第7回「ゾウさんも、キリンさんも好きです」名古屋東山動物園 
お子さま連れの定番スポットと言えば動物園。誰しも、幼き頃、動物園に心ときめかしたことでしょう。そんなこんなで、わが家の子供たちも本格的な動物園デビュー。2月の平日、父であるオイラはお仕事で不参加。今回は、わが妻によるレポートです。

冬だというのに、暑い暑い。
2月なのに最高気温16℃。快晴無風、絶好の動物園日和。ツアーご一行は私とジイジ、バアバ、娘(2歳10ヶ月)と息子(6ヶ月)の総勢5名、旦那は仕事。名古屋東山動物園へレッツ・ゴー! 園内は広い、広い。まずは駐車場からモノレールに乗り、正門付近へ移動。娘はまずまず喜んで乗り、息子はジイジにつかまってビクビクの表情。こんな高いところに登ったことないよね。
サイが怖くて逃げ出した。
はじめに見たのはクロサイ。オフシーズンのためサイが遊ぶ屋外広場は工事中。ファークリフトを使った作業が行われていた。サイはどうやら中の飼育部屋にいるらしい。しかし、中は暗い。おまけにクサイ。そんなところにサイがウロウロしている。娘は飼育部屋に入るなり、「こわーい」と外へ一目散に逃げだし、まだ中にいる私とバアバに向かって「はやく逃げてー」と叫ぶ。かなり恐ろしかったらしい。
動物園の人気者、ゾウさん。
これでは、他の動物も怖がるのではと心配しながらゾウの檻へ。本物を見たのはもちろん初めて。ここには同年齢の子供たちもたくさんいて、娘もご機嫌にゾウを眺めていました。ゾウは鼻を使って上手に砂遊び。娘はこれが気に入ったらしく、家に帰ってもお父さんに「ゾウさん、砂遊びしてた」と身振り手振りで報告していました。
動物園に何を見に行ったんだ?
ライオンはただゴロゴロしていただけで、娘にはあまり面白くないようだ。シマウマにも特に喜ぶことなく、ペンギンも水族館で見たからなあ。そんな娘の一番のお気に入りはハト。「待て、待てー!」と追いかけて喜ぶ。「動物園で何を見たの?と聞くと、きっとハトさんって答えるよ」とはバアバの談。娘はかなりしつこい性格なので、ターゲットにされたハトは、ずーっと追いかけられていた。なぜ、飛んで逃げない?
キリンさんは首が長いね。
昼食後、お楽しみのキリン舎に移動。その途中で、エゾヒグマの檻を見る。海に浮かんでいるブイのような、大きなボールで遊んでいる。ヒグマのパワーでボールはすでに粉々。ここに息子を放り込んだら一撃だろうなとちょっと考える。娘はキリンを発見して大喜び。連れてきた甲斐があったというものだ。昔は、キリンと一緒にダチョウがいたけど、今日はいなかった。
東山動物園のシンボルはコアラ。
東山動物園の目玉はコアラ。普段は寝ていて動かないが、お食事中で動いている。赤ちゃんコアラもいる。去年の夏生まれで息子と同じくらい。バアバは娘を抱いて、赤ちゃんコアラを見せようと必死。でも娘にはわからないようだ。ここのコアラはオス2頭にメス多数というハーレム。赤ちゃんもメスで、将来的に繁殖が心配。娘は家でお父さんに、「ラッコを見た」と言い張っていた。コアラの後は、コビトカバ 、チンパンジー、オラウータン、シロサイ、ローランドゴリラ、カバを見る。陽気のせいか軒並みごろごろお昼寝中。みんなやる気なし。息子は関係なく笑顔。
子ども釘付け遊園地ゾーン。
遊園地コーナーへ。汽車ぽっぽ系の遊具に3回ほど乗る。他の遊具は怖いと言って乗らないが、遊園地からは出たくないらしい。「おサルさんを見ながら、おやつを食べようか」と言うと、「はーい、おやつ食べるー!」とすぐに気が変わる。よかった、単純で。2月なのに暑くてのどが渇く。アイスクリームとお団子を食べる。すかさず、その場にいたハトを追う。いいかげんにしなさい。バアバに記念のおもちゃを買ってもらい、そろそろ帰ることに。
これがホントのバカ面?
出口付近に、顔を出して写真を撮る看板があった。そこで写真を撮ろうとするのだが、顔を出すことそのものが楽しいらしくおおはしゃぎ。無理矢理ひっぺがして帰る。広い東山動物園は、これでも半分ほどしか見ていない。また来ようね。この日、娘はよく歩いた。一日中歩き続け、ダッコやおんぶはほんのちょっと。父親といるとすぐに「お父さん、ダッコ〜」と言うのに。本当は歩けるじゃん。

〈ご案内〉
名古屋市営地下鉄 東山線「東山公園」駅下車徒歩3分または「星ヶ丘」駅下車徒歩7分
観覧料/大人500円・中学生以下無料
駐車場/
無料 約750台・有料 約750台(普通自動車30分ごとに120円)
ベビーカー貸出(有料)あり
Visited 02.2.21 (C)YAJIKITA NET

〈RETURN〉