第4回「少子化なんてどこ吹く風」赤ちゃん運動会  
妻が長男を出産した助産院では、その同窓生(?)を対象とした「へその会」というサークルがあり、様々な活動を行っている。そのひとつが、今回参加した「赤ちゃん運動会」。2歳7ヶ月の長女は、その助産院で生まれてはいないが、助産婦先生のお孫さんと同じ名前ということでおぼえが目出度く、ぜひ参加しなさいと誘われた。秋の休日といえば運動会。というわけで家族総出で行って来ました。

お母さんたちの手作りの運動会。
会場は愛知県東海市民体育館の2階、柔道場。「へその会」はここでラマーズ法講習会や妊婦体操、手作りおもちゃ遊びなども開催してきた。当日は朝10時から受付。混まないだろうとのんびり出かけたら(と言うより、子供が二人いると機敏には出かけられない)、この日は東海市民体育館を中心としたこのエリアで生協主催の健康づくりフェアが行われていて、シャトルバスも出るほどの混雑ぶり。ヒョエー、駐車場がないよ〜。
運動会の雰囲気満点で盛り上がる。
どうにかこうにか会場入り。3ヶ月になる長男はクーハンに入れられて荷物のよう。実際、会場内でも角の方にカメラバックと一緒に置かれていた(オイラが置いたんだけどね)。ホント、荷物みたいだった。三々五々、生まれたばかりの乳児から小学校入学前の子どもたちが両親や祖父母と集まってくる。それを見ていると少子化なんてホントかなあと思えてしまう。
怖いぞ、赤色チェック柄のウサギさん。
運動会は「へその会」の役員のお母さんたちがスタッフとして運営してくれる。みなさん揃いのピンクのジャンパーで、テキパキと働いている。ウサギとヘビの着ぐるみもやってきた。こちらは名古屋大学付属病院助産婦学校の学生さんのボランティア。子供たち相手に大変だ。しかし、赤いチェック柄のウサギと、ピンクでハートマークのうろこのヘビは怖いぞ。娘も最初は怖い怖いと大泣きだった。
親の心、子知らずだ。
ゼッケンやハチマキも役員さんたちの手作り。ご苦労様です。ほら、小さい頃、運動会や遠足で先生の言うことを聞かずに走り回る子供っていたでしょ。そんな子の親は大変だなと思っていたが、まさか自分がそうなるとは…。娘はプログラムも進行も無視して、会場内を走り回る走り回る。ああ、恥ずかしい。ゴールテープを持つウサギさんのまわりを競技を無視してぐるぐる走り、手を振っている。やめてくれ〜。
みんなで元気に「あ・い・う体操」。
定番はNHKテレビ「おかあさんといっしょ」の「あ・い・う体操」。みんな元気に体操中。その他の競技は、0歳児をかご型のクルマに入れて、引っ張って走る(おいおい、大丈夫か?)。親が子をおんぶしてかけっこ。虫取り網を使ったぬいぐるみすくいなどなど。ちなみにすくったぬいぐるみは持って帰れる。娘はぬいぐるみより虫取り網が欲しかったらしく、網をよこせと
大暴れ。冷や汗ものです。
勝つことに意義があると教えねば。
第1のコースがアンパンマン。第2のコースがバイキンマン。娘はかけっこに参戦。しかしゴールへは向かわず、横でカメラを構えるオイラの方へ一目散。コースアウトで失格。オイラは娘と一緒に二人三脚に出場し、ムキになって走り、妻に大人げないと言われた。しかし出る限りは勝たにゃいかん。スポーツとはそういうものだ。
運動会のお昼ご飯は楽しいな。
只今、お昼ご飯中。事前に申し込めば一人前600円でお弁当も用意してくれる。子供たちにはジュース1本付。もちろん、参加費を支払っているのでタダではない。午後からのクライマックスはお父さんVSお母さんの綱引き。もちろんオイラも参戦。お母さんチームは、「へその会」や助産院での顔見知りが多く、出産という難事を乗り越えた団結力もあり手強い。地域の綱引きチーム所属の猛者もいる。対するお父さんチームは初顔合わせでどことなく遠慮もある。さて、勝敗は?
ああ、女性たちの強さが身にしみる。
ゴールテープを持つ着ぐるみさんたちご苦労様でした。大変だったでしょう。結局、綱引きはお父さんチームはお母さんチームに良いところなく敗れた。閉会式の挨拶で、助産婦先生が「ご主人方もあらためて女性の強さを認識したことと思います」と結んでいた。チキショウ悔しいぜ!来年は必ず勝つぜ!と妻に言うと、最後にお母さんチームが勝つのが、この運動会のお約束に決まってるじゃないと言った。あ、そっか。

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Visited 01.10.21 (C)YAJIKITA NET

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