<代表作>
時は第1回十字軍遠征時、ところはビザンチン。これは史実をもとにした Anna Comnenaの物語である。 Annaはビザンチン皇帝Alexius一世の長女であり、その後継者と自他ともに 認めていた。しかし、ふとしたことから帝位の座は弟Johnのものとなる。 Annaは修道院に送られ、回想する形で物語りは進む。 ビザンチンの時代の女性、しかも皇族の女性の生き方を垣間見ることの できる作品と言えようか。女性の皇位継承者に選ばれるというのも興味 深いところだが、この作品からは、Annaの皇位継承者のとるべき手段と いうか、権謀術数が弟に比べると1歩も2歩も劣っていると感じるのは否 めない。それがちょっと残念。 難易度 ★☆ 2001.5.7〜2001.5.11: 1回目