洋書の部屋 作家別  既読作品 未読作品   TIME  赤毛のアン  英語クイズ

Harlan Coben(ハーラン・コーベン)

Harlan Coben公式サイト

  1. Deal Breaker P343 1995 アマゾンへ
  2. Drop Shot P341 1996 アマゾンへ
  3. Fade Away P346 1996 アマゾンへ
  4. Back Spin P343 1997 アマゾンへ
  5. One False Move P383 1998 アマゾンへ
  6. The Final Detail P372 1999 アマゾンへ
  7. Darkest Fear P319 2000 アマゾンへ
  8. Tell No One P370 2001 アマゾンへ
  9. Gone for Good P432 2002 アマゾンへ
  10. No Second Chance 2004 アマゾンへ
  11. Miracle Cure 2004 アマゾンへ


・Harlan Coben "Deal Breaker"(A Dell Book 1995 P343)
ISBN:0-440-22044-0 Deal Breaker(アマゾン)
マイロン・ボリターシリーズ第1巻。
スポーツエージェントという、日本では聞きなれない職業を糧
とするMyron Bolitar。スポーツ選手とチームとの契約を代行
する仕事なのだが、それ以外にも、選手の面倒を色々みたりする。
Steelもそんな選手の一人である。彼には謎の失踪をとげた恋人
がいるのだが、彼女は生きているだろうか。
Steelのために、また自分のためにもMyronは調査に乗り出す。

久し振りに面白いミステリーに出会った感じです。これって
シリーズものなんですね。楽しみです。

登場人物
Myron Bolitar: sport agent	
Windsor Horne Lockwood V: Myron's colledge friend
Esperanza Diaz: 
Otto Burke: 
Larry Hanson:
Christian Steel: 
Kathy Culver: 
Jessica Culver: 
Adam Culver: 
Paul Duncan: 

難易度 ★★
お勧め度★★★★

2002.5.25〜2002.6.1: 1回目

・Harlan Coben "Drop Shot"(A Dell Book 1996 P341)
ISBN:0-440-22045-9 Drop Shot(アマゾン)
マイロン・ボリターシリーズ第2巻。
スポーツエージェントのMyron。今回はテニスが舞台です。
クライアントであるDuaneの試合を観戦している最中、銃声
の音がする。急いで駆けつけると、倒れていたのは数日前に
コンタクトをしてきた元テニスプレーヤーのValeriだった。

調査を続けるうちに6年前の殺人事件が浮かび上がってくる。
その殺人と今回の殺人とは関連があるのか?

前回に続き魅力的な脇役がWinでした。彼独特の哲学か、あ
るいは極めて単純な行動様式なのかわかりませんが、悪に
対してほんとストレートな反応をします。善人特有のためら
いというものがないのですね。

登場人物
Myron Bolitar: sport agent
Windsor Horne Lockwood V: Myron's colledge friend
Esperanza Diaz: Pocahontas, pro-wrestler
Duane Richwood: client, tennis player	
Frank Ache:	
Valerie Simpson: former tennis player, murdered	
Pavel Menansi: ex-player coached Valerie	
Errol Swade: murder Alexander Cross	
Curtis Yeller: murder Alexander Cross	
Deanna Yeller: Curtis's mother	

難易度 ★★
お勧め度★★★★

2002.7.10〜2002.7.14: 1回目

・Harlan Coben "Fade Away"(A Dell Book 1996 P346)
ISBN:0-440-22268-0 Fade Away(アマゾン)
マイロン・ボリターシリーズ第3巻。
バスケット選手であり、かつてはマイロンのライバルであった
Gregが失踪。孤独を好むGregは単にどこかで休暇をとっている
だけかもしれず、スキャンダルを恐れるチームのオーナーはマ
イロンに捜索を依頼する。
単なる失踪か、それとも既に殺されているのか。事態は予想も
しない方に展開していきます。

出だしはいつものごとく。シリーズも3作目となるとマンネリ化
か、と思いきや、今回は事件が大掛かりです。やはり面白い。

登場人物
Myron Bolitar: sport agent
Windsor Horne Lockwood V: Myron's colledge friend
Esperanza Diaz: Pocahontas, pro-wrestler
Jessica Culver: novelist
Greg Downing: Myron's ex-rival
Emily: Greg's ex-wife
Cole Whiteman: Raven Brigade
Carla Anderson: Liz Gorman
Audrey: reporter
Roland Dimonte: homicide detective

難易度 ★★
お勧め度★★★★

2002.9.5〜2002.9.8: 1回目

・Harlan Coben "Back Spin"(A Dell Book 1997 P343)
ISBN:0-440-22270-2 Back Spin(アマゾン)
マイロン・ボリターシリーズ第4巻。
ゴルフのプロトーナメントで20数年振りに優勝目前としている
ゴルファージャック。その舅であるバックウェルがマイロンに
近づいてきた。ジャック夫妻が危機的状況にあるというのだ。
バックウェルは実はWinの叔父、つまりジャックの妻リンダは
Winの従姉妹に当たる。
さて、その危機とは、彼等夫妻の息子が誘拐されたということ
だが、その目的は何か?

Winは今回積極的な役割を果しません。母親との接触を完全に
避けているからか?Winが出てこないと面白くないのですが、
その代わりにWinの過去が少し明らかにされます。事件は意外
な展開を迎え、終局は。。。

登場人物
Myron Bolitar: sport agent
Windsor Horne Lockwood V: Myron's colledge friend
Esperanza Diaz: Pocahontas, pro-wrestler
Jack Coldren: golfer
Linda Coldren: golfer, Jack's wife
Stone Buckwell: Linda's father, Win's uncle
Chad: son
Matthew Squires: Chad's friend
Diane Hoffman: Jack's caddie
Lloyd Rennart: then-caddie

難易度 ★★
お勧め度★★★☆

2002.10.4〜2002.10.9: 1回目

・Harlan Coben "One False Move"(A Dell Book 1998 P383)
ISBN:0-440-22544-2 ONE FALSE MOVE(アマゾン)
マイロン・ボリターシリーズ第5巻。
女子バスケットボーラーの第一人者Brendaの護衛を依頼されるマ
イロン。何者かに脅迫されているらしい。彼女の父親も脅迫が始
まった頃姿をくらまして現在行方がしれない。その父親というの
はマイロンが高校ぐらいのとき彼をコーチしてくれた人物。

Brendaの母親もまた20年前に行方をくらしましているというのだ
が、調査を進めていくとどうやら20年前に事件に関係があるよう
だ。

これはマイロンシリーズでもできが非常にいいと思います。ミス
テリー+ロマンス+適度の暴力。

登場人物
Myron Bolitar: sport agent
Windsor Horne Lockwood V: Myron's colledge friend
Esperanza Diaz: Pocahontas, pro-wrestler
Jessica Culver: novelist
Big Cyndi: 
Brenda Slaughter: basketball star
Horace Slaughter: father, missing
Anita Slaughter: mother
Mabel Edwards: aunt
Arthur Bradford: running for governor

難易度 ★★
お勧め度★★★★☆

2002.11.4〜2002.11.8: 1回目

・Harlan Coben "The Final Detail"(A Dell Book 1999 P372)
ISBN:0-440-22545-0 The Final Detail(アマゾン)
マイロン・ボリターシリーズ第6巻。
マイロンはCNNのアンカーウーマンと無人島に近い金持ちの別荘
ともいえる島で互いの心の傷を癒していた。その間、事務所はエ
スペランザに任していたのだが、クライアントの一人が殺害され、
エスペランザが容疑者として逮捕される。急遽戻ってきたマイロ
ンに、エスペランザは何も話そうとはしない。

この作品、マイロンの弱さを全面に出しております。暴力に弱く、
精神面がもろく、両親との結びつきが異常に強くかつ子供っぽい。
父親が心臓に痛みを感じたことを知って泣くかな?病気って決まっ
たわけじゃなし。

狩猟の議論もちょっと不必要な気がする。確かに最後に伏線だった
ことは分かるけれども、あれは要らんね。

マイロンとWinは互いに相反するものを持ち、それが二人を結びつ
けている、という設定なのは分かるけれど、こうも弱いマイロン
だと興味が半減します。Winを主人公にした方がいいな。

登場人物
Myron Bolitar: sport agent
Windsor Horne Lockwood V: Myron's colledge friend
Esperanza Diaz: Pocahontas, pro-wrestler
Jessica Culver: novelist
Big Cyndi: 
Clu Haid: client
Bonnie: wife
Terese Collins: anchorwoman for CNN
Sophie Mayor: owner of Ynakee
Lucy Mayer: missing girl
Billy Lee Palms: 

難易度 ★★
お勧め度★★★

2002.11.21〜2002.11.24: 1回目

・Harlan Coben "Darkest Fear"(A Dell Book 2000 P319)
ISBN:0-440-23539-1 Darkest Fear(アマゾン)
マイロン・ボリターシリーズ第7巻。
昔の恋人が突然訪れてきた。苦い想い出となっている彼女とは
話したくもないMyronだが、やむを得ず話しを聞くと息子が悪
性貧血だという。骨髄移植しか治す方法がない厄介な病気だ。
しかもなんと、その息子とは、Myronとの間にできた子供だと
いうではないか。家族関係に弱いMyronはどうするのか?

恋人とくれば即温かい家庭を夢み、両親とは親離れが進んでい
ないMyron。そんなMyronに子供がいれば一体どうなるのでしょう。
なりふりかまわずドナーを探すってことになるのは必然ですね。

さて、そんなあまっちょろいMyronですが、今回は必死なだけ
あって、かなり活躍します。おまけにこの作品では魅力的な
脇役が随所に出てくるのもいいですね。元恋人のEmilyもいいし、
幼稚園の先生も魅力的だ。

キャラ作りとして一人不自然な人間が登場しますが、これが最
後の最後まで違和感を感じてましたが、実は伏線だったようで
す。こういう伏線はいいのか悪いのか?

登場人物
Myron Bolitar: sport agent
Windsor Horne Lockwood V: Myron's colledge friend
Esperanza Diaz: partner, Pocahontas
Big Cyndi: 
Emily Dowing: old girlfriend
Jeremy: Emily's son
Greg Dowing: Jeremy's father
Dennis Taylor: Dennis Lex. Donar
Susan Lex: 
Nathan Mostoni: 
Stan Gibbs: 

難易度 ★★
お勧め度★★★★

2002.12.14〜2002.12.17: 1回目

・Harlan Coben "Tell No One"(A Dell Book 2001 P370)
ISBN:0-440-23670-3 Tell No One(アマゾン)
 運命の糸で結ばれたかに思われるほど、幼い頃ころから相思
相愛だったBeckとElizabeth。ある日、Elizabethが誘拐され殺
害される。悲しみに打ちひしがれ8年が過ぎていった。
そこへE-Mailが送られてくる。二人にしか分からないことが書
かれてあり、Elizabethは生きている可能性が。。。

 根底にはロマンスが。しかし本質はミステリー、それもかなり
上質です。人間関係は複雑に入り組み、ストーリーは二転三転す
る。そして読者は見事なまでに予想が外れてしまう。途中、少し
人物描写に疑いを持ったが、それも解消され、最後にはなるほど
と思わせるできです。

登場人物
David Craig Beck: pediatrician	
Elizabeth Sarah Parker: wife	
Hoyt Parker: Elizabeth's father	
Hester Crimsten: lawyer	
Shauna: plus-size model	
Griffin Scope: billionaire, 70

難易度 ★★
お勧め度★★★★

2003.1.8〜2003.1.19: 1回目

・Harlan Coben "Gone for Good"(A Dell Book 2002 P432)
ISBN:0-440-23673-8 アマゾンへ
11年前、元恋人が殺される。容疑者の兄は逃亡し、未だ生死が
不明。心労からか母親が亡くなるが、死ぬ間際に、兄Kenは生き
ているとWillに告げる。兄の生存を知り驚くまもなく、今度は
今の恋人が突然いなくなる。

全体の構想としては逆転に次ぐ逆転で面白いと言えば言えなくも
ないが、主人公Willの能力不足が目立ちすぎる。周囲の人間が人
並み外れたものばかりで、Will一人が普通の人間って感じです。
運命に翻弄され右往左往するばかりでは、ちょっと興ざめか。

登場人物
Will Klein: 
Sheila Rogers: 
Carly: Sheila's daughter
Ken Klein: brother
Melissa: sister
Yogi Squares: friend
Nora Spring: 
Julie Miller: murdered
Katy Miller: Julie's sister
Joseph Pistillo: assistant director in charge
Philip McGuane: friend of Ken
John Asselta: Ghost

気になる表現

難易度 ★★
お勧め度★★★

2004.07.18〜2004.07.23: 1回目