チェスの本の部屋
その3


毎日コミュニケーションズの本

1.シャーロック・ホームズのチェスミステリー

一般的な紹介は岩野さんのページにもあったとおりですが、ここでは図面で紹介します。

mystery

上の図で白のクイーンはどこで取られたのでしょう という問題。難問だけどホームズとワトスンがいつもの口調で楽しく解き明かしてくれる。日本人にはこういった本はまず書けないでしょう。翻訳の野崎氏に感謝。

2.人間対機会

これはおもしろいです。カスパロフの対Deep Blueや対アナンド戦の対局を 第1部 人間対人間、第2部 人間対機械、第3部 再戦で詳しく紹介しています。棋譜の解説が詳しいのではなく、カスパロフの心理状態や対局のかけひきが中心になっていてとても読みやすく書かれています。
こういう本ならば何冊でも読んでみたいです。

3.完全チェス読本 1(はまってしまった人々)

トルストイやナポレオンといった歴史上の人物が実際にチェスを指していました。この本では有名人が山ほどでてきて読んでてうれしくなります。
棋譜は Evans Gambit, King's Gambit などとさすがに古めかしいですが、これはむしろ私の好みです。また若島さんの翻訳だからというわけではありませんが、プロブレムもいくつか紹介されています。
JCAの監修だし3冊セットでそろえたいですね。

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ちなみに 2は偉大なる天才たちの名局、3は盤上盤外こぼれ話 だそうです。


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