GIUOCO PIANOの部屋
その10
付録 ちょっと面白い変化手順
ビショップのただ捨て その1
8.0-0 Nxc3 9.bxc3 Bxc3 10.Ba3 d5となった局面です。
11.Bb5で白が十分戦えるのですが11.Ba6?!とする手があります。

11...Rxa1は12.Re1 Be6 13.Bxb7となって白にだまされた感じです。
素直に11...bxa6と取りますが
12.Rc1 Bb4 13.Bxb4 Nxb4 14.Qa4+ Qd7 15.Qxb4+
で2ポーンダウンですが 白は c7を攻める楽しみがあって指せるかもしれません。

ビショップのただ捨て その2
8.0-0 Nxc3 9.bc3 Bxc3 10.Ba3 d5 11.Bb4 Rxa1 で
12.Qa4 とせずに12.Ne5としたらどうなるかという提案をK.Ogiharaさんからメールでいただきました。調べてみたら12...Bb2!という手がありました。

このビショップを無視して 13.Nxc6と攻めると13...Qd7という受けの好手があって白困ります。また13.Qa4は13...Bxa3で全くダメです。いやいや13.Bxb2と取りますが13.0-0とキャッスリングされては白は攻めきれないという仕掛けでした。
変なビショップ
前のページの変化で白が鈴木さんやピノーさんが言うように14.Nxh7とサクリファイスしたらいきなり14...Bf5とはずされました。

実はこの手はチェスセンターで池野さんに指されたことがあり、その時はまぐれで勝ってしまったので軽視していました。ICCで指されて今度は負けてしまったので真面目に調べてみましたが、なかなか勝ち筋がみつかりません。
15.Rxe7 Qxe7 16.Nxf8 Rxf8 ですぐに負けることはなさそうですがd5のポーンが弱くて私が白をもったら100%負けてしまうでしょう。
15.Rh4 Ng6 16.Rh5 Ne5 17.Nxf8 Bg4 18.Be2 Bxh5 19.Bxh5 Kxf8
という激しい変化もありました。
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