Syndy Chronicle

概要

Syndy Chronicleは、年表ビューア/エディタです。街、学校、ディスコグラフィーや会社の歴史や計画と、自分の過去や将来を並べてみることを想定した自分史ビューアです。自分史だけでなく、自分のプロジェクトの歴史や製品計画などを並べることで、歴史や将来を主観的に構成(sydicate)して見るためのツールです。

このバージョンでは、Syndy Chronicleは、hCalendarまたはhResumeでXHTML文書の中に記述されたイベントを対象にしています。

データ構成

Syndy Chronicleは、大きく2種類の年表を読み込みます。

これらは、必ずしも1つのXHTML文書でなくてもよく、AtomフィードやOPMLを使って複数のXHTML文書を指定することもできます。つまり:

それぞれは、次のようにして読み込みます:

つまり、ツールとしてメインのデータは「参照する年表」となっています。

リリース情報

Version 0.7.4
リリース日 2006-10-30
match
xhtml:html
ここで xmlns:xhtml="http://www.w3.org/1999/xhtml"
atom:feed
ここで xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
body | outline
ここで xmlns=""ですが、OPML(Outline Processor Markup Language)のbody要素またはoutline要素を前提としています。
システム要件
利用条件

xfy Communityの利用条件に準じます

使い方

ダウンロードとインストール

  1. Syndy Chronicleのzipアーカイブをダウンロードします: "Syndy_Chronicle-0.7.4-20061030.zip"
  2. zipアーカイブを展開して、次のファイルをフォルダを、xfy Basic Edition 1.3をインストールしたフォルダの下にある"scripts"フォルダの下に置きます。以前のバージョンがある場合は上書きしてください。

アンインストール

次のファイルやフォルダを、xfy Basic Edition 1.3をインストールしたフォルダの下にある"scripts"フォルダから削除してください。

サンプル

SyndyからSyndy Chronicleを使うサンプルが、zipアーカイブに含まれています。

  1. zip圧縮アーカイブにはサンプルファイルが含まれています。"sample-j.opml"ファイルと"Sample-j"フォルダを任意のフォルダに置いてください、ただし、同じフォルダに置いてください。
  2. "sample-j.opml"をxfyで開いてください。

体験操作

zipアーカイブに含まれるサンプルを使って、操作を一通り体験してみましょう。

"sample-j.opml"を開いて、ボキャブラリーコンポーネントを"Syndy"にし、"サンプル市の歴史"を選択すると、Syndyの右ペインにサンプル市の歴史が、通常のXHTML文書として次のように表示されます:

サンプル市の歴史が表示されている

サンプルには、"サンプル市の歴史"、"サンプル市の計画"、"タトエバの社史"の3つの年表が含まれています。

ここで、マウスカーソルを右ペインの中において、ボキャブラリーコンポーネントを"Syndy Chronicle"に変えます。

すると、右ペインに、サンプル市の歴史が年表(chronicle)として表示されます。

年表に書かれたイベント(出来事)がhCalendarでマークアップされているので、このように表示できるのです。

Firefoxを使っていて、例えば"Tails Firefox Extension"を導入してあると、このことを確認できます。"サンプル市の歴史"に該当するXHTML文書"Sample-j/sample_city_history.html"をFirefoxで開いて、Tails拡張機能を使うと、このように表示されます。

または、"hCalendar Marker XVCD"を適用すると、hCalendarでマークアップされていることが分かります。"hCalendar Marker XVCD"では、表示だけではなく、編集することもできます。

PAGE_UPキーやCtrl+↓キー、またホマウスのホイール操作で、年表を上下、すなわち将来や過去に移動できます。

また、ポップアップボタンで"Future Down"などを選ぶと、年表の向きが変わります。

Syndyの左上のペインで"サンプル市"などのフォルダを選ぶと、そのフォルダに含まれる複数の年表がマージされて、右のペインに表示されます。

ここに自分史を並べてみましょう。ポップアップボタンから"Show my life"を選ぶとダイアログが開くので、hCalendarでマークアップした自分史を選択します。

すると自分史が、さっきまでの年表の右側に並んで表示されます。

期間が年をまたがっている場合、"Start"/"End"で開始/終了が示され、開始/終了にマウスを置くと、対応する終了/開始とのペアがハイライト表示されます。

操作一覧

年表上のある年に立って、そこを基点に将来/過去を望んでいるとみてください。

年表上の移動

ツールバーのボタンで、基点を将来や過去に移動します。

Now
現在を基点にします。
Past <<<、<<、<、>、>>、>>> Future
基点を1年、10年、100年単位で将来や過去に移動します。
Move to
任意の年を指定して、そこを基点とします。ダイアログが開きます。

年表の基点移動のショートカットキーとホイール操作

基点を画面の上方向/下方向に、キーやホイール操作で移動します。上方向/下方向が、将来なのか過去なのかは、年表の向きによります。

Ctrl+PAGE_DOWN、PAGE_DOWN、Ctrl+↓(矢印キー)、Wheel-Down
基点が画面下方向に移動します。あるいは、イベントが上方向に流れていきます。
Ctrl+PAGE_UP、PAGE_UP、Ctrl+↑(矢印キー)、Wheel-Up
基点が画面上方向に移動します。あるいは、イベントが下方向に流れていきます。

年表の向き

Future Up
画面下部を基点に、画面上方向に向けて、基点よりも将来のイベントを表示します。
Past Up
画面下部を基点に、画面上方向に向けて、基点よりも過去のイベントを表示します。
Future Down
画面上部を基点に、画面下方向に向けて、基点よりも将来のイベントを表示します。
Past Down
画面上部を基点に、画面下方向に向けて、基点よりも過去のイベントを表示します。

履歴

version 0.7.4, 2006-10-30

概要

開始年(dtstart)だけでなく、終了年(dtend)や期限年(due)も表示するようにした。

version 0.7.3, 2006-10-15

概要

アンインストール

次のファイルやフォルダを、xfy Basic Edition 1.3をインストールしたフォルダの下にある"scripts"フォルダから削除してください。

version 0.7.2, 2006-10-14

概要

アンインストール

次のファイルやフォルダを、xfy Basic Edition 1.3をインストールしたフォルダの下にある"scripts"フォルダから削除してください。

version 0.7.1, 2006-10-08

概要

アンインストール

次のファイルやフォルダを、xfy Basic Edition 1.3をインストールしたフォルダの下にある"scripts"フォルダから削除してください。

version 0.7, 2006-09-17

概要

最初のリリース。