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Roald Dahl(ロアルド・ダール)

  1. George's Marvelous Medicine By Roald Dahl P89
  2. Matilda P240
  3. Boy(Tales of Childhood) P175
  4. The BFG P208
  5. The Giraffe and the Pelly and Me P79
  6. Fantastic Mr. Fox P81
  7. Charlie and the Great Glass Elevator P159
  8. James and the Giant Peach P126
  9. Dirty Beasts
  10. The Enormous Crocodile
  11. Ah, Sweet Mystery of Life P162
  12. The Umbrella Man 1948 P279 アマゾンへ
  13. The Witches P208 1983 借 アマゾンへ


・Roald Dahl "Matilda"(Puffin Books 1990 P240) ISBN:0-312-95944-3

Matildaという可愛い(?)女の子のはなし。彼女はいわゆる神童なんだけど、
両親はそれに気づいてもない。子供に関心がないのですね。で、彼女の
神童ぶりはどれほどかと言えば、1歳半で会話は完璧、通常の大人程度の
語彙力がある。3歳になる頃には新聞や雑誌から読み方を覚えてしまった。
4歳になると図書館通い。ま、こうしたことを自力で(親に強制されてじゃ
なく)やったってのだからたいしたもんです。

そんなMatildaですが、両親の不誠実さと身勝手さに反撃を試みます。
この頃はもう5歳ですが、まだ5歳なんですよね。実に痛快にいたずら
をやってのけます(^o^;

さて、やがて小学校に入ると、そこには恐ろしい女校長Trunchbullがいま
す。裏表紙に挿絵がありますが、始めは男かと思ってました。なぜ校長に
なれたのか不思議な人物ですが、これはもうDahlの子供のときの経験から
くるのでしょうね。教育者とは言えない人物です。

99.10.15〜99.10.19: 1回目


・Roald Dahl "George's Marvelous Medicine"(PUFFIN BOOKS 1991 P89) ISBN:0-14-130111-2
ジョージは土曜日の朝、おばあさんと二人っきりで家にいることになる。
母親は買い物だし、父親は畑なのよね。このおばあさん、信じられない
ほど、くそババア。どうやらジョージをこき使い、無理なことを言い、
脅かして憂さ晴らしをしているようだ。ジョージは8歳だから、おばあさん
のいうことを本気にして怖がっている。
おばあさんはいつも薬を飲んでいるのだが、ジョージは特別製の薬をおばあ
さんに作ろうとする。いくらなんでも信じがたい薬だね。ちょっとひどすぎる
中身です。一口飲んだら死にそうな薬だわ。
とはいえ、その効果を知ると、なんだか愉快な気分になってきます。
非現実の子供の世界を楽しむのもいいもんですね


99.10.5〜99.10.6: 1回目


・Roald Dahl "Boy(Tales of Childhood)"(PUFFIN BOOKS 1986 P176) ISBN:0-14-130305-0

ダールの自伝のようなもの。というか自伝の名を借りて、この時代の情景を
ありありと描いて見せた、といっていいかもしれない。

実は、Angela's Ashesに続いて(並行してかな)読んでいるのだが、奇しくも
時代はほぼ同じ。状況はかなり違うものの、70年から100年前ってのは、なんか
凄いね。こういうのを読んでると、今生きている自分は、半分死んでいるの
じゃないかと思うぐらい刺激は少ない。誰もが飼いならされた猫みたいに、
温和な人達ばかりだなって思えてきます(^o^;

いずれにしろ登場人物はいずれも凄い人達ばかり。現在なら裁判沙汰になり
そうだ(^^;

99.9.20〜99.9.27: 1回目


・Roald Dahl "The BFG"(PUFFIN BOOKS 1984 P208) ISBN:0-14-130105-8
ソフィーとBFGという巨人のお話。ある寝つけない夜、うっかり巨人を
見てしまったソフィーはその巨人に連れ去られる。この巨人は格別耳
が大きく、何でも聞こえる、夢も聞こえるということで、夢を捕まえて
はその夢を子供たちに与えているというのだ。
しかしこのBFG、巨人のなかでは特に小さく性質も穏やか。他の巨人は
というと主食が人間なのです。

2000.01.23〜2000.01.27: 1回目


・Roald Dahl "The Giraffe and the Pelly and Me"(PUFFIN BOOKS 1985 P79) ISBN:0-14-130228-3
ビリーは近くにあるもとお菓子屋がどうなるのか気になっています。売りに
出されているからです。そんな気になるある日、そのお店は買い手がつい
たようです。その店の入り口はとてつもなく高く、一体誰がこんな入り口
を必要とするのだろう、なんて考えたりします。店を見上げていると、
窓からはキリン、ペリカン、モンキーが顔をのぞかせてます。一体彼らは
何者なんでしょうね。


2000.01.28〜2000.01.28: 1回目


・Roald Dahl "Fantastic Mr. Fox"(PUFFIN BOOKS 1970 P81) ISBN:0-14-130113-9
3人の金持ちだがとっても意地の悪い嫌な農夫と、賢いきつねの話。
この3人は、ニワトリを飼っているデブ、アヒルを飼っているチビ、七面鳥
を飼っているヤセ。きつねに自分の農場を荒らされて怒っており、なんとか
やっつけようとするのですが。

なかなか痛快な話です。意地の悪い人間が出し抜かれるってのはなんとも
小気味のいいことですね。途中にさりげなく善悪を批評するところもあり、
読んでて楽しい本でした。

2000.02.6〜2000.02.6: 1回目


・Roald Dahl "Charlie and the Great Glass Elevator"(PUFFIN BOOKS 1972 P159) ISBN:0-14-130112-0
Charlie and the Chocolate Factoryの続編のようですね。父母、母方の
祖父母、父方の祖父母とチャーリー、それにWonka氏の7人がチョコレート
工場に戻ろうと、巨大なガラスのエレベーターに乗ります。祖父母が驚き
エレベータのボタンを押すタイミングが微妙にずれて、エレベータは地球
の軌道にのってしまいました。その軌道上には初のアメリカの宇宙ホテル
もあり、彼らはついでにそこに一番乗りしようということになるのですが。

なんとも言えない本ですね。子供には面白いのかな?大人が読むとちょっと
無理があるような気がします。祖父母の行動がなんかとってつけたような、
自然な感じではないです。

2000.02.13〜2000.02.15: 1回目


・Roald Dahl "James and the Giant Peach"(PUFFIN BOOKS 1996 P126) ISBN:0-14-037424-8
両親を変な事故でなくしたジェームズは叔母二人にひきとられる。辛い
毎日を送っていたのだが、ひょんなことで巨大な桃が庭先に成長し、そ
こに入っていったジェームズ。中には巨大化したムカデとかてんとう虫、
バッタなどもいる。こうした虫たちとともに、桃に乗ってというより、
中に入ったままでかな、冒険にでかける話。

2000.02.16〜2000.02.18: 1回目


・Roald Dahl "Dirty Beasts"(PUFFIN BOOKS) ISBN:0-14-050435-4
絵本のようなペーパーバックです。
かなり小さな子向けの本でしょう。それだけに、内容は
ブラックユーモア的なところがあります。なにしろ、人を
動物が食べたりしますから。

難易度 ★
お勧め度★

2002.07.1〜2002.07.1: 1回目


・Roald Dahl "The Enormous Crocodile"(PUFFIN BOOKS) ISBN:0-14-036556-7
Dirty Beastsと同じく、これも幼児向きの本でしょう。
大きなワニが工夫をこらして子供たちを捕まえて食べよう
という話です。

難易度 ★
お勧め度★

2002.07.2〜2002.07.2: 1回目


・Roald Dahl "Ah, Sweet Mystery of Life"(PENGUIN 1953 P162) ISBN:0-14-011847-0
7作品からなる短編集。最初の3作品は非常に面白く、初心者
にお薦めの作品だと思ったが、そのあとの作品はそれほどでも
ない。全体としてはそこそこの本ということでしょうか。

難易度 ★☆
お勧め度★★★

2002.07.3〜2002.07.11: 1回目


・Roald Dahl "The Umbrella Man"(PENGUIN 1948 P279)
ISBN:0-14-130271-2The Umbrella Man(アマゾン)
児童文学作家であるDahlは時々大人向けの作品も書くらしい。
これもそのひとつ。13篇からなる短編集。全体としては、や
や皮肉っぽい作品。

難易度 ★☆
お勧め度★★★

2004.10.08〜2004.10.12: 1回目


・Roald Dahl "The Witches"(PENGUIN 1983 P208)
ISBN:0-14-130110-4The Witches(アマゾン)
両親を亡くした主人公は、祖母と二人で暮らしている。
その祖母は魔女に詳しく、昔は魔女退治の組織に属して
いたのだった。彼女から魔女のことを色々聞いていた主
人公だが、夏休みにホテルに滞在していたとき、偶然にも
魔女大会に遭遇してしまう。

ダールの作品ではかなり面白い方ですね。大人もそれなり
に楽しめます。

難易度 ★
お勧め度★★★☆

2005.09.11〜2005.09.15: 1回目