Millennum-Boy
〜 究極の最終兵器 〜

共和軍はついに地上戦最終兵器Milennum-Boyを開発した。
長い地上戦に一気に決着をつけるべく、共和軍の期待を一身に背負ってMilennum-Boy初号機は歩き出すのか、、、、これは、初号機初テストの様子である。


Milennum−Boyは全高320,000μm、全幅300,000μm、装備重量1200gの巨大メカだ。 胸部に装備された新型プラズマ砲は非常に強力な武器だが、非常に大きなエネルギーを消費するので、使用直後はシステム全体の動作が不安定になる。 胸部の装甲板も開口する事になる危険をともなう武器だ。

初歩行前の打ち合わせは入念にこしたことはない。 戦場では、より冷静な者が生き残るのだ。 あ、歩行テストだった! 左腕は肉弾戦の最終兵器。あらゆる物を噛み潰す。

右肩には遠距離攻撃用の超小型巡航ミサイルが2基装備される。これによって、ロボット型でありながら、様々な戦術をとる事が出来る。 「な、なんだこのもつれた超伝導コイルは!」
左肩の超伝導コイルが強力な磁場を発生し敵の攻撃をかく乱する。スーパーLEGOレジン製のボディはその影響を最小限に留める。

後頭部の外力センサーが全ての動きをコントロールする。唯一の弱点だ。 胴体下部のライトセンサーが足の位置を把握する。

製作後記
 
がちゃ君で作成した2足歩行メカを改良する事からこのプロジェクトは始まった。 前回のがちゃ君、実は中立して止まれないのだ。 止まると右か左、どちらかに傾いてとても不恰好だった。 今回はライトセンサーで足の位置を監視し、決まった場所で止まるようにした。 それだけだとつまらないので、巨大ロボットメカにした。 やや装飾的過ぎるかもしれないが、これもLEGOの楽しみだ。 だが、さすがに大きくしすぎた。重くて自重を足で支えるのがやっとだ。どうしても足の接続がペグだけだと、抜け方向に力のかかるこのメカには不向きだ。更に頑丈な構造を作るには抜本的な構造変更が必要だ。
 今回、手を上下に振る構造を考えたが、バランスが悪く途中で断念した。その時のなごりが手の後部に見えるが、これもギアの回転がメカメカしく面白いので、そのまま残した。手はスプリングを仲介したので、ちゃんと物をはさめる。

 さて、万事準備して処女歩行をさせる事にした。足を定位置で止めるプログラムも完璧だ。 デジタルカメラをムービーにセットしてプログラムスタート!! ピョロポロピョロ!ジャーッ!手が動き出す。 数秒して足が動く、、、動く、、、うご、、、うごか〜ん!! あまりの負荷にモーターが耐えかねてビクともしないのだ!!
 処女歩行はあっけなく終了した。 失敗である。 Millenium−Boyはかろうじて腕が動くものの、完全なディスプレイモデルと化したのだった、、、(涙)

 現在Millenium−Boyは駆動系パワーアップの為大改造中である。 失敗作ではあるが、せっかく写真を取ったので紹介することにした。 がちゃ君が、あまりに簡単に動いたので慢心していたのかもしれない。 改造が成功することを祈っていただきたい。 それが共和軍に残された唯一の道なのだから、、、、



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