イベント参加当日編
経過 内容 前日 それでは、イベント参加の動きを追ってみましょう。
申し込み等に関する一連の手続きはこちらを参考にどうぞ。
大抵のイベントは日曜日もしくは祭日に開催されます。
人それぞれですが、前日にイベント会場で開催されるジムカーナ練習会に参加して近所に宿泊し、そのまま翌日のイベントに参加する人も居ます。会場が遠い場合は当日朝早く出発するのを避けられますし、慣れない会場では路面やコースの感覚を掴むのに有効ですからね。また、仲間と前夜に飲む酒は、格別とも言えます。
ちなみに、この前日の練習会ですが、日曜日のイベント主催者が開催する場合もあれば、全く異なる団体が主催する場合もあります。もちろん開催されない場合もあります。
準備 何か気になるところがあれば前日までに済ませておきましょう。
イベント当日は出発が早いので、早朝ごそごそ荷物を積みこむと近所迷惑ですから、私は前日に貴重品以外の荷物を積みこみます。場合によってはタイヤ交換なんかも前日にやりますので、30分くらいは費やしますね。
前夜 これまた何をするわけでもありませんが、早起きに備えていつもよりは早めに寝るようにしています。早く布団に入っても、なかなか寝られるもんじゃありませんが、1日外に居るジムカーナってかなり疲れますので、目をつぶっているだけでもいいから早く布団に入った方が良いと思います。
それと、イメージトレーニングは重要だと思ってる口なので、たまにジムカーナビデオなんかを見て、気分を高める、なんてこともたまにしますね。
出発 会場にも寄りますが、神奈川県地方からだと、いずれの会場へも2時間以上はかかりますので、3時〜5時頃出発することになります。
イベントのゲートオープンは6時から7時頃というパターンが多く、それに合わせて工程にかかる時間を逆算すると、出発時刻が見えてきます。余裕をもって出発しましょう。
ゲート入場 大抵受理書や特別規則書にゲートオープンの時刻が記されています。
民家が会場近くにある場合もありますから、ゲートオープンよりあまり早い時刻に到着するのは避けた方が良いと思います。余裕を持って出発し、途中で時間調整して会場入りするくらいが良いと思います。
受理書が必要な場合が多いですから、予め用意しておとスムースです。
入場料が必要な場合は、ここで支払う場合が多いです。スタッフの指示に従って入場しましょう。
パドック駐車 指定のパドックへ車を止めます。大抵はゼッケン順にパドックが決まっており、パドック内に車を止めて荷物を広げることになります。
会場やイベントによってはパドックが指定されない場合がありますが、いずれにしてもパドック図かスタッフの指示に従いましょう。
こんな感じで駐車。
開店 車から荷物を出して、お店を広げます(?)。
どこをどうしても、荷物が多くなってしまう我がチーム。いつもこんな感じです。
と言うわけで、荷物はできるだけ少なくしましょう。これで雨なんか降った日にゃ・・・。ご想像にお任せします。
受付 当日走るためには、受け付けが必要です。受理書と免許証、ライセンス(必要な場合)、車両申告書(指示があった場合)、その他指示されたものを持参して、受付に並びます。
必要事項の確認が終わると、ゼッケンやエントラントリスト、コース図、公式通知などがもらえます。
車検準備 通常、引き続き車検がありますので、これまでに準備を進めます。
基本は、出走できる状態にしておくことでしょう。
ですから、この時間帯が大忙し。タイヤ交換をして、荷物を全て下ろして、ゼッケンを貼り、4点ベルトの調整、グローブ、ヘルメット、スーツ、シューズの準備、エアクリーナーの交換、ショックの調整、などを行います。
また、バッテリーのプラス端子や、ねじ式でないオイルキャップにはテーピングが必要ですので、ビニールテープでテーピングしておきましょう。
車検後は、通常プラグ交換程度の軽微なメンテナンス以外は許可無しに行えない事になってますので、必要な作業は車検前に行うのが基本です。
車検 準備が終われば、車検員を待ちます。
このとき、車検待ちの合図としてヘルメットをルーフの上に置いておくのが一般的です。雨天の場合はヘッドライトを点灯させるなどの指示がある場合があります。ま、通常数組の車検員が回っているはずですので、車の脇で待機して、車検員を見つけたら自分から「車検お願いします」と声を掛けると良いでしょう。
何か軽い問題があれば、修正を指示されますので従いましょう。また、疑問点があれば、質問して確認すると良いでしょう。無事車検に通ると、ゼッケン等に合格の証明が記され、車検は終了です。
慣熟歩行 ジムカーナ競技において最も重要な時間帯の一つである慣熟歩行です。
この時間内にコースを覚え走り方を決めます。自分なりのコースの覚え方は私の練習方法にありますので、参考にどうぞ
ドライバーズブリーフィング 出走前に、エントラントを集めてのミーティングがあります。スタッフの紹介や主催者側からの挨拶、注意事項などの説明があり、エントラントからの質問もこの時受け付けられます。
試走 競技開始の前に、コースクリアと呼ばれるスタッフによるコースの安全確認を目的とした試し走行や、試走と呼ばれるお手本走行が入ります。
特に試走は上級ドライバーによるデモ走行とも言えますので、見学して参考にすると良いでしょう。走り方で悩んでいるところなどがあれば、参考にすることが出来ますからね。
第一ヒート出走 競技はゼッケン順に走行し、進行しますので、自分のゼッケンと走行中の車両のゼッケンとを時折確認しながら、自分の出走のタイミングを掴みましょう。大抵1台1分前後で進行するはずですが、コースレイアウトやトラブルなどによって変化しますので、遅れることのない様、注意してください。自分の出走順になり所定の時間が経過してもスタートラインに着かない場合、その出走は棄権とみなされます。
私は、出走の20分くらい前には最後のタイヤエアチェックをして、スーツ、シューズを身に着けます。10分ほど前にはエンジンを掛け、車に乗り込んで、グローブとヘルメットを身に着けて、スタッフの指示を待つか、前の車がスタートラインへ移動してから1分程してから車をスタートラインへ移動させます。
後は、余計なことを考えずに、集中してコース図の通りに走ってゴール。< 第一ヒートが終了です。
お昼の慣熟歩行 第一ヒートの走行を全車両終了すると、引き続きコースがオープンとなり、もう一度コースを歩くことが出来ます。ここで、第二ヒートへ向けた対策を立てます。うまく行かなかったところ、もう少し頑張りたいところ、コースを忘れちゃった場合はコースをきっちり覚えます。
また、お昼休みを兼ねる場合が多いですので、ここで昼食を取ることが多いですね。ただし、出走順によっては慌しくなりますので、うまく自分の出走とタイミングをずらして昼食を取ると良いでしょう。
第二ヒート 引き続き第二ヒートとなります。最後の出走ですから、精一杯頑張って走りましょう。
再車検 第二ヒートが終わると、暫定結果が発表となり、上位入賞車両は再車検を受けます。
対象者はスタッフからお呼び出しがかかりますので、指示に従って再車検場へ移動しましょう。ここで呼ばれるとうれしいですねぇ。
結果発表 再車検が終了すると、暫定結果が発表となります(確か)。
ここから30分間は車両保管と言って、車に作業を施してはいけません。タイヤ交換や荷物を積むことも許されませんので、気をつけてください。この30分の間に、正式に競技に関するクレームをつけることが可能です。もし自分が明らかに不当な扱いを受けた場合などは、この間に申告することになりますが、これには数万円(競技格式に依存)の申告料が必要となり、却下された場合にはお金は戻らないというルールになってます。
そして、何事も無く30分が経過すると、暫定結果が正式結果となり、車両保管も解除となります。これ以降は車の後片付けが可能となります。
表彰式 全クラスの正式結果が確定すると、表彰式が開催されます。大抵放送によってアナウンスがありますので、時刻になったら表彰式会場に集まります。
各クラスの表彰と、主催者側からの挨拶、コメントなどがあり、表彰式が終了となります。
表彰式終了までは会場に居ることがルール上必要ですし、もし表彰されなかったとしても、一緒に戦ったライバルを称えるためにも最後まで残るのはマナーですよね。ですから、表彰式には必ず参加しましょう。もしも早く帰らなくてはならない理由があるならば、主催者にその旨を伝えることが重要だと思います。
会場退出 表彰式が終わり、片付けが済んだ人から会場を退出できます。
参加台数が少ないイベントではお昼過ぎに終わる場合もありますが、大抵夕方4時〜5時までかかります。会場によっては最終退出時刻が定められていますので、速やかに片付けをして退出しましょう。
帰り道は疲れていますので気をつけて。