を調査し、そのために命を狙われるという部分。 第2部、3部と続いていきますが、3部になっても話がどの方 向に収斂していくのか見当もつきません。 予想外と言えば言える展開ですが、そうなってみれば、確か にそうだろうな、という風に進んでいきます。 さて、最後の締めはどうなのでしょうね? SFとして、かなりお勧めの作品です。絶版になってるらしい のが残念です。 登場人物 Brady Quinn: Charles Baddage: Kenny Robertson: Sarah Beaumont: Dennis French: Sarah's architect Red Malone: Us Daniel Kennison: ASPCA 難易度 ★★☆ お薦め度★★★★☆ 2010.07.27〜2010.08.19: 1回目