久し振りにK.Ogiharaさんからメールをいただきました。会議室にもすっかりご無沙汰なので心配していましたが、仕事がお忙しかったようです。同じ仕事をしている私には想像がつきます。頑張って下さい。
「1...Bd1! 2.Rxd1 exd4 3.Re1 Kf7 4.Qb7+ Kg8
でしょうか。白にはクイーンを取る余裕がありません。」
これが正解です。3.Re1で白勝ちと一瞬思えるのですが、3...Kf7と逃げられるとクイーンが取れず、結局ルークアップで黒勝ちという仕組みでした。
このゲームには他にも変化がいろいろあって、チェスの部屋のクリスマスオープンのところに出した図面で黒が26...Qe6ではなく26...Bxc2+(多分最善手)としたときの変化の一例を書いてみます。
必然の手順ではないのですが、ちょっとおもしろい結末になります。
26...Bxc2+ 27.Ka1 Bxb3 28.axb3 Qc7 29.Qe6+ Kf8
30.Bb6 Qc6 31.Qf5+ Nf6 32.Rc1 Qxc1+ 33.Nxc1 Rxc1+
34.Ka2 Rxh2 35.Qe6 Rhh1? 36.Bc5+! Rxc5 37.Qe8+ Kxe8
35...Rhh1で部分的には白は受けなしですがステールメイトに逃げ込む返し技がありました。
次回の出題は99年1月1日、中川笑子さんのゲームを予定しています。
お楽しみに。
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