第11回「おサルの遊園地だホイサッサ」日本モンキーパーク 
愛知県犬山市。国宝犬山城や日本ライン下りのなどの景勝地を擁するこの地は、名鉄電車にとっての一大観光エリアである。明治村やリトルワールドなど名鉄経営の遊び場が点在。中でも日本モンキーパークはお子さま&家族連れをターゲットにしている。西武電鉄の西武遊園、近鉄電車のあやめ池、阪急電鉄の宝塚みたいなものであろうか。

他人のふんどしで相撲をとる遊園地。
モンキーパーク、すなわちおサルの公園である。犬山には京都大学霊長類研究所もあり(ワォ! 犬と猿)、それが縁で出来たのか、世界サル類動物園である。遊園地施設もあり、夏にはプールもあるというゴッタ煮状態。園内にはキティちゃんなどのサンリオ系からドラえもん、さらにはディズニー系やNHKのやんちゃるモンチャまで、お子さまが好きそうなキャラクターのアトラクションやおみやげがあふれてるという節操のなさ。親にとっては恐るべし。
懐かしの仮面ライダー大集合。
5・6月のスペシャルイベントは『仮面ライダーワールド&おジャ魔女どれみドッカーン』である。男の子には、仮面ライダー1号から龍騎まで、歴代ライダー勢揃いの実物大ジオラマが人気。女の子にはどれみちゃんのゲームやお絵かきが楽しめるコーナーがある。まずはライダーを見て…と思い入場するや否や娘は「こわ〜い」。薄暗い空間に赤く光るライダーの実物ジオラマを見ておびえまくり。確かにショッカー怪人のジオラマは不気味だった。
お目当てのどれみちゃん。
11:30と14:30の2回、おジャ魔女どれみドッカーン・ショー。期間中の休祭日は、どれみちゃんを始め、仮面ライダーやドラえもんやハム太郎などのショーを日替わりで開催。もちろんわが家は娘のリクエストに応えてどれみちゃんの日に来園。今日ここでショーをしない仮面ライダーやドラえもんチームは、県内の同様な遊園地やスーパーのショーに営業に出かけているらしい。どれみちゃんと握手も出来て娘はご満悦。ショー自体は一生懸命やっているのだろうが、大人の鑑賞には堪えず。当たり前か。
ファミリー以外は似合わない。
幼児レベルにはピッタリのアトラクションがいっぱい。園内もお子さま連れの家族がほとんど。高校・大学生らしきカップルもちらほら。まれに、水商売の店長&店のオネーチャンらしき(もしくは不倫風)カップルもいた。かなり目立っていた。いちアトラクション、200円から300円程度。ただし、2歳以上は有料。義母も入れて総勢5人(うち1名は8ヶ月)で行ったので、飛ぶようにのりもの券が減ってゆく。幼児には乗り放題パスポートもあり。
アトラクションの数は多いぞ。
以前に行った名古屋港シートレインランドに比べて、アトラクションの種類は多い。絶叫マシーン以外は、3歳以下の幼児でも、親と同伴なら問題なく乗れる。その分、のりもの券が減ってゆく。レストランや軽食コーナーも小さいながらも数はそこそこあり。ただし、持参のおべんとう広げて食べるコーナーは少ない。
無理矢理なバリアフリー。
モンキーパークの問題点。山を切り開いて造られたため、アップダウンが多い。だから帰宅後足がパンパン。そんなに距離は歩いていないのに。さらに、古い施設で、最近のバリアフリー化に無理矢理対応させたため、ベビーカーで通れるのだが、危険すぎる傾斜角度のスロープとか、めちゃくちゃ遠回りなスロープが多い。うっかり手を離すと暴走ベビーカーになる。ご注意を。
うちの息子に似ているのだ。
で、サルである。これはテナガザルである。単に檻に入っているサルを見せるだけでなく、見せ方にも工夫をこらしている。たとえば、リスザルの島。電流の流れる有刺鉄線と水路に囲まれたこの島には、リスザルがうようよ。帽子やメガネを取られるので注意と立て看板。飼育係のお兄さんが、いたずらをしないように見張っているが、すぐ近くまで現れる。ちなみに、ここのリスザルは同じ名鉄グループが経営する沖縄・石垣島のサル園にも出張しているらしい。
ど、ど、どこかお見かけしたような。
その他にも、サルが外にいて人間が檻の通路を歩く施設や、わずか1m程度の水路だけを挟んでサルを見ることができるコーナーなどもある。世界各国の珍しいサルがウヨウヨ。以前に出かけた南知多ビーチランドも名鉄グループの経営。モンキーパークにも同様に、サルに有料でエサを食べさせる販売機や、写真のサルゴミ箱など類似点が多い。南知多ビーチランドのイルカゴミ箱と、ここのサルゴミ箱とセットで製作している業者がいるのだろうか。

〈ご案内〉
名鉄「犬山遊園」駅下車 モノレールで4分
車の場合、名神高速道路小牧I.C.から国道41号線経由20分
9:30〜17:00(夏休み期間中はナイター営業日もあり)
入園料/大人(高校生以上)1,500円、小・中学生800円、幼児(3才以上) 600円
※のりもの券別途 ※お得なワンデイパスポートもあり
Visited 02.5.18 (C)YAJIKITA NET

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