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Jim Aikin(ジム・アイキン)

  1. The Wall At The Edge Of The World by Jim Aikin P309 1993 アマゾンへ


・Jim Aikin "The Wall At The Edge Of The Worl"(Ace Books 1993 P309)
ISBN:0-441-87140-2 The Wall At The Edge Of The Worl(アマゾン)
舞台は恐らく1000年以上未来の地球。21世紀かもっと後かは
わからないが、地球は大気汚染が進み、人心は荒廃していた。
そういう時期に一種のミュータントと思われる人種が出現す
る。テレパシーなどの能力を使える人種。彼らは一所に集まり
コミュニティを形成し、やがては外部の愚かな人類を抹殺し、
今日に至る。

この世界は誰もが隠し事もなく調和のとれた世界だ。ただ、
時々能力を持たない子供が生まれるときがあり、彼らは調和を
乱すものとして粛清される。つまり処刑されこの世界から抹殺
される。

主人公Danloの妻は、ある日能力を失い処刑される。通常なら、
悲しみの記憶は削除されるのだが、Danloは妻の記憶を隔離する
術を知っており、妻の思い出をずっと持っていた。能力を持たな
いものがなぜ処刑されなければならないのか?彼の疑問は徐々に
大きくなっていく。

久しぶりの満足できるSFでした。混乱しているが自由な世界、
調和はとれているが自由がない世界。面白く考えさせられる作品
でした。

登場人物
Danlo Ree: travelling counter
Julan: 
Oxar Blennish: rememberer
Linnie: 

難易度 ★★☆
お薦め度★★★★

2005.08.27〜2005.09.11: 1回目