
ディプレッション IN 東京

ゴールデン・ウイークは、去年に引き続き国内旅行ということで、最初、別のところも考えたが、結局、東京に行くことにした。
よくテレビなどで話題になる渋谷にも行ったことがなかったので、新幹線から山手線に乗り継いで、渋谷へ向かう。
渋谷の駅に着いて驚いた。連休ということもあってか、歩くのも大変なくらいに人が多い。コインロッカーに荷物を入れて、身軽になって、あちこち回ろう、と思っていたが、あいにく空いてるコインロッカーも見つからず、重い荷物を持って、世界一でないか、と思われるような雑踏の中を移動することになった。
しかも何冊かの本を入れて重くなったナップザックの他に、ノートパソコンの入ったショルダーバックまで持っていた。2泊3日の旅行にこんなに荷物を持ってくる必要がなかった、と後悔する。
最近、1人旅ばかりだが、こんな感じだから、誰も自分と一緒に旅行へ行かないんだよな、とか考えてしまう。
渋谷では電力館とNHKスタジオパーク、それから Bunkamura ザ・ミュージアムで開催している「ポンペイの輝き展」を見た。
荷物は電力館や Bunkamura ザ・ミュージアムのロッカーに入れることができたが、「ポンペイの輝き展」も入場者が多くて、展示物を見るには人の背中にぴったりついて回らなければならなかった。大英博物館もルーブル美術館も行ったが、こんなに人が多くなかった。
栄華を誇っていた2千年前の古代ローマの悲劇を演出するためか、館内は照明も抑えている。何だかんだ問題も抱えているけど、日本も繁栄の中にある、2千年前の悲劇から学ぶことがあるかもしれない、などと思って見にきたんだが、「ポンペイの輝き展」を見てるうちに、本格的なウツになってしまった。
火山の噴火のとき、波が高くて舟で海に逃げることもできなかったらしい。亡くなった遺体のレプリカも何体か展示されていた。ところが、2千年前のそんな悲劇よりも、自分のこと、以前の職場の人間関係のことが頭に浮かんできて、遺体のレプリカどころでなくなった。
それがホテルに着いてからも続いて、このまま眠れなくなりそう、と思ったほどだ。うつ度からいったら三ツ星ぐらいか。

翌日は『新・東京さわやか散歩』の4番目のコース「六本木から恵比寿ガーデンプレイス」を逆方向に歩いた。
JR恵比寿駅からスタート。昨日と同じ渋谷区なのだが、そんなに人が多くない。
途中「日仏会館」があったりして(NHKテレビ「フランス語会話」で言っていたが)この辺りは外人さんが多い。彼らが、家族連れで散歩しているのを見て、なんとなく心がなごんだ。
童謡『赤い靴』のモデルになった「きみちゃん像」の写真も撮った。
2時間近い散策の終点が、今話題の六本木ヒルズ。
森タワーって、単なる高層ビルというより、重量感もあって異様な感じだ。なんだかんだ言っても繁栄の象徴だ、と思う。
展望所と森美術館は行列ができていて、30分待ちということなので、見学はこの次の機会ということにした。
代わりに新宿に行って、都庁の展望台に登った。ここも以前、あまり混んでてパスしたような覚えがある。
最終日の5日は、午前中、新宿御苑へ行って、午後、ルミネ the よしもとの1じ3じの公演を見た。
(2006.5.20)
