子宮頸がんは20代〜30代で急増している女性のがんで、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染後に発症するといわれています。このワクチンはHPVのうち特に16型、18型の感染を防ぐ効果があり、これら2つのウイルスに感染する前に接種すると効果的です。
 接種対象は、10歳以上の女性ですが、この様な理由から10歳を過ぎたらなるべく早く接種するほうが良いといわれています。接種回数は3回で、初回、1ヵ月後、6ヵ月後に接種します。ただしこのワクチンにより全ての子宮頸がんが防げるわけではないので20歳を過ぎたら定期的に子宮頸がん検診を受ける必要があると考えられています。また東入間地区(ふじみ野市、富士見市、三芳町)では2011年以降、中学校1年生〜高校1年生の女性を対象に公費負担制度が始まりました。
 副反応として、他のワクチンと同様のもの以外に、このワクチンは筋肉注射であり注射部分の痛みや発赤・腫れなどが報告されています。接種費用などについてはどうぞお問い合わせ下さい。


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