<代表作>
その市で2番というほど成績優秀なジェローム。人種融合政策とでも いうのか、白人の学校に黒人を在籍させる法案が通り、彼がそれに 選ばれる。つまり白人の学校での唯一の黒人学生となるわけだ。といっ てジェロームは特にそれを気にするわけでもない。自分をしっかり持っ ているのですね。その学校には、以前野球の試合でショートのポジショ ンで目を引いたBixがいた。その動きは実に素晴らしく印象に残っていた のだ。 そんな彼が、ジェロームの秘密の森の中のバスケット場にやってきた。 バスケットを全く知らない彼に、ジェロームはすべてを教える。ただ ひとつ、フェイクを除いて。Bixは嘘に耐えられない性格なのである。 語句はかなり難しい。内容は深刻なのだが、深く掘り下げて書かれている わけではないので、なるほどそんなものかな、というぐらいで終わってし まいそう。大人が読むには少し物足りなさを感じる。 2000.6.18〜2000.6.25: 1回目