2002JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第8戦

9/1(日)、浅間台スポーツランド、ドライ




2002JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第8戦
A4クラス

順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位中島憲久 CE9A0'58"6990'57"1170'57"117
2位遠藤康浩 CP9A0'57"4600'58"1890'57"460
3位梅沢考志 CP9A1'07"5400'58"0760'58"076
4位三間康 CP9A0'58"4290'58"3280'58"328
5位鈴木裕 CP9A0'59"0700'58"5800'58"580
6位石綿幸治 CN9A1'15"3630'59"1750'59"175
7位佐藤和義 GC81'00"4450'59"8670'59"867
8位鈴木謙二 CT9A1'05"5871'00"6991'00"699

1.まえがき

 夏休み最後の日曜日となる9/1に、浅間台スポーツランドで開催されたJMRC神奈川ジムカーナシリーズ第8戦に参戦しました。
 前回の相模湖から少し世間を騒がしている(?)とおり、神奈川ジムカーナシリーズを盛り上げる活動を開始しています。今回も、競技終了後のミーティングや、アンケート収集、これまでのアンケート結果や議論内容の配布などを予定しており、立ち止まったら全ての作業を放棄してしまうと断言できるくらい忙しい毎日になっているため、とにかく日々の生活を全力で過ごして当日を迎えることになりました。
 さらに前日は、多くの声を集める目的もあって、清里での練習会に参加し、かなりの強行軍が予想される中のエントリーでした。しかし前日に走ってイベントにのぞむのは今年初ですので、多少良い結果を期待しているところでもあります。

2.当日

 そんなわけで、清里から大渋滞の中帰宅し、寝たのは1時過ぎ。またまた4時には起きて、今度は浅間台へ出発です。連日のこの睡眠時間はちょっと辛い(涙)。
 さすがにゲートオープンには間に合わず、会場に到着したのは受付が始まってからでした。しかし、なんか会場の雰囲気がおかしい。どうやら、出走順がゼッケン順じゃないらしいのです。また、正式受理書のゼッケン番号と実際のゼッケン番号が異なっているとか。ただでさえシリーズ終盤に来て、それじゃなくてもピリピリし始めている時なので、このあたりはきちんとやってほしかったですね。
 遅くなっちゃったので取り急ぎ受付を済ませて、今回もエントラントミーティングとかでお騒がせするので、主催者の方にご挨拶して、準備を進めます。しかし、今日は暑いです。昨日の清里がうそのようですほんと。
 無駄話をしながら準備を進めると、コースについてなにやらまたごちゃごちゃと聞こえてきます。何かと思ったら、「なんか相模湖みたいなコースなんですけどぉ」だって。言われてみてみると、確かになんつうか、浅間台らしくないって言えば浅間台らしくない感じの設定になっているのは確かです。でも、結構踏める区間もあるし、浅間台久しぶりのせいか自分的にはそんなに違和感は無かったのですが、最近浅間台を走ってる人にとってはちょっと予想外だったようです。
 ま、自分としてはどんなコースでもいいんですが、実は今日の目標は、監督にはずっと言ってきたとおり、「魅せる走り」を目指したいってことでした。もちろん、「魅せる」なんてことできる訳は無いのですが、チョイスしているタイヤがタイヤだけに、人と同じ走りでは勝負になりません。それもあって、今回は気合を見せるっていうか、踏めるところはとにかく踏んで、一人にでもその気迫を感じ取ってもらえるようにがんばりたいという感じです。特に見せ場は人より多く流して、アングルに拘ろうというのが具体的な目標です。となると、それなりの速度の乗るコーナーが欲しい。そういう観点からいくと、少し寂しい気もしましたが、狙いは、左から右への外周と、ギャラリー前のシェル周りでしょう。ここはどんな手段を使ってでも流します(なんか違う?)。でも、もちろんタイムは狙いますよ。好きな浅間台ですしね。一方で、今回はターンが結構あるので、ここは昨日の練習の成果を試せるでしょう。
 というわけで、セッティングはいつもと一緒。タイヤも、例によって履きっぱなしのA038 235/45-17です。エアは、当日忙しくて実は測るのすら忘れてました(笑)。
3.慣熟走行
 今回も、慣熟走行が設定されています。久しぶりの浅間台なので、距離感と路面のグリップ感をなんとかつかみたいところ。しかし、スタートしてすぐの排水溝周りで止まり切れなかったりターンはストールしまくりだったり、最終ターンでサイドミスったり、散々でした。しかし、ギアの選択がいまいちだったところが少しわかったり、距離感も少しつかめたし、路面の感触も少しわかったので、第一ヒートは多少まともに走れるでしょう。サイドは、試しに少しいつもより緩めにしてみたんですが、やはり厳しい距離の区間ではきつかったみたい。第一ヒートはきっちりつめてのぞみます。
4.第一ヒート
 6500回転程度から半クラッチ気味にスタート。アウト一杯から2速、3速と上げながら緩く左に折れ、排水溝付近でフルブレーキングしながら2速へ。インを離さないように気をつけて、無理な姿勢ながら、とにかく一瞬アクセルオン。右奥の左パイロンへ直線的に向かい、1速に落としてサイド。スライドしすぎに気をつけて立ち上がり、続く左奥の左パイロンでもサイド。ここはテールが出すぎてストール気味になってしまいます。少し深く回しこんでオフセットスラロームを、2速シフトアップをきっかけにクリアし、全開で島周りへ。3速から、2速に落とし、左側の沿石、右側の沿石とタイヤを乗せながら島を脱出して一瞬全開。ギャラリー前の2本パイロンは少し奥まで待って1速に落としてサイド。うまくスライド量をコントロールでき、再び島に入る方向へ車が向いた時点で2速へシフトアップ。左側の入り口沿石には乗れませんが、右の沿石は引っ掛けるように乗って、軽くブレーキングして通過し、立ち上がりの左の沿石にも引っ掛けるように乗って、全開で右270度となる1本パイロンへ。丁寧に入って、ストールに気をつけてターン。ちょっとギクシャクしますが、まずまず昨日の練習の成果を生かせて立ち上がって、全開で2速へ。ここから外周までのラインが、フロントが食わないため結構しびれましたが、こここそ稼ぎどころと考えて、迷わず全開で外周入り口へ。久しぶりの2速の激しいGに酔いしれながら外周入り口パイロンめがけてブレーキングを開始。ちょっとインを狙いすぎてパイロンにあたりそうになりましたが、アクセルを入れていくと予想以上にフロントも逃げるせいかつじつまが合って、結果かなり良い感じで外周へ。そのままなすがままに全開で立ち上がりパイロンを通過し、若干アウトに膨らみながらも、スライド量に拘って(おいおい)、全開で島周りへ戻ります。3速から、2速に落として島に進入。一踏みして右にステアしながら1速に落としてサイド。ちょっと流す量が少なすぎて立ち上がりがはらみ、次の入りがきつくなって姿勢作りに失敗しますが、強引に回してターン。最後のオフセットスラロームを、同じく2速シフトアップをきっかけにクリアして、全開でゴール。タイムは、57"4でした。

6.第二ヒートの対策

 なんと、前回とは打って変わって第一ヒート暫定トップでクリア。やればできるじゃん。意外とみんなタイム伸びなかったんですねぇ。期待の石綿君はミスコースしかかったと言ってるし三間さんは2番手につけているもののちょっと元気がなかったようです。これがシリーズトップを争うもののプレッシャーなんでしょうね。
 さて、自分としては、思ったよりうまく走れたという部分もあれば、やはりターンでミスしている部分もあり、もう少しタイムアップはできるはずです。せっかくタイムを残せたので、第二ヒートは思い切っていくことにします。
 そうそう、タイヤのエアを測るのを忘れてました。少し冷えてからチェックすると、2.7の2.65くらい。フロントは悪くないので、リアを2.8まで上げてみることにします。
7.第二ヒート
 同じく、6500回転程度からスタート。シフトアップしながら1コーナーをクリアし、排水溝で2速へ。ここは少し押さえ気味に入ってみます。一踏みして、右奥の左パイロンで1速サイド。丁寧に立ち上がって左奥の左パイロンで、ストールに気をつけてサイド。まずまずうまくいき、オフセットスラロームを2速にシフトアップしながら通過し、3速で島周りへ向かいます。進入で2速に落としますが、ちょっとここは速度を落としすぎちゃったみたい。丁寧にラインを作って極力アクセルを開けて通過し、アクセルオンでギャラリー前へ。同様に少し奥目でサイドを当てますが、ちょっと進入速度が良くなくて、テールが一気に流れてしまい、カウンターを当てながらなんとかパイロンを避けます。その後はアクセルでコントロールして、再び島へ入る方向へ車が向いたら2速へシフトアップ。速度を落とし過ぎないように幅を目一杯使って島を通過して、右270度へ向かいます。丁寧にターンに入り、ストールに気をつけて、まずまずの感じでターンをクリア。見せ場の外周へ向かいます。2速全開から外周入り口パイロンへ向かってブレーキング。しかし、今度はオーバースピード気味でフロントがどんどん外に逃げます。おかげで、パイロンから若干離れてしまい、少し待ってからアクセルオン。全開で外周を立ち上がりますが、フロントもリアも外に外にと流れ、ラインはかなりアウトに振られます。島周りへは、島の進入で1速に落としてみます。ちょっと落としすぎた感じで、島の中で一踏みして、右サイド。ここはきっちり当て、次の左は立ち上がりラインを考えてアウトから入り、左サイド。ここもストールせずターンでき、オフセットスラロームを2速シフトアップしながら通過してゴール。タイムは、58"1でした。

6.最後に
 なんとなく、うまく走れた気がしたのですが、タイムは0.7秒も落としてしまいました。見てた人からも、「なんであの走りでタイムダウンなの?」と聞かれるほど。僕が理由を知りたいです(涙)。ターンは悪くなかったと思うので、恐らく外周でのロスと、島周りで速度コントロールが悪かったのでしょう。結局、その後最終ゼッケンの中島さんに抜かれ、2位で競技を終了しました。
 今期神奈川戦最上位ですし、久しぶりに元気よく、割とうまく走れたのでうれしいことは嬉しいのですが、第二ヒートにタイムアップできなかったことがかなり引っかかります。それも、タイムアップしたと思ってゴールして、0.7秒もタイムを落としていたことは、ちょっとまずいですよね。結構考え込んでしまいました。
 外周とかも、どこ飛んでいくか分かんないくらい気合入れて踏んだつもりなのですが、アクセルの量を増やせばタイムが出るってもんじゃないということを痛感したこの日でした。本日の走りはきちんと分析して、原因を探りたいと思います。でないと、ちょっとどころかかなり引っかかりますから。
 タイヤのフィーリングは今回は悪く無かったです。適度に減って、ハイトが低くなってきたせいもあるのかもしれません。よくわかりませんが、とりあえず、フロントは2.6〜2.7くらいならよさそうです。リアはどうなんでしょう。もしかするとあまり高いとトラクションがかかりにくいのかもしれませんね。もし全体的に満遍なくタイムを落としているようなら第二ヒートのエア設定がまずかった可能性も否めませんね。
 各クラスの結果に関するレポートはこちらを見てくださいな。A4に関しては、中島さんがエボ2ながら県戦初優勝。おめでとう。これは自信につながりますねぇ。2位には私。3位は15インチタイヤ、吸排気ノーマル、フロントデフなし、のNスペックエボ6の梅沢さんが初表彰台。これも立派なものでしょう。次回は17インチに吸排気のA車スペックで参戦するらしいので、是非一波乱起こして欲しいものです。4位には相変わらず浅間台ではお立ち台に乗れないとぼやく三間さんが。5位にはエボ5の鈴木さん、6位にはエボ4の石渡君という結果でした。
 その結果、A2,A3,A4ともに、チャンプ争いはさらに熾烈になりました。A4クラスでは、三間、石綿のなるとコンビが同ポイントで仲良くトップ。そこからわずか4ポイント差で今回優勝の中島さんが追う形になっています。それ以降では、私がどうやらシリーズ6位に浮上したらしいです。もうすこしがんばればこのままシリーズ6位もイケルかな?でも、雨が降ったら終わりですね。

 もうひとつ、今回も、エントラント主体の神奈川ジムカーナシリーズを盛り上げる活動として、ミーティングやら、アンケート主集などを行いました。今回も30〜40名のエントラントが集まり、話し合いをしましたが、なんとかこのみんなの思いをオーガナイザーが理解してくれて良い方向に向かって欲しいものですね。っつうか、早いとこ部会に対してアクションを起こして、動き始めてくれないと、体が持ちそうにありましぇん(涙)。
 いろいろ考えるところもあるので、次回の参戦をどうしようか迷ってはいるんですが、この活動もありますんで、出ることになるかなぁ。
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