棋聖戦
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棋聖戦index
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 産経新聞では、日本将棋連盟との間に」新しいタイトル戦として「棋聖戦」を契約した。
 この新棋戦は1年に2回、対局はすべて1日指し切り制といった速いテンポの棋戦であることが特徴で、特に毎期の優勝者を
「第○期棋聖」と呼び、5期以上タイトルを取ったものには、産経新聞社、将棋連盟、ファン代表などで構成する「棋聖審議会」
の審議を経て、「永世棋聖」の資格を贈ることになっている。
 10月初めから開始される第1期戦は「棋聖」の名にふさわしい実力者を選ぶという意味で、大山名人、升田九段、塚田九段
の3人が互いに3局ずつのリーグ戦を行い、その勝率1,2位のものが、年末からの五番勝負で第1期棋聖を争う。
(棋聖戦のシステム)
 (1)対局は全て1日指し切り制、持ち時間各7時間
 (2)第2期以後の予選は現役全棋士参加、全てトーナメント方式で行い、決勝(挑戦者決定戦)は三番勝負、棋聖決定戦は
五番勝負とする。
 (3)タイトル戦は年2回、毎年1,7月に「新棋聖」を決定する。


大山康晴名人・九段・王将・王位[39]−塚田正夫九段[47]  (1日制・持時間各7時間)
※大山の「九段」はタイトル。S38.1.10第1期十段を獲得し、第3局以降名人・十段・王将・王位

棋聖決定五番勝負
 
名人 九段 王将 王位
大山康晴
 3勝
挑戦者・九段
塚田正夫
 1勝

第1期棋聖戦五番勝負
名人九段王将王位 大山康晴−挑戦者・九段 塚田正夫
大山康晴名人
塚田正夫九段
先後
消費時間
勝負
消費時間
先後
手数
第1局 昭和37年12月19日 東京都渋谷区「将棋会館」
後手
2時間58分
2時間49分
先手
114
第2局 昭和38年1月6日 大阪府泉北郡高石町「羽衣荘」
先手
5時間18分
4時間57分
後手
134
第3局 昭和38年1月21日 東京都新宿区四谷「富田」
後手
3時間32分
3時間07分
先手
94
第3局 昭和38年2月2日 東京都新宿区四谷「福田家」
先手
2時間26分
3時間16分
後手
83


第1期棋聖決定予選リーグ (S37.10.1-12.10) ※順位は第17期順位戦(昭和37年度分)
大山
塚田
升田
五番勝負進出 大山康晴
名人
○●○ ○●○
4
2
シード・名人
五番勝負進出 塚田正夫 九段 ●○●
○●○
3
3
シード・A級張出
失格 升田幸三 九段 ●○● ●○●
2
4
シード・A級2位

<対局日程>
1.S37.10.01 (先)升田●-○塚田(後) 大山0-0塚田1-0升田0-1
2.S37.10.11 (先)塚田●-○大山(後) 大山1-0塚田1-1升田0-1
3.S37.10.19 (先)大山○-●升田(後) 大山2-0塚田1-1升田0-2
4.S37.10.22 (先)大山●-○塚田(後) 大山2-1塚田2-1升田0-2
5.S37.11.04 (先)塚田●-○升田(後) 大山2-1塚田2-2升田1-2
6.S37.11.15 (先)升田○-●大山(後) 大山2-2塚田2-2升田2-2
7.S37.11.27 (先)升田●-○塚田(後) 大山2-2塚田3-2升田2-3
8.S37.12.06 (先)塚田●-○大山(後) 大山3-2塚田3-3升田2-3
9.S37.12.10 (先)大山○-●升田(後) 大山4-2塚田3-3升田2-4