7月のひとりごと★BACK NUMBER


01.7.24(Tue)

妻の話によると
いつものように娘の歯磨きが終わり

さて、うがいをさせようとしたのに
お遊びモードに入って、ぜんぜんうがいをしてくれない。
(娘はうがいのことを「くちゅくちゅ、ぺっ」と言う)
あんまり言うことをきかないので
「いい加減にしなさい!」と怒ったところに
丁度、ダスキンさんがやってきた。
古いダスキンを渡し、お金を払って、新しいダスキンをもらう。
一連のやりとりをダスキンレディー(と言うのか?)としていると
娘がやってきて、その方に
「あのね、怒られちゃったの」と告げ口したらしい
「くちゅくちゅ、ぺっしてたらね、怒られちゃって…」と
言いつけていたらしい。恐るべし、娘。


01.7.18(Wed)

“女子アナ”とは言うが、“女性アナ”とは言わない。
また、“男子アナ”という言葉は聞いたことがない。
テレビ朝日の『ニュースステーション』で
今週は納涼全国女子アナ中継という
どうでもいいようなコーナーがあって
女性ゲストが来ると必ずセクハラまがい発言が多くなる
キャスターの久米宏氏が、やたらと“女子アナ”“女子アナ”と
連発するため、妙に気になった。
“女子アナ”はやっぱり女の子のアナウンサーで
若くてピチピチはしているものの
所詮、女・子供で半人前だということになるのか。
女子アナも、“女子アナ”と呼ばれて喜んでいる場合ではないのではないか。


01.7.16(Mon)

とある日曜日。わが家の姫の優雅な一日。
朝6時、お目覚め。ひとしきりお布団の中でぐだぐだした後
お付きの者が起きるのに従って起床。シャワーをお浴びになられる。
7時半、ご朝食。「仮面ライダーアギト」が始まると
テレビに夢中でお食べにならないので
それまでに済ませたい。(お付きの者談)
9時、あまりにも暑いのでプールをご所望。
真っ赤なフリフリ水着で、優雅に水遊び。
お付きの者は、そのお世話。
なかなかお上がりにならず、2時間近くもプールで遊ばれる。
「しまじろうのビデオを見ませんか」というご提案に
ようやく水からお出ましになる。
その後、ベネッセの「しまじろうビデオ」をご鑑賞。
ひとしきり、歌って踊ってご満悦。
ご昼食時間なるも、「もう一本!」とビデオをご所望。
お付きの者の判断で、これを却下。かなりおむずかりのご様子。
12時、ご昼食。好きなビデオを見られなかったので
ご機嫌うるわしからず、食がお進みにならない。
かまわずご昼食終了。強制的にお昼寝タイムへ。
夕方まで、お健やかにお昼寝。お付きの者、しばし解放感。
4時、お昼寝からお目覚め。お付きの者の間に緊張が走る。
庭師がお庭で水やりをする傍らでお砂遊びに興じられる。

お風呂の時間であるにも関わらず、お砂遊びに夢中。
お風呂で水遊びしましょうと騙して強制連行。
その後、ご夕食を済ませられ、夜9時には就寝。
もちろんエアコンのきいた涼しいお部屋で。


01.7.13(Fri)

昨日の朝、目覚めると妻が「暑かったね、寝苦しかったね」と言った。
オイラは、「いや、そうでもないよ。ぐっすり寝られたよ」と応えた。
寝る前に、エアコンをかけ、部屋を十分に冷やしてから窓を開けて寝たので
意外と涼しかったようだ。妻は妊婦なので、ことのほか暑いのだろう。
と思っていた。ところが、今日家に帰ると妻が
鬼の首を取ったかのように
「エアコンが昨夜からつけっぱなしだったのよ」と言った。
そうか! 昨夜オイラは窓を開けただけで、エアコンを切るのを忘れていたのだ。
だから、エアコン直下に寝ているオイラは涼しかったのだ。

しかも、今日の夕方までスイッチが入っているのに誰も気づかず
ほぼまる一日近く窓を開けた中でエアコンが稼働していた。
「そう言えば、ブーンというエアコンの稼働音は
一日中聞こえていたのよね。でも、お隣かなって思って…」と妻。
「そう言えば、朝起きた時、ちょっとノドが痛かったなあ…」とオイラ。
あまりにも暑い日が続くので、みんなボーっとしている。


01.7.9(Mon)

2歳3ヶ月になる娘と二人きりで
長野県飯田市のおじいちゃん、おばあちゃんの所へ行きました。
名古屋から中央自動車道で約2時間。
助手席でチャイルドシートに座る娘は
やれ「お茶」を寄越せだの、「あっこ」抱っこしろだの
「おいる」降りるだのわがままを繰り出す。
こちらは高速道路を120km(違反だね)で走行中の身。
相手になってくれないとわかると
「おかあしゃん、いないね」とぐずりだし
「おじいちゃん、いく」と叫び、足をばたつかせて暴れ出す。
ようやく高速を降りて一般道を走り信号でストップすると
「ぶー、いく」止まらず進めと脅す。
信号だから、止まらないといけないのだよと説明しても
「ぶーて、ぶーて」ブーっと行けと文句を言う。
ほら、『スピード』とか『エアフォースワン』とか
動く乗り物の中で悪者と戦うアクション映画ってあるじゃないですか。
あんな感じでした。オイラは、ハリソン・フォードか。


01.7.6(Fri)

診断の結果、妻のお腹の中の子は男の子と判明しました。
今回、妻は第2子を産婦人科医院、つまり病院では生まず
助産院、つまりお産婆さんのところで生むことにしています。
両者は何が違うのか?オイラにもよくわかりません。
ところで、お産婆さんというと、腰の折れ曲がった小さなおばあちゃんが
白い割烹着を着て、一人でひょこひょこやってるイメージがありませんか。
オイラも最初、助産院で生むと聞いた時は大丈夫かなと思いましたが
見学に行ってみると、お産婆さんは確かにおばあちゃんでしたが
豪快で、力強い方でした。
そりゃそうだ。出産に立ち会うんだからタフじゃないとやってられないよね。
スタッフも何人かいて、機械などの設備も一通りありました。
しかし、
そこにあるお腹の中を音波で見る機械が
最新式ではないらしく
今まで、女の子のようにも見えるし
男の子のようにも見えるしとはっきりしませんでした。
ところが、先日、すべての妊婦に義務づけられている検診が
産婦人科医院であり、そこではあっさりと
「男の子だね」と言われたようです。
産婦人科医院と助産院の違いは、そんなところにあるようです。


01.7.4(Wed)

広辞苑によると“断念”とは、「思い切ること、あきらめること」とある。
本当はやりたいことがあったのに、泣く泣くあきらめた悲しさが漂う。
7月4日の中日新聞夕刊第一面。「愛知万博、堺屋構想のタワー断念へ」とある。
2005年愛知万博最高顧問の堺屋太一氏が、
博覧会の成功には絶対必要と実現を強く主張した
高層ビル「ワールドタワー」とビル壁面に映像を流す
「ヘクタールビジョン」の建設を
博覧会協会と愛知県、経済産業省が取りやめる方向らしい。
ここで、“断念”という言葉を使うと、
本当は造りたかったのに諸事情をかんがみ、
断腸の思いで取りやめましたというニュアンスになってしまう。
誰も、そんなもん造りたいとも、欲しいとも、造れるとも思っていないだろうに。
堺屋のおっちゃんに、気を使ったんだね。
たとえ、どんなに地位や名声のある人にでも
イケテナイなものはイケテナイと言える正直さを、オイラは持ちたい。


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