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Agatha Christie(アガサ・クリスティ)

  1. Poirot Investigates By Agatha Christie P246 アマゾンへ
  2. And Then There Were None By Agatha Christie P192
  3. Postern of Fate By Agatha Christie P276

ポアロシリーズ
  1. The Mysterious Affair at Styles 1920 P196『スタイルズ荘の怪事件』 アマゾンへ
  2. The Murder on The Links 1923 P228『ゴルフ場殺人事件』 アマゾンへ
  3. The Murder of Roger Ackroyd 1926『アクロイド殺害事件(アクロイド殺し)』P241 アマゾンへ
  4. The Big Four 1927『ビッグ4』P215 アマゾンへ
  5. The Mystery of the Blue Train P278 1928 『青列車の秘密』 アマゾンへ
  6. Peril At End House P182 1932 『邪悪の家(エンド・ハウスの怪事件)』 アマゾンへ
  7. Lord Edgware Dies P228 1932『エッジウェア卿の死(晩餐会の13人)』 アマゾンへ
  8. Murder on the Orient Express P245 1934『オリエント急行の殺人』 アマゾンへ
  9. Three-Act Tragedy 『三幕の悲劇(三幕の殺人)』1934(Murder in Three Acts)
  10. Death in the Clouds (Death in the Air)1935『雲をつかむ死(大空の死)』
  11. The A. B. C. Murders (The Alphabet Murders)1935『ABC殺人事件』
  12. Murder in Mesopotamia 1936『メソポタミアの殺人(殺人は癖になる)』
  13. Cards on the Table 1936 『ひらいたトランプ』
  14. Dumb Witness (Poirot Loses a Client)1937『もの言えぬ証人』
  15. Death on the Nile 1937『ナイルに死す』
  16. Appointment with Death 1938『死との約束』
  17. Hercule Poirot's Christmas (Murder for Christmas; A Holiday for Murder)  1938『ポアロのクリスマス』
  18. Sad Cypress 1940 『杉の柩』
  19. One, Two, Buckle My Shoe (The Patriotic Murders; An Overdose of Death)  1941『愛国殺人』
  20. Evil Under the Sun 1941『白昼の悪魔』
  21. Five Little Pigs (Murder in Retrospect)1942『五匹の子豚』
  22. The Hollow 1946『ホロー荘の殺人』(Murder After Hours)
  23. Taken at the flood (There Is a Tide)1946 『満潮に乗って』
  24. Mrs. McGinty's Dead (Blood Will Tell)1952『マギンティ夫人は死んだ』
  25. After the Funeral (Funerals Are Fatal)(Murder at the Gallop)  1953『葬儀を終えて』
  26. Hickory, Dickory, Dock (Hickory Dickory Death)  1955『ヒッコリー・ロードの殺人』
  27. Dead Man's Folly 1956『死者のあやまち』
  28. Cat Among the Pigeons 1959『鳩のなかの猫』
  29. The Clocks 1963『複数の時計』
  30. Third Girl 1966『第三の女』
  31. Hallowe'en Party 1969『ハロウィーン・パーティ』
  32. Elephants Can Remember 1972『象は忘れない』
  33. Curtain 1975『カーテン』


・Agatha Christie "Poirot Investigates"(Harper 1992 P246) アマゾンへ
「ポアロの事件簿」とかなってますね、日本語のタイトルは。今は違ってる
かな?なにせ訳文で読んだのははるか昔のことで、内容はすっかり忘れてます。
さて、中身は短編集ということで、一つ一つ取り上げてもしようがないのです
が、短いだけに読みやすいかも。ただ、所々に出てくるフランス語には困り
ます。

99.1.2〜99.1.25 : 1回目


・Agatha Christie "The Mysterious Affair at Styles"(Berkley Books 1991 P196)
ISBN:0-425-12961-6 アマゾンへ
友人Johnに招かれてスタイルズ壮に滞在することになったHastings。のんびり
と田舎の生活を満喫していたが、その女主人つまりJohnの義理の母Inglethorp
夫人が殺害される。
Johnの家族構成は複雑。実の父親は再婚し、その相手に頭があがらなかったの
か、亡くなったときその遺産はすべて義理の母のところにいく。しかもその母
が20歳も年下の男と最近再婚した。遺産は一体どうなることやら。
偶然にも、Inglethorp夫人にこの地へ招待されていたのが、Hastingsが敬愛す
るポアロ。早速彼はポアロに事件の調査を依頼する。

ポアロシリーズの第1作目と考えてもいいこの作品は1920年に初版が出ている。
相当昔の本だね。そのため、文体自体は平易なのだが、見たことのないような
言葉が所々出てくる。もちろんポアロの推理は素晴らしいのですよ!


2000.8.17〜2000.8.22 : 1回目


・Agatha Christie "The Murder on The Links"(Berkley Books 1984 P228)
ISBN:0-425-06794-7 アマゾンへ
ポアロシリーズ第2作、初版は1923年。
ポアロに1通の手紙が大富豪から送られてくる。内容は急ぎ依頼したいことがあ
るというもの。ぜひポアロにフランスまで来て欲しいという依頼だ。それを読ん
だポアロは、手紙の書き方から、緊急を要すると判断し、ただちに依頼主のもと
にいくのだが、そのとき既に依頼主は殺害されていた。

フランスの事件ということで、フランスの刑事Giraudが登場する。有能だが傲慢
なところのある彼は、ポアロに対抗意識を持っているらしい。ポアロを昔活躍し
た時代遅れの探偵と思いたいようだ。

ポアロは相変わらず冴えているが、ヘイスティングスは今回ちょっと情けない立
場でした(^^;片っ端から恋している。

2000.8.28〜2000.9.3 : 1回目


・Agatha Christie "The Murder of Roger Ackroyd"(Berkley Books 2000 P241)
ISBN:0-425-17389-5 アマゾンへ
ポアロシリーズ第3作、初版は1926年。邦題は「アクロイド殺害事件」

アクロイドが医師のシェパードに相談を持ち掛ける。結婚を申し込んでいた
未亡人Mrs.Ferrarsが自殺したのだ。その自殺した夫人から最後の手紙が
アクロイドのもとに届き、その内容を知らないまま帰宅したシェパードは
その夜アクロイドが殺害されたという電話を受ける。

高校のとき訳書を読んでショックを受けた本。今原書で読んでみて、時代
は古いものの、その古さを感じさせない凄さがある。結末が分かっていな
がら、本当にそうだったかどうか不安なのね。そういう気配がどこにも
ないものだから。

難易度 ★★☆ やや古い語句がある

2000.12.24〜2000.12.28 : 1回目


・Agatha Christie "The Big Four"(Berkley Books 1984 P215)
ISBN:0-425-09882-6 アマゾンへ
ポアロシリーズ第4作、初版は1927年。
ヘイスティングスがアルゼンチンから戻ってきた。しかし、肝心のポアロ
は依頼を受けてそのアルゼンチンにでかけるところであった。今にもでか
けようとしたその矢先に、一人の男が訪ねてくる。そして戸口で倒れてし
まう。彼がなんとか口にしたのは「4」という言葉。その後、それはビッ
グフォーと呼ばれる国際的犯罪組織の4人を意味していることがわかる。
そして、ポアロへの依頼は彼の注意をそらすことにあった。

ポアロシリーズには珍しく、国際犯罪組織を相手にしたもの。さすがのポ
アロも苦戦する。ビッグフォーが相手とはいうものの、その中で特に興味
をひくのはNumber 4だろう。変幻自在、神出鬼没だからね。

難易度 ★★☆

2001.1.10〜2001.1.14: 1回目


・Agatha Christie "The Mystery of the Blue Train"(Berkley Books 1955 P278)
ISBN:0-425-13026-6 アマゾンへ
ポアロシリーズ第5作、初版は1928年。
大富豪の娘Ruthは女たらしの伯爵Comte de la Rocheとの仲を父親に引き裂か
れ、その腹立ちからか、単に貴族と結婚したかったからか、Derek Kettering
と結婚した。しかし彼女の性格からして結婚生活がうまくいくはずはなかっ
た。父親は離婚を娘に承知させ、Derekにも脅しをかける。
元恋人Comte de la Rocheと会いにRuthは青列車に乗る。目的地に着く前に彼
女は殺されてしまう。
この青列車には夫Derekも偶然に乗り合わせており、またポアロも乗っていた。
元恋人が犯人か、それとも夫が殺したのか。人間関係が複雑に入り組んでお
り、またポアロの例の思わせぶりな言葉で読者(私だけど)の予想は二転三転
するね(^o^;

2000.10.13〜2000.10.15: 1回目


・Agatha Christie "Peril At End House"(Berkley Books 1991 P182)
ISBN:0-425-13025-8 アマゾンへ
ポアロシリーズ第6作、初版は1932年。
既に引退しているポアロはHastingsと一緒にSt.Looでのんびりとしている。
そんなポアロがEnd Houseの持ち主Nickが殺される危険のあることを知る。
殺人を防ごうとしたものの、Nickと間違われてMaggieが殺される。ポアロは
これにショックを受ける。

さすがに本格ミステリー。予想はすべて外れました(^^;やはり面白い。

登場人物
Hercule Poirot: private detective
Hastings: 
Nick Buckley: Magdala
Charles Vyse: cousin, lawler
Maggie: cousin	
Commander Challenger: George, English Navy
Freddica Rice: girlfriend, married and wanted divorce
Jim Lazarus: dealer in Bond Street
Croft: Australian, cottageを借りる
Ellen: maid

難易度 ★★

2001.08.06〜2001.08.12: 1回目


・Agatha Christie "Lord Edgware Dies"(Berkley Books 1933 P228)
ISBN:0-425-09961-X アマゾンへ
ポアロシリーズ第7作、初版は1932年。
夫と離婚を望んでいる女優Jane。彼女がポアロに依頼したのは、
夫を説得して離婚できるようにして欲しいというもの。人の心理
に興味を抱くポアロは夫に会うが、彼は離婚に反対していたわけ
ではなかった。
その夫が殺害される。嫌疑は当然Janeにかかるのだが、ポアロは
釈然としないものを感じる。

登場人物
Hercule Poirot: private detective
Hastings: 

難易度 ★★
お勧め度★★☆

2002.03.02〜2002.03.6: 1回目


・Agatha Christie "Murder on the Orient Express"(Berkley Books 1934 P245)
ISBN:0-425-17375-5 Murder on the Orient Express(アマゾン) アマゾンへ
ポアロシリーズ第8作、初版は1933年。
ある事件を解決し、イギリスに帰る途中オリエント急行に乗るポアロ。
冬という季節外れにも関わらず、ファーストクラスは満席であった。
同乗したBouc氏のお蔭でなんとかファーストクラスを確保。不思議な
ことには、同じ車両に乗り合わせた人々の階級、国などが非常に異なっ
ていることだった。
その夜同じ車両に乗っていたRatchettが殺害される。列車は雪のため
立ち往生で外部との連絡もとれない。そこでBouc氏の以来によりポア
ロが事件の解決に乗り出す。

余りにもよく知られたオリエント急行殺人事件です。同じ列車に乗り
合わせた人たちの証言、犯人が残したと思われる証拠の品々。そして
ポアロが見聞きしたことと彼の記憶。外部との連絡が取れないために
容疑者の身元も確かめることはできない。しかも証言からすると全員
にアリバイが存在する。一見して不可能と思われる事件をポアロはど
う推理していくのでしょう。

結末は既に分かっていても、それでも惹きつけられる作品です。読ん
だことがなければ尚更お勧め。

登場人物
Hercule Poirot: private detective

難易度 ★★
お勧め度★★★★

2003.03.23〜2003.03.26: 1回目