Harry Boshシリーズ
匿名の人物から死体を発見したという連絡を受け、Harryは 現場にでかける。そこでみたものは、薬物中毒死と見過ごされ そうだが、実は殺人事件であった。被害者はベトナム戦争時に Harryも知っている人物。調査を進めるうちに、過去の銀行 強盗との関係が浮かび上がってきた。 かなり複雑な構成ですね。しかも余分なものを入れて読者を 混乱させようともしているのがうまい。一匹狼的な刑事です から、警察内部でもある程度孤立しているのでしょう。それ をうまく使っております。 登場人物 Harry Bosch: LAPD homicide cop Jerry Edgar: partner of Harry Eleanor Wish: FBI Billy Meadows: fellow Vietnam tunnel rat 難易度 ★★★ お勧め度★★★☆ 2005.12.29〜2006.01.07: 1回目
現職刑事がモーテルで自殺。何かと問題があり、内調が入っていた らしいので、Irvingは自殺で片をつけたかったらしい。しかし、本来 なら、まず自分に知らせが来なかったことに不信を抱いたHarryは、 勝手に捜査を始める。 なかなか複雑に入り組んだ話でした。警察署を第一に考えるIrving はどうなんでしょうね。事件の解決よりもまずは警察の信頼を優先 ですか。もっともHarryのような部下がいれば、気の休まる暇がな さそうですけど。 登場人物 Harry Bosch: LAPD homicide cop Irvin Irving: Assistant Chief Cal Moore: dead Sylvia Moore: wife of Cal 難易度 ★★★ お勧め度★★★☆ 2006.01.14〜2006.02.01: 1回目
ハリーボッシュシリーズ。 4年ほど前に、連続殺人事件Dollmakerを逮捕する際、犯人の 不審な動きに反応して殺してしまった。それに大して遺族が ハリーを告発し裁判が開かれている。まさにそのとき、遺体 が発見される。手口はDoolmakerと酷似している。ハリーは、 無実の人間を射殺したのか?それとも今回の殺人はコピー キャットによるものなのか? 相変わらずハリーは単独行動が多いです。それと思い込みも。 犯人と目星をつけたものが次々と変わるのはなぜでしょうか? でもまあ、かなり面白い作品です。 登場人物 Harry Bosch: LAPD homicide cop Irvin Irving: Assistant Chief 難易度 ★★★ お勧め度★★★☆ 2006.02.09〜2006.02.19: 1回目
Harry Boschなる殺人課刑事が主人公。このボッシュ、どうやら上役ともめて 停職処分中。さらに、精神不安定と目されてか、カウンセリングを受けなく てはならないらしい。それも彼の気に入らないところだ。一日何も為すこと もないと碌なことがないのだが、ふと、過去の殺人事件を思い出す。そう、 それこそが彼のミッションのはず。その殺人事件とは35年前に殺された母親 のこと。誰がなぜ殺したのか?また、なぜその事件はきちんと調査されなかった のか? タイトルのラストコヨーテがこのボッシュの心情、状況を象徴しており、 やるせない思いを抱くかもしれません。でも最後の最後はいいラスト シーンになりました(^o^;99.5.27〜99.6.7: 1回目 06.2.21〜06.3.4: 2回目
レポーターのJackには双子の兄弟がいる。刑事であるその兄弟が 自殺をしたという知らせを受ける。なぜ自殺をしたのか?未解決 の事件に悩んでいたことは知っていたものの、割り切れない思い のJackは、自殺した理由を知ろうと調査を始める。 刑事たちの自殺はかなり多いらしく、その原因などもかなり研究 されているらしい。そこに焦点を当てたとも言える作品。あるい は、それを逆手に取った作品とも言えるかな。もっともらしい自 殺が実は殺人であったということ。またその殺人が複雑な構成に なっていて、最後まで息を抜けない。 登場人物 Jack McEvoy: reporter Rachel Walling: FBI William Gladden: 気になる表現 難易度 ★★★ お勧め度★★★☆ 2004.10.22〜2004.11.01: 1回目