<代表作>
サマランカ13歳。母親は原因不明で家を出ていった。その母を連れ戻しに 祖父母と共に、オハイオ州ユークリッドからアイダホ州ルーイストンまで約 2000マイルにおよぶ旅に出る。旅の途中、友達の話、祖父母の話が語られて いく。不思議なことに、変人が至るところに出てくるのだが、それは一体な ぜだろう? 前半は退屈だが、さすがに後半に入ると面白くなる。母の死を受け入れる ことのできない少女の心のありようを描いたものであるが、設定に少し無理 があるのではなかろうか。母親の弱さ、父親の優しさゆえの優柔不断。友人 のおかしな行為。サラマンカが現実を直視するために必要な設定とはいえ、 ちょっと不自然さを感じます。 ワラビさんより本は拝借 2000.7.19〜2000.7.25: 1回目